2017年まではイケイケドンドンだった株価も最近では上がったり、下がったりと少しずつですが本来の相場に近づきつつあるような気がしています。
つい数か月前まで株式や為替市場が下落傾向になってきたかと思いきや、最近では再び盛り返すなどドキドキハラハラな相場になりつつあります。
そのような上下を繰り返す相場に対してどのような気持ちでいらっしゃるでしょうか。
相場の値動きに一喜一憂していますか?それとも泰然自若におちついて相場を見つられていますでしょうか?
現在相場が盛り返し、精神的にも落ち着くなどちょうどいい機会ですので、相場が急落したときどのように対処した方がいいのかを考えてみました。
あわてて売ってしまおうと考えられている方は必見です。
相場がちょこっと急落
2018年に入り、アメリカや日本では株式相場が急落したりしてニュースではちょっとした騒ぎとなっています。
ここ数ヶ月のうちでは久しぶりの急落ですから慣れていない人にはちょっとしたショックかもしれません。
このままあわてて持っている株や投資信託を売ろうとしている方はおられないでしょうか。
ちょっと待って下さい。
あわてて売らないで、もっとゆったりとした気持ちでいきましょう!
このような自体は日常茶飯事ですので気にしないことがいちばんです。
この程度のことはさすがに2017年にはあまりありませんでしたが、2015,2016年には数回ありました。
ですのでちょっとした(大きく感じることがあるかもしれませんが)相場の急落に対してはまずは落ち着いて静観することがいちばんです。
相場の急落はよくあることですから気にしないことが大切です!
あわてて売っちゃうとどうなるか
ここであわてて持っている株式や投資信託を売っちゃったらどうなるかを考えてみました。
売ること自体は非常に簡単ですのですぐにでもできます。
ただ問題はそこからです。
あわてて売るということは投資結果に満足しない状態で売却することになりますので、嫌な経験が残ります。
ここから買い直そうとしても疑心暗鬼となりどこで買えばいいのかわからない状態となります。
そうするともっと相場が下がってから買おうとずるずる引きずったあげくに相場が急激に上昇してそんなはずじゃなかったということになりかねません。
ちょっとした相場の変動でうろたえている状態でいわば投げ売りをしたところでひとつもいいことはありませんから注意しましょう。
投資信託を投げ売りしたあとで株価が急上昇の事態にみまわれることなんて「あるある」です。
対策法を考えてみた
今回のような相場全体が急落したときに私なりに行っている対処法をご紹介したいと思います。
この方法はダウや日経平均など市場全体が急落したときの方法ですので、個別株には当てはまらないところもあると思いますのでそれをふまえてお読みいただければ幸いです。
インデックスファンドに投資している方ならば参考になるかと思います。
しばらくは放置する
まずはあわてて売らずに落ち着くこと。これが重要です。
さきほども書きましたが、あわてて売ってしまうと買い直しが難しくなります。
そのため自分が投資していることを忘れることを意識してみてはいかがでしょうか。
自分の投資しているものの損益の確認をしないのはもちろん新聞の相場欄やネットのニュースは読まない、テレビのニュースは聞かないふりをするといった意識的に情報をシャットアウトするように努力してみます。
おそらくこれだけであわてて売ってしまうことは減るのではないかと考えています。
もうひとつ大事なことがあります。
自動積立をしている方はそのまま継続しておいてください。
ここで積み立てを継続しておくと、持っている投資信託の平均取得単価が下がります(つまり利益がでる水準が下がる)ので損失が改善しやすくなりますのでそのままにしておいたほうがいいと思います。
しばらくして自分の投資スタイルを見直してみる
一時的に自分が投資したことを忘れるという緊急避難的な行動が終わり、悲観的な報道に慣れてきたころに行っていただきたいことがあります。
それは自分の投資スタイルが自分にあっているか確かめるということです。
リターンが高いからといって株式メインの投資をしていたとしても、相場が急落することによって精神的におもったより消耗することがわかったりすることがあります。
そのような場合には株式の割合を減らして債券投資をする、あるいは相場が変動するリスク資産の割合を減らすといった対処ができます。
これを繰り返すことによってより自分にピッタリとフィットした投資スタイルが作られていくのではないかと私は考えています。
感じること
私がこの件に関して感じることを書いてみたいと思います。
相場の変動の経験はとても貴重なもの
15年ほどちまちまと投資してきた私にとって相場の変動の経験はとても貴重なものとなっています。
とくに貴重なものがリーマン・ショック時です。あのときはテレビやネットで阿鼻叫喚の状態となっていました。
そのとき私が取った行動は口座の損益を確認できず、ただ放置することしかできませんでした。
その後もギリシャショックや東日本大震災などさまざまな経済的な災害はありましたが、私が取れた行動はただ立ちすくむことだけでした。
そのような正常な判断ができないときにあわてて売ってしまうとのちのちやめておけばよかったということになりえます。
そうした経験を否応なく受けたことによって、少しは冷静に相場の変動を見ることができるようになったのではないかと感じています。
一朝一夕ではできない
相場の変動への対処は一朝一夕ではできないと私は考えています。
できることといえば自分に降り掛かってくることにたいしていかにゲームオーバーを避けるか。これに尽きると思います。
これは相場が急落すること以外にも暴騰するときにも当てはまると思います。
それを感じたのは2012年から2014年にかけてのアベノミクス相場です。
それまでは下落して損失が発生することは慣れていたのですが、相場が急騰する経験はしていませんでした。
そういった意味で長期間市場にとどまり続けることがいかに重要か考えさせられます。
ずっと市場にとどまり続けたらチキンハートな私も落ち着いて相場をながめられるようになりましたよ
実際に急落に遭遇して
2018年にはいままで順風満帆だった株価が突然荒れる事態となりました。
1日にしてニューヨークダウ30種平均株価が1000ドル以上、日本の日経平均株価が1000円以上の値下がりとなることもありました。
Twitterや他のブログを読ませていただいていると、急落の経験のない方はうろたえたり、あるいは困惑されている方も見受けられます。
私はこの記事のとおり今のところ様子見です。
相場が急落した原因は直後には結構不明であることが多いものです。
数ヶ月経過した後に「あのときはこのような理由で下落した」と下落した理由をあとづけされるものですので、自分のポートフォリオを考えるのはその解釈がでてからで十分だと思っています。
それまでは今まで通りの投資方針を貫き通していきたいですね。
仕事が忙しく相場どころではなかった
2018年10月に相場が暴落した際にはリーマンショック以来ともいわれるような急激な下落相場に見舞われました。
私はそのときにどうだったのか。
仕事がいそがしく、相場どころではなかったというのが実情でした。
相場を眺める時間がながければ長いほど、マーケットの変化に翻弄されることが多くなってしまいます。
その際に趣味でも、仕事でもかまわないので他に集中できることがあれば、あえてマーケットの動向を見ないという対処法でもいいのではないでしょうか。
どうせマーケットを眺めていても私達ができることはたいしてありません。
それならば市場が落ち着くまで損益をチェックしないというのも当座の対処法の一つであるはずです。
そして前出の自分の投資スタイルを見直してみるというのでも遅くはないと思います。
私もひさしぶりに下落相場に遭遇し、しばらくはほったらかした上で、落ち着いてこれからの投資スタイルについて考えてみたいですね。
まとめ
投資を始められた方はまだ自分の投資スタイルが決まっていない方も多いと思います。
市場に翻弄される経験をつむと次第に自分にあった投資スタイルがつくられていきます。
そうなると市場が急変したときにでも冷静に対処ができるようになりますので無理のないように投資をつづけられるといいなと私は感じています。
では、またよろしくです!
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