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eMAXISシリーズのうち伝統4資産の信託報酬値下げに対して感じたこと

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出典:eMAXISホームページ

2017.2.11更新

このたびインデックスファンドの投資ブログに激震が走りました。

インデックスファンドシリーズの第一人者である三菱国際UFJ投信のeMAXISシリーズのうち、一部のファンドの信託報酬が値下げされるという報道がなされたからです。

さまざまな意見が飛び交っていますが、私なりの考えを書いてみたいと思います。

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信託報酬値下げとは

2月8日の日本経済新聞に以下の記事が掲載されました。

eMAXISシリーズはインデックスファンドの先行者のひとつとして安定した資産を築き上げています。

その資産額はトータルで2,357億円にのぼります。

しかもいままで後発のインデックスファンドが信託報酬の値下げ競争に走るなか、

泰然自若に信託報酬は下げない、さげても一定の資産額(そうとう大きくなってから)以上のごく一部をさげるという程度のスタンスでした。

それが今回伝統4資産に投じるファンドの信託報酬を業界最低水準へ引き下げることを発表したのですから驚きです。

値下げされると思われるファンド

値下げされるファンドは以下の4資産とおもわれます。

現在のところ三菱UFJ国際投信からは公式な値下げ表明はありませんのであくまで推測です。

  • eMAXIS TOPIXインデックス(純資産271億円)
  • eMAXIS 国内債券インデックス(純資産230億円)
  • eMAXIS 先進国株式インデックス(純資産355億円)
  • eMAXIS 先進国債券インデックス(純資産229億円)

あれだけ話題になっているニッセイアセットマネジメントの<購入・換金手数料なし>
ニッセイTOPIXインデックスファンドで純資産は61億円ですからeMAXISシリーズの資産額の大きさがわかります。

それだけに衝撃は大きいものと思われます。

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感想

このニュースを聞いて私が感じたことを書いてみます。

正直驚き

私がこのニュースを目にしたときにはうそだろ??と思ってしまいました。

eMAXISシリーズはインデックスファンドに投資する方なら誰でも知っているインデックスファンドシリーズの先行者のひとつです。

そのため信託報酬は現在話題となっている後発組とはことなり年0.54%と高値安定の状態となっていました。

それに安住していくものだと思っていました。

信託報酬の値下げ競争には加わらずもっぱら新しいファンドを乱発している状況でしたので本当に寝耳に水の状態でこのニュースを聞いて驚いています。

私も恩恵がある

このeMAXISシリーズはSMTインデックスシリーズとならんでローコストインデックスファンドシリーズのいわば第一世代です。

これ以前は先進国株式に投資するインデックスファンドの信託報酬は年0.6%台が安いものでしたのでこぞって買われた方も多いと思います。

私も現在のところ子供の投資口座内で、eMAXISシリーズの先進国株式インデックスに投資しています。

東日本大震災の前に投資し始めたため含み益が大きくなっており、売却して乗り換えるにしても税金や信託財産留保額の負担があるため乗り換えられない状態となっていました。

これが信託報酬値下げになると報われることとなります。

もしこの信託報酬の値下げが実現された場合、子供の投資口座の積み立てを現行のたわらノーロードから変更することも考えてきています。

こちらはまだ資産が積み上がっていませんので乗り換えるにしても問題はありません。

この例からみても後発組のインデックスファンドからeMAXISシリーズへのいわば逆流現象が起こる可能性もあります。

eMAXISシリーズのなかでも今回値下げされると思われる4資産はシリーズ開始時からあるもので単独の資産額も大きくなっています。

私のような以前投資していたが含み益があるために乗り換えられず放置されたまま別のファンドへ乗り換えたパターンの方ならば乗り換え先のファンドを手放してふたたびeMAXISに戻ってくることが考えられますよね。

そうすれば最近起こっていた資金流出も食い止められてふたたびインデックスファンドの雄としての立場を取り戻す可能性も考えられます。

SMTはどうなるのか

ここで感じたのですが、このインデックスファンドシリーズ第一世代はほかにもうひとつあります。

そうです。三井住友トラスト・アセットマネジメントが運用するSMTインデックスシリーズです。

こちらの動向も非常に気になります。

追従することになればインデックスファンドのローコスト競争がふたたび激しさを増すことになります。

この先行2シリーズの場合販売チャネルも多く、資産額も安定しています。

そのためこの競争により後発のローコストファンドが逆に資金流出の可能性もでてきますので目が離せません。

できれば8均等も

私はeMAXISシリーズの8資産均等型をメインに投資しています。

これもできればiFreeとの競争に挑んでもらいたいなとも感じました。

ただこちらの方は新興国株式や債券、それにREITも含んでいるため信託報酬値下げは難しいといまのところ考えています。

それならば今の信託報酬でSBI証券の投信マイレージサービスからポイントのキャッシュバックを受ける方がいいかなとも思っています。

資産額1000万円以上でSBIカードを保有している人ならば資産額の0.24%がポイント還元されますので、この制度が廃止されるまではこちらとの併用もありかなと。

この信託報酬の値下げによりSBI証券の投信マイレージサービスのポイントも現行の1000万円以上の場合0.24%分還元されていたのがこれを機に0.05%に引き下げられると思われますので、新しい信託報酬がどのくらい低くなるかは非常に気になります。

もし引き下げられた信託報酬と現行の信託報酬マイナスポイント還元分を比較すると以前の方が良かったということがないことを祈りたいものです。

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まとめ

以上のようにわたしなりにeMAXISシリーズが今回信託報酬を下げるというニュースを聞いて感じたことをまとめてみました。

非常に衝撃が大きいですが、これからの投資先をあらためて考えるいい機会になると感じています。

とくにこの4資産は投資のキモとして活用されている方が多いと思いますので投資していて良かったと感じられたらいいですね。

では、またよろしくです!

2017.2.11更新

新ファンドシリーズeMAXIS Slimが発表されました。

そのことについて新記事を掲載しましたのでご覧ください。

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資産運用
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ひめだか

インデックス投資とシンプルライフがテーマの記事を書いてます。
1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP®認定者。
【国際分散投資・iDeCo・ふるさと納税など役に立つおカネの情報】【年末調整や住所変更など手続の方法】を発信中。
妻と子1の40代のくせに会社を退職して社会の荒波にもまれる予定。

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