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銀行の口座維持手数料導入の是非にたいして感じること

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口座維持手数料について感じること

2019年11月の頭ではメガバンクによる口座維持手数料を徴収するのかどうかについて検討が進んでいるようです。

マイナス金利となり、貸し出しの収益もさがっているなか、手数料収入もイマイチ。

いわば最後の切り札と言わんばかりの口座維持手数料です。

海外ではあたりまえのように徴収される口座維持手数料ですが、日本ではごく一部の金融機関をのぞいては徴収されていません。

この記事をお読みの皆さんもATM利用手数料や両替手数料、そして振込手数料を支払った方はいらっしゃるでしょうが、口座維持手数料を支払った方はほとんどいないはず。

そこで今回は銀行の口座維持手数料導入の是非に対してかんがえてみました。

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口座維持手数料について感じること

銀行の口座維持手数料のニュースを目にして感じるのは非常に強い拒否反応。

Twitterのつぶやきでも

  • ATM手数料を取るのにまだ手数料をとるのか?
  • 貧乏人から金をとってばかり。利息もないのに
  • もっと人減らせ

とかいった否定的な意見ばかり。

そこで私が銀行の口座維持手数料について感じることについてまとめてみます。

私は肯定派

私は銀行の口座維持手数料の導入には基本的には賛成です。

「基本的」ということを書いたのは一律の導入ではなく取るべき顧客からはきちんと取るべきということを徹底してほしいんですね。

利用者に負担ばかりおしつけると考えがちなのですが、後で自分なりにどうしていくかについて考えてみます。

サービスはタダではない

口座維持手数料導入の理由としては銀行の口座を維持するコストに限界を感じている状態なのは明らかです。

預金者からするとほとんどタダで金を預けていると考えがちなのですが、マイナス金利となっている現在ですので、銀行にあずけても日本銀行に銀行が利息を払わないと預かってもらえません。

さらに通帳発行には毎年200円の印紙税が、そしてATMなどの維持管理にお金がかかっているのは容易に想像できます。

今まであたりまえのようにタダで使ってきた口座もサービスの維持管理はタダではなく、費用がそれぞれかかっているということを認識すべきだと思います。

休眠口座の削減につながるのでは

さらに銀行にとって管理がめんどうだろうなと思うのが休眠口座の問題ですね。

こちらも預金残高がないのに口座維持コストがかかっている。

取れるだけ口座維持手数料を残高から引き落とし、残高がゼロになればその時点で解約。

これをすれば休眠口座の削減につながるのではないかと思います。

そのことを周知すれば休眠口座を解約されたくない人はそれなりの行動をおこすいい契機ではないかと感じますね。

段階を踏んで欲しい

しかしながら、いきなり一気に口座維持手数料を導入するとしたら反発はものすごいものだと思います。

もともと銀行にはあまりいいイメージをもっていない方などからはより強い反発がよそうされますね。

ですのでたとえば

  1. 休眠口座のみ徴収する
  2. 残高が一定基準以下なら徴収する
  3. 全体から徴収するが、残高に応じて徴収する

などのステップを踏む必要があるのかなと思いますね。

口座維持手数料がかかる金融機関もある

ほとんどの金融機関では口座維持手数料を徴収する金融機関はありませんが、なかには徴収する金融機関もあります。

以前シティバンク銀行だったSMBC信託銀行のPRESTIA口座では口座維持手数料を徴収しています。

手数料について|SMBC信託銀行プレスティア
口座維持手数料についてご紹介。口座開設・国際キャッシュカードならSMBC信託銀行PRESTIA

もともと富裕層をねらっているためか、口座維持手数料は非常に高額で月額2,000円(税別)が徴収されます。

もちろん徴収されない条件があり、たとえば残高が月平均50万円以上ならば徴収しないといった条件がありますが全体にハードルは高め。

そこまで極端じゃないとしてもなんらかの条件をクリアしたら口座維持手数料を徴収されないようになるのではないかと思います。

たとえば月平均5万円持っていたら減額・10万円以上なら免除といった感じになるのかなとも思いますね。

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私はどうする?

口座維持手数料の導入には基本的には賛成な私ですが、もし導入されたらどうしていこうかということについて考えてみました。

必要な口座ならきちんと支払う

私が生活していったり、資産運用していったりしていく上で必要な口座だった場合にはきちんと支払うつもりです。

サービスはタダで提供できるものではないのは理解しているつもりですので、もし口座維持手数料を課されたら支払うつもりです。

ただ、免除される条件をなんとかして探したいと思っています。

  • 月平均残高を維持する
  • 最小限の外貨預金・投資信託を保有しておく

などでクリアできるのでしたらまずは条件をクリアさせたいですね。

不要な口座はさっさと解約

生活に必要ではなく、単に持っているだけという口座もいくつかあります。

それらの口座の場合にはさっさと解約させようとおもいます。

手数料を徴収されるのが嫌なのに、無駄に口座を保有しているメリットは私にも銀行にもないはずです。

こういった口座はさっさと解約させてもらおうかなと思いますね。

ただ、解約へのハードルを低くしてほしいです。

窓口に行かなくても本人確認書類のコピーと通帳と解約依頼書を送れば解約してもらえると非常にありがたいですが、どうなることやらですね。

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まとめ:やむを得ないのではないでしょうか

今回、メガバンクが口座維持手数料を検討していることについて感じることをまとめてみました。

私は基本的には口座維持手数料の導入には賛成の立場です。

預金者が当たり前のように無料で使っている口座ですが、銀行は口座を維持するためにそれなりのコストがかかっているのは理解できるからです。

口座維持手数料をなんとか無料にできる条件を探し、それでも無理ならば口座維持手数料は支払うつもりです。

口座維持手数料を支払いたくない口座の場合はさっさと解約することで無駄な口座が減るのではないかと個人的には期待しています。

みなさまも、銀行の口座維持手数料のニュースにはご注意下さいませ。

知らないうちに導入されているかもしれないですよ・・・

では、またよろしくです!

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ひめだか

インデックス投資とシンプルライフがテーマの記事を書いてます。
1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP®認定者。
【国際分散投資・iDeCo・ふるさと納税など役に立つおカネの情報】【年末調整や住所変更など手続の方法】を発信中。
妻と子1の40代のくせに会社を退職して社会の荒波にもまれる予定。

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