現在とある投資信託が大人気らしいです。
その名は日興アセットマネジメントのグローバル3倍3分法ファンドというものです。
1年でなんと2400億円もあつめたといういわば化け物ファンドです。
通常インデックスファンドの場合100億円も集めたらまぁまぁ上出来かなと思ってしまうのに、その24倍もあつめてしまうのですから物凄さがよく分かると思います。
実は・・・私ははやりものが好きではありません。
今までさまざまなファンドが鳴り物入りで登場しましたし、投資を行ったりしましたが、登場してからかなり後になってからなんですね。
確かにすごいファンドはさまざまなチャネルで評判を目にしたり耳にしたりするので投資したいという気持ちは起きるのですが、結局のところ投資することがありませんでした。
この記事ではインデックスファンドでは流行りものが好きではない理由と、ファンド選択の考え方について考えてみたいと思います。
インデックスファンドで流行りものが好きではない理由
ではさっそく私がインデックスファンドで流行りものが好きではない理由について考えてみたいと思います。
ファンドの評価が固まっていないから
まず最初の理由としてはファンドの評価が固まっていないからというものがあります。
どうしてもコンセプトが面白いファンドは毎年登場しますよね。
今回のグローバル3倍3分法ファンドもそうですし、ETFに直接投資するファンドなどいろいろです。
そういう鳴り物入りで登場したファンドの場合、評価が固まっていないんですよね。
コンセプトが面白いから資産が増える、けれども実はコスト高だった。
ということが多々ありました。
決算の情報を見るたびにがっかりした意見をよく見たものです。
ですので私の場合には数年間たって使えそうだなと思えば投資を検討するくらいな感じですね。
乗り換えが非常に難しいから
私はすでにインデックスファンドでそこそこの資産を運用しています。
これを乗り換えるとしてもコストや手間がかかるために、はっきり言ってめんどくさいんですよね。
今までそこそこの結果が出せているのだから、これでいいやと思ってしまうわけなんです。
金額が少なかったり、利益が出ていない状態だと乗り換えは簡単なのですが、利益が出ていた場合などのでは乗り換えるのに税金や信託財産留保額などが必要な場合があり、注意が必要ですね。
別に困っていないから
そして最後の理由としては今のファンドで困っていないからというものです。
確かにコストが高かったり、利便性が悪いといったことがあれば乗り換えることにしますが、現在のところそこまで困ることもありませんし、シンプルでわかりやすいコンセプトになっています。
シンプルな構成の場合だと飽きも来ず、ずっとのんびり積み立てができますので結果としては下手に売買するよりも良い結果をもたらすのではないかと思っています。
ファンド選びの基準
それでも私も新しいインデックスファンドを買いたくなったりすることもあります。
その際のファンド選びの基準についてご紹介したいと思います。
コンセプトがシンプルかどうか
一番感じているのはコンセプトがシンプルかどうかというものです。
投資信託には先進国に投資していますとか全世界の株式に投資していますとか8資産に均等に投資していますといったファンドそれぞれのコンセプトがありますよね。
その後の投資先(ETFだったり、先物だったり)はいろいろとありますが、コンセプトがシンプルかどうかが一番大切かなと思っています。
となると冒頭でご紹介したグローバル3倍3分法ファンドはこのコンセプトがシンプルに説明できないんですよね。
一言二言追加で喋らなくてはいけない。
これだと私はちょっとまだ様子見かなぁと思ってしまうんですよね。
流行りものには手を出さない
次には流行っているものには手を出さないということがあります。
どうしても投資信託というものには流行というものがついて回ります。
流行したファンドは純資産額もうなぎのぼりで安泰かとおもわれるのですが、
私の場合にはいろいろと説明ができないのでちょっと最初は手を出さないようにしています。
結果として手を出したのはeMAXIS Slimだけでした。
保守的なのかもしれませんが、流行り物には手を出さないように気をつけていますね。
決算が出てから考える
最後には第1回決算が出てから投資するかどうかを考えるというものです。
目論見書での信託報酬と決算時の実質コストは多くの場合実質コストが高くなります。
これが想像以上に高いコストとなっていることもよくありますよね。
ですので最初の決算が出るまではできる限り投資しない、投資するなら少額に留めるということを心がけたいと思いますね。
まとめ:流行り物には要注意です
今回はグローバル3倍3分法ファンドを例に流行っているファンドには手を出さない理由について考えてみました。
シンプルなファンドが好きなのと、乗り換えが大変なことなどが大きな理由なのですが、流行り物のファンドの場合には営業をかけられたりして購入している方も多いと思います。
ですので営業をかけられることのない小動物系投資家の私としてはさまざまな調べれば得られる情報を基にファンドを選択していきたいとおもいますね。
儲かるかもしれませんが、山高ければ谷深しと言われるように、下がるときにはガツンと下がるファンドでは泣かないよう気をつけていきたいとも感じました。
では、またよろしくです!
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