このブログとともに私はTwitter(@kotsu2life)でも記事の更新の告知や思ったことをつらつらと書いています。
そのTwitterでときどき告知をしているのですが、
このブログでも匿名の質問箱としてPeingというものを設置しています。
今回このPeingでご質問をいただきました。
内容は以下のとおりです。
積立投資をするには老い先短く元手がたくさんあります。にわか勉強するも、どの方向に進んで行くべきか指南いただけたらと思います。 先ほど子供が一番わかりやすいと勧められたので、いくつかブログ拝見し、フォローしました。50代です。
ご質問ありがとうございます。
私は40代ですので、ご質問いただいた方よりも若輩者なのですが、もし50代で積立投資を行うとすればどのようにすればいいのか考えてみました。
私が50代の投資初心者だとしたら・・・
私が50代の投資初心者だとしたらどのように投資を始めようかと考えてみました。
ちなみに私はインデックス投資がメインの投資家の一人です。
ですので、基本はインデックスファンドを利用した積立投資を前提とさせていただきます。
ご了承ください。
そのうえでの方針としてはつぎのとおりにしたいと思います。
- いきなり突っ込まない
- 若い人よりもリスク資産を少なめにする
- NISAを利用する
いきなり種銭を突っ込みすぎない
ご質問の内容を見ていると、預金をたくさんお持ちなのではないかと思います。
ただ、それだけでは今の金利下では資産を増やせないのでなんとか増やしたいのではないかとお見受けいたしました。
そのうえで私が感じるのはいきなり種銭(元手となるおカネ)をつっこみすぎないでいただきたい。ということです。
どうしても預貯金が多いとリスク資産に突っ込みたくなるのはよくわかります。
しかしながら、ここ2週間ほどの日経平均株価の変動をみてどのようにお感じになられましたでしょうか。
私からすると「たった7%の下落」くらいにしか見ていませんが、考えによっては「7%も減った」と感じられるのもうなずけます。
おそらく後者のほうが可能性が高いのではないでしょうか。
リスク資産に資金を投じたくなるのはよくわかります。
しかしながら、いきなり資産をリスク資産に突っ込むのは避けたほうがいいと思います。
若い方と同じようにゆっくりとスタートするという気持ちで取り組んでみてはいかがかと感じました。
若い人よりもリスク資産を少なめにする
積み立て投資を行う際にはどのような資産をどのような割合で積み立てるかを考える必要があります。
リスク資産に投じるにしても、株式は変動率が高く債券が低いと資産によって上下に変動する可能性がバラバラです。
いきなり株式100%のポートフォリオにしてしまうとマーケットの変動をモロに食らってしまいますので、債券や預貯金などの無リスク資産の割合を若い方よりも高めにしておくことをおすすめします。
資産は毎日変動しますので、良いときや悪いときがかならずありますので、値動きに慣れてから資産配分を調整してみてはいかがでしょうか。
NISAを利用する
あともうひとつ大切なことがあります。
それはNISA,つみたてNISAといった非課税制度を積極的に利用する
というものです。
リスク資産で利益が出た際には通常は所得税/住民税あわせて20.315%の税金がかかります。
利益が出ても5分の1以上を税金で持っていかれるのは非常にもったいないと思います。
幸いにして現在では投資促進税制としてNISA、つみたてNISAといった限度内での利益は非課税となる制度が整備されるようになりました。
これを利用しないのは非常にもったいないですね。
NISAを利用すると損益通算(利益と損失を合計して利益が出た分の税金を支払う)ことができませんが、利益が出たときにも税金がかかりません。
利益はいつ確定してもかまわないので、ぜひ利用されることをおすすめします。
まとめ:気持ちを抑えめにスタートされることをおすすめします
今回、Peingで送っていただいた質問にお答えさせていただきました。
答えとしてはゆっくり無理せず行っていただければいいのではということですね。
積み立て投資は少しの金額からおこなうことができます。
ですのでいきなりまとまった金額を投入するのではなく、慣れるまではゆっくり少しずつリスク資産に投じていただければいいのではないでしょうか。
関連記事として投資をおこなうにあたってお役に立てる記事をまとめましたのであわせてお読みいただければ幸いです。
お約束になるのですが、リスク資産は自己責任での投資が原則です。
資産は想像以上に変動しますので、投資はご自身の責任で行っていただきますようお願いいたします。
このような内容ですが、少しでもお役に立てたら幸いです。
では、またよろしくです!
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