投資手法についていろいろと話題になっています。
株式や不動産、それに私がよく書くインデックス投資もそうなのですが、貯金をするということをおろそかにしてはいないでしょうか。
今回は投資をするための基礎トレーニングとも言うべき貯蓄の重要性についてお話ししたいと思います。
貯蓄の習慣がなければお金は増えない
私が常々感じていることなのですが、貯蓄の習慣がなければお金を増やすことはできません。
非常に地味なことなのですが、貯蓄をすることが資産形成の上ではなくてはならないものであると考えています。
これが盤石であるか否かはその上に構築する投資が砂上の楼閣となるかどうかにもつながっていきます。
現在は非常に投資にまつわる環境がよく、リスク投資をしなければという雰囲気が感じられますが、ちょっと私は危うさを感じています。
これだけ相場が良い環境のときにこそ無リスク資産の預貯金の重要性を考えてみましょう。
貯蓄の習慣をもつメリット
ここでは投資をしている人でも貯蓄をするという習慣を持つことがもたらすメリットをお話しします。
相場が急変しても気持ちを落ち着かせられる
これだけ凪の状態である経済情勢ですが、一旦嵐に突入するとそれこそジェットコースターのごとく私たちの資産を引っ掻き回されます。
上がった、下がったで一喜一憂してしまう。それがリスク資産というものです。
それとは別に預貯金を持っているとすると、リスク資産が乱高下していいたとしていてもどっしりと安定していますので、精神的に落ち着かせてくれるというメリットがあります。
資産を増やす土台となる
リスク資産は預貯金と比べると下げ幅が大きい代わりにリターンが大きいものですよね。
それがなければ株や投資信託のようなリスク資産に投資なんてしません。
この割合が大きければ大きいほど自分の資産も不安定ということになってしまいます。
これに土台となる預貯金があるとどうでしょう。
ほとんど資産は増えませんが、この金額を少しずつでも積み増すことで資産が上下するのを底上げをしてくれる効果をもつようになります。
いわばステージがどんどん高くなった状態でパフォーマンスをするような状態になっていきます。
この層が厚ければ厚いほどより安定的に資産を築いていくことができます。
貯蓄を増やすためには?
では、貯蓄を増やしていくためにはどうしたら良いでしょうか。
私はお給料などお金が入った時点で即貯蓄することを心がけています。
具体的な方法とはサラリーマンの方には財形貯蓄、フリーランスで仕事をされている方などは自動積立預金という方法があります。
これらを利用することで使ったり投資をする前に先どって預金をしてしまうのです。
一旦設定しておくとこちらから停止するという指示を出さない限りはずっと積み立ててくれますので非常におすすめですね。
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使い途はいろいろある
このような預貯金が積み上がってきますとどのように活用しようかとも思ってしまいますが、どのようにでも使えることが預貯金のありがたい点です。
投資待機資金にするのもよし、生活防衛資金と位置づけるのもよし、あるいはまとまった出費にそなえるのもよしと
さまざまなことに使えます。
パフォーマンスには期待しない
預貯金を増やすことは資産の底上げに非常に重要なのですが、気をつけておかなければいけない点があります。
それはパフォーマンスには期待しないということです。
現在は昔と違って残念ながら利息はほとんどつきません。
そのため、利息には期待をせずあくまで元本を積み上げるということを目的としたいですね。
パフォーマンスを期待するのはやはりリスク資産ということになります。
ですので預貯金のような無リスク資産と株式や投資信託といったリスク資産のバランスが非常に重要になります。
まとめ
このように投資をするということは非常に重要なのですが、いっぽうで貯蓄をすることも非常に重要なのではないでしょうか。
今回いろいろと足腰を固めるための貯蓄の方法について考えてみましたが、こつこつ貯める習慣が投資でも活かされるのではないかと考えています。
ちょっとがっつり投資に傾きすぎているなと感じられている方がおられましたらこの機会にちょっと貯蓄についても考えてみてはいかがでしょうか。
今日の記事が参考になれば幸いです。
またよろしくです!
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