このブログでは、投資をすると同時に財形貯蓄などの天引き貯蓄や自動積立定期貯金をすることをおすすめしています。
いわゆる「投資ブログ」では、まずは投資の習慣付けが必要だから少しでも株を買ってみましょうというのが普通なのですが、
私はあえて貯蓄の習慣を身に着けてほしいと思っています。
現在では金利は非常に低く、お金をためたからといって利息が増えるわけではありません。
その地味な作業が投資への基礎体力を身につけることができるトレーニングになると私は考えています。
この記事では、貯蓄をする習慣を身につけることが将来投資家としての基礎体力を身につけるためのトレーニングになる理由についてお話ししたいと思います。
貯蓄の習慣が投資の基礎トレーニングとなる理由
貯蓄の習慣が投資の基礎トレーニングとなるのでしょうか?
貯蓄すること自体地味な作業だから
財形貯蓄にしろ、自動積立定期貯金にしても非常に地味な作業です。
お給料が入る前、あるいは入った直後にひっこぬかれて指定の口座にはいるだけですよね。
とてもじゃないけどわくわくするわけでもなく、ドキドキすることもありません。
現在は利息がほとんど増えないという状態ですので、ただひたすら元金をため続けるという非常につまらないことにしかなりません。
しかしこれを続けないと、お金をためることはできません。
財形などの天引き貯蓄じたい、任意の手続きですので取り組むための勇気が必要です。
さらに解約するためにはワンステップめんどくさいというのも非常に有利な制度なのです。
これらに取り組まなければ、お給料日前にはお金がない・・・と嘆く可能性も大いにありますよね。
この貯蓄をするという習慣を身につけることは投資においても役に立つと考えています。
それはなぜか、投資することも非常に地味な作業だからです。
株式などのリスク資産への投資のイメージはどのようなものを描いていらっしゃるでしょうか。
おそらく一獲千金のバラ色のイメージを持つ方が多いと思います。
それは半分正解で、半分間違いといえます。
なぜなら、たしかに投資は預貯金よりもはるかに高い利回りで増えていくことを期待するものです。
しかし、一方では損失を抱えたまま長期間低迷する可能性も含んでいるといえます。
元本保証の預貯金でお金をふやしていく習慣を身につけることができなければ、いわば荒波の投資の世界で耐えることは難しいのではないでしょうか。
預貯金は投資をするための強固な土台となるから
もうひとつ感じるのは預貯金は投資をするための強固な土台となるからというものです。
確かに株式にしても債券にしても投資をする際には価格が変動するため、安定しませんよね。
いいときもあれば、悪いときもある。
リスク資産だけへの投資に自分の貴重な財産をつぎこんでしまったときに、マーケットが暴落した際にあっという間に自分の資産に危機を迎えることになります。
ゲームオーバーだけはなんとしても避けなくてはいけない。
となると何が必要か。
それは潤沢な預貯金ではないでしょうか。
よく投資を行う前に生活防衛資金をためましょうという言葉を目にすることがあると思います。
これはまさにマーケットが暴落した際にもよるぐっすりと眠られるかどうかの試金石になります。
さらに、生活防衛資金以上の資金をもっているならば、暴落した際にも勇気を持ってリスク資産を買い進めることができますので、マーケットが復活した際にはより大きなリターンをもたらしてくれます。
それくらい、地味な預貯金には大きな力をもっているのですね。
まとめ:投資と平行でもいいので貯金しましょう!
今回は投資をするにあたって、預貯金を蓄えることが非常に大切なことについてお話ししました。
私は余った分を貯めるのはおそらく難しいのではないかと思っていますので、天引き貯蓄(財形貯蓄・自動積立定期貯金)の利用をおすすめしています。
これは最初の手続きを行ったら解約・停止の手続きをしないかぎりずっとお金をためてくれるという便利なサービスなので、投資家を目指す方はぜひ利用してみてはいかがでしょうか。
投資をして、マーケットに翻弄されるという経験も非常に大切です。
一方で預貯金をひたすらためつづけることでつまらないけれどもひたすら続けていくという地味な習慣を身に着けていただければよりよい投資家になれるはずです。
マーケットは良いことばかりではありませんので、ぜひ貯金をすることで基礎体力をつけてほしいと願っています。
では、またよろしくです!
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