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インデックス投資家としてのポートフォリオの変化を振り返ってみた

この記事は約9分で読めます。
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ポートフォリオ

いろいろ投資に関する情報を書いているこのブログですが、

今回はわたしが今までどのような資産に投資してきたかをお話ししたいと思います。

現在インデックス投資を中心とした投資を手がけて16年くらいになります。

ETF(国内・海外)に投資しまくっている後にインデックスファンド一本へとポートフォリオが変わったりした経験やリスク資産へ投資を始めたきっかけについてご紹介したいと思います。

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リスク資産へどのような経緯で投資したのか

私は株式・債券インデックスファンドやETFなどに投資を続けて16年くらいになりました。

そのなかでもちろんいいことばかりではなく、かのリーマン・ショックも経験済みです。

投資を始めるまでの私は当然ながら預貯金しかしていませんでした。

預金大好きだった私がどのようにしてリスク資産へ投資をはじめたのかについてご紹介したいと思います。

まずは、1冊の本を読んだことから始まります。

「投資戦略の発想法」との出会い

わたしが「投資」というものに触れるきっかけとなった1冊の本があります。

2001年に出版された木村剛さんの「投資戦略の発想法」と呼ばれる本です。

木村さんはその後「日本振興銀行」や同行にまつわる疑惑に関わり有名になった人です。

15年前の本はギラギラした感じのものではなく、本当にコツコツお金持ちになるにはどうすれば良いかを著された名著です。

その後何回か改訂版が出版されましたが、現在でも初版本のみは大事に持っています。

「投資戦略の発想法」で述べられていることはまず「生活防衛資金」を2年分蓄えなさい、投資はその後だと。

また,マイホームは持たずに賃貸がいい、仕事を極めろなど現在の節約など内容はインデックスブログではよく取り上げられることばかりです。

しかし社会人3年目の私にはなんとなくはわかりましたが、元となる資産も少なく、またドライブや旅行が趣味だったので、結局散財したため数年間は生活防衛資金を貯めることで精一杯でした。

この期間は私が身に付けた知識は以下のとおりです。

  • 財形貯蓄の利用法
  • 高金利な定期預金の選び方
  • 個人向け国債の買い方

これが現在の私の資産の種銭を作るのに役立ちました。

ねこ
ねこ

このブログで取り扱ってるものが多いね。

ひめだか
ひめだか

このときの経験がブログの話題になっているものが実は多いんだよ。

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インデックスファンドとの出会い

ただ、生活防衛資金を蓄えるだけではつまらないので少しの金額を投資信託へ積立することにしました。そこで初めて買った投資信託は以下の2つです。

リンクはモーニングスターのファンドページにリンクしています。

2つとも現在も運用されている長寿ファンドのひとつです。

トピックスオープンは名前の通りTOPIX(東証株価指数)に連動するように運用するインデックスファンド、ドルマネーファンドは米国の短期債に投資する投資信託です。

選定理由は「なんとなく」という適当なものでした・・・・(苦笑)

その後、トピックスオープンに投資していた金額がETF(上場投資信託)に投資できるくらいの金額(10万円くらいです)になりました。

ちょっとは勉強したのか投資信託と比較して信託報酬の低いETFを買うようになりました。

購入したのは今でも最も資産残高の大きいETFでTOPIX連動型上場投資信託(1306:証券コードです)です。

しばらくの間は1306の残高を増やすことと生活防衛資金を増やすことにしましたが、散財していたこともあり資産はなかなか増えませんでした。

インデックスファンドを乗り換えまくりな時期

その後、私はもう1冊の本と出会います。それは内藤忍さんの「内藤忍の資産設計塾」です。

この本ではアセットアロケーションについて丁寧に解説されていて、インデックスファンドに投資していればいいだろうと適当にしていた私に衝撃を与えました。

そして今まで投資していたTOPIX連動型上場投資信託(1306)に加えて外国株式、海外債券のアセットの投資信託を買い始めることに。

外国株式は今ではファーストチョイスとなっている先進国株式に投資するインデックスファンドを、海外債券のアセットは当時は為替差益が非課税の有利な点をもつ外貨MMFを購入していました。

ネットで情報収集を行ったのもこのころからで、少しでも信託報酬が低いインデックスファンドが発売されたら次々と乗り換えていきました。

このころの私の資産に占めるリスク資産の割合はまだまだ低く、乗り換えるのにもコストがかからなかったため、新しいインデックスファンドが発売されると乗り換えるのが楽しかったのもこの頃です。

そのころに投資していたファンドは具体的には以下のとおりです。

などなどと昔からインデックス投資をされていた方ならば耳にされたことのあるファンドばかりです。

悲しいことにほとんどのファンドはこれらの名称から変わってしまっていますね・・・償還されていないだけまだマシですが。

海外ETFとの出会い、そして別れ

次に私の投資生活に黒船がやってきました。今度は「海外ETF」です。

海外ETFはニューヨーク証券取引所やアメリカン証券取引所などアメリカの取引所で取引していたETFがネット証券で売買できるようになりました。

もちろんドル建てです。

NYSEとかドル建てとか私の投資マインドをくすぐるのにはもってこいでした。なんかかっこいいじゃないですか。アメリカの株とかを買ってるっていうのって。

ミーハーな目的以外にもちゃんとした理由がありました。それは日本で販売されていた外国インデックスファンドよりも信託報酬が低いのも大きな理由です。

インデックス投資家の方にはわかっていただると思いますが、信託報酬が少ないファンドを探すのは最大の幸せでした。

そうしていままでインデックスファンドオンリーで投資してきた私はETFに乗り換えることになります。

当時投資したETFは以下のとおりです。

  • 日本株式:TOPIX連動型上場投資信託(1306)
  • 米国株(S&P500):iShares S&P 500 Index(IVV)
  • ヨーロッパや極東地域(日本を含む):iシェアーズ MSCI EAFE ETF(EFA)

の3本立てになりました。

さらに黒船は押し寄せてきます。

今までは全世界の株式市場に投資するインデックスファンドを購入しようとすれば最低3つ(日本、先進国、新興国)のファンドを購入しなければなりませんでした。

これが1本ですむというETFも購入できるようになりました。

バンガード®・トータル・ワールド・ストックETF(ティッカー:VT)と呼ばれるETFは全世界の株式をこれ1本でカバーできるという夢のような商品です。現在でも投資されている方は多く、現在でも魅力のあるETFの一つです。

しかしながら海外ETFを購入するのにはデメリットがあります。

  • ドル建てである点
  • 高額の売買手数料がかかる

の2点です。

NYSEに上場されているのでもちろん通貨はドルです。

円をドルに替えるためにFXの現引を利用したりしましたが、

小口の資金では購入が難しく購入時期はばらばら、投資比率もぐちゃぐちゃな状態になってしまいます。

また、売買手数料は当時約25ドルもしていたためこれまた小口で買うのには手数料が高すぎました。

一方で国内籍のインデックスファンドは信託報酬も下がり、ドルコスト平均法でこつこつと買いやすくなっていくようになったため、

私は海外ETFをやめ再び国内籍のインデックスファンドを購入するようになります。

eMAXIS8資産均等のみに

こうして再び国内籍のインデックスファンドを購入するようになりアセットアロケーションを再構築していくようになりました。

ここで別の問題が浮上します。それは「アセットの管理が面倒くさくなる」ことでした。

自分の希望するリターンを得るためには、

どのようなアセットでどのような割合にすべきか調べてくれるソフトを使ったりして投資比率を決定していきました。

しかしこれって面倒くさいんですよね。

いくつものファンドを設定比率通りに投資しても、期待するようなリターンにならない場合も多く、頭の中はどのような投資比率にすれば良いか当時はそればっかり考えていました。

考えても考えても結論は出ません。そこで浮かび上がったのが「eMAXIS8資産均等型」と呼ばれるバランスファンドに投資するということです。

このファンドには1本で国内債券、国内株式、国内REIT、先進国株式、先進国債券、先進国REIT、新興国株式、新興国債券の8資産を12.5%ずつ投資してくれるというものです。

いろいろ比率をいじってみたりしても全部均等にしてもたいして変わらないのならシンプルにしようと考えるようになりました。

この考えのおかげでとてもシンプルな投資ができるようになりました。しかもたくさんの資産にです。

現在は8均+株式インデックスに

eMAXIS8資産均等型のみに投資するようになりとてもシンプルになりました。

最盛期には10本以上所有していたファンドが1本になったのですから管理する上でもとても楽になりました。

でも・・・・ちょっとつまらないんですよね。

今までさんざんポートフォリオをいじくり回してきた私です。

もうちょっといじくり回したいという欲求に駆られます。

ただ、8資産均等型のシンプルさも残したいと考え、8資産均等型をベースに先進国株式インデックス(たわらノーロード)と中小型株式インデックス(EXE-i 中小型株式インデックス)を加えるようにしています。

ちょっと遊び心を加えたような感じですね。

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まとめ:ファンドを乗り換えまくっていまに至っています。

投資を始めてからの私の投資生活をながながと書いちゃいましたが、どれだけ売ったり買ったりしていたか改めてびっくりしています。

しかし、このことについては間違っていたとは思ってません。

その時期その時期でベストな商品がないか、リスクを減らしリターンを得られるようにするにはどうすればよいかを常に真剣に考え、そして改善していった結果であると思っています。

また、今の私のポートフォリオが完璧であるとは思っていませんので、新しく信託報酬の低い8資産均等型などのファンドが出てきた場合は乗り換える可能性もあります。

今の時代は本当に便利にローコストでインデックス投資ができるようになりました。

簡単に投資できますのでありがたいものです。

今もなお、つみたてNISAをにらんで、eMAXIS Slimや楽天VTなどのいままでのインデックスファンドとは一味違ったファンドたちも多数誕生してきていますのでポートフォリオいじりの度はまだまだ続きそうです。

では、またよろしくです!

インデックス投資マネープラン
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ひめだか

インデックス投資とシンプルライフがテーマの記事を書いてます。
1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP®認定者。
【国際分散投資・iDeCo・ふるさと納税など役に立つおカネの情報】【年末調整や住所変更など手続の方法】を発信中。
妻と子1の40代のくせに会社を退職して社会の荒波にもまれる予定。

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