今日はネット証券の楽天証券さんが投資信託の最低買付金額を100円に引き下げる件についてお話ししたいと思います。
投資信託は最低買付金額が設定されていて、それ以下では購入することができません。
その最低買付金額を引き下げることでより投資信託を買いやすくするというサービスの改善がなされることになります。
楽天証券での投資信託の最低買付金額が100円に
大手ネット証券の楽天証券さんが投資信託の最低買付金額を引き下げるというニュースリリースを配信しました。
5月27日(土)からほぼすべての投資信託の購入が100円から可能になるとのことです。
スポット購入・積立購入ともに100円からできるように
投資信託の購入はスポット購入という一回きりの購入と積立購入とよばれる毎月買い付けていく方法の2種類があり、それぞれで購入単位が異なっている証券会社が多いです。
そのようななか楽天証券さんは購入単位を100円に統一するにあたってスポット購入も積立購入も最低買付金額を100円に統一します。
他社との比較
というわけで大手ネット証券の最低買付金額を調べてみました。
調べたファンドはローコストインデックスファンドで調べています。
そのため毎月分配型などの投資信託の最低買付金額は違う可能性がありますのでご了承ください。
証券会社 | スポット購入 | 積立購入 |
---|---|---|
SBI証券 | 10,000円 | 500円 |
マネックス証券 | 1000円 | 1000円 |
カブドットコム証券 | 500円 | 500円 |
楽天証券 | 100円 | 100円 |
この表からもわかるように、ネット証券各社最低買付金額はバラバラです。
とくにスポット購入では楽天証券さんの100円からSBI証券さんの10,000円まで幅が広くなっています。
感じること
この件について感じることを書いてみたいと思います。
スポット購入100円はいいと思う
私が「いいね!」と思ったのはスポット購入が100円から購入できるということです。
初めて投資信託を購入する人にいきなり積立購入をすすめるのも少しハードルが高いものです。
そのため試しに投資信託を買ってみようという方はまずスポット購入をしてみると思うのです。
そのハードルがグンと下がり、100円からというと失敗してもいいやという気軽な気持ちで投資信託を購入できると私は思っています。
最低買付金額が高いとどうしても身構えてしまうものです。
その垣根を取っ払った楽天証券さんの姿勢は良かったのではないかと思います。
積立購入はそこまでいらないんじゃ?
いっぽうで積立購入に関してはそこまで必要ではないのではという気持ちをもっています。
積立購入する人はある程度購入してくれるでしょうからそこまで必要なのかなとも思ってしまいます。
ただスポット購入が100円に引き下げたので積立購入も100円にしてすっきりさせようというのかもしれませんがあまり新鮮味は感じませんでした。
SBI証券さんも追随してほしい
ここで感じるのが私がメインで取引させてもらっているSBI証券さんのスポット購入における最低買付金額の高さです。
ここのスポット購入の最低買付金額は10,000円なんですね。
これは同業他社と比較してもぶっちぎりで高い金額となっています。
昔はどの証券会社もスポット購入が10,000円で横並びだった状態がそのまま残っています。
これを改善して100円とは言わなくともせめて1000円程度までスポット購入の最低買付金額を下げていただければありがたいなと感じています。
株式の購入手数料やサービス等では競争を繰り広げている両社です。
SBI証券さんの改善も期待したいですね。
まとめ
今日は楽天証券さんが投資信託の最低買付金額を100円に引き下げた件についてお話ししました。
これが究極の1円単位での購入となるのかどうかはわかりませんが、こういった地味なサービス改善により少しでも投資信託が買いやすくなるのはいいのではないかと思っています。
残念ながら今はお取引していませんが、これからもサービス改善については関心を持っておきたいと思いました。
では、またよろしくです!
関心を持たれた方はアクセスしてみてください→楽天証券
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