2019年1月14日に東京都品川区の「きゅりあん」(品川区立総合区民会館)にて「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the year 2018」の授賞式が開催されました。
今まではTwitterや公式ページで結果発表を見てきた私なのですが、今回ははじめて授賞式に参加させていただきました。
その後の懇親会にも参加させていただき、非常に充実した時間を過ごすことができました。
この「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the year 2018」の受賞ファンドがどのようなものだったのか、そして私が感じたことについてまとめてみたいと思います。
受賞ファンドについて
今回受賞したファンドについてまとめてみましょう。
その前に
「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the year 2018」では以下のような資格と投票ルールについてまとめてみました。
“投信ブロガー”であること。2018年9月30日までにブログを開始していること。
といういたってシンプルなルールです。
ちなみに私が投票したファンドについてまとめた記事です。
一応2つはベスト10に入っていたようです。
順位 | 受賞ファンド | ポイント数 | 投票者数 |
---|---|---|---|
1位 | eMAXIS Slim 先進国株式インデックス | 177P | 66名 |
2位 | <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド | 127P | 43名 |
3位 | eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | 103P | 40名 |
4位 | 楽天・全米株式インデックス・ファンド | 86P | 37名 |
5位 | eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) | 68P | 26名 |
6位 | セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド | 67P | 23名 |
7位 | Vanguard Total World Stock ETF(VT) | 57P | 17名 |
8位 | eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 49P | 26名 |
9位 | 楽天・全世界株式インデックス・ファンド | 46P | 23名 |
10位 | eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本) | 34P | 14名 |
ファンド名のリンクは1−5位はそれぞれの受賞ファンドについての公式サイト内詳細ページ、6−10位は公式サイト内でまとめたページ(同じページです)となっています。
ブロガーさんがファンドに投票した理由がきちんとまとめられていますので一読の価値アリです!
授賞式の際に私が書いたコメントも紹介されていました。
ちょっと恥ずかしかったぁ~~~(笑)
詳細については以下のページに詳しく書かれていますので、読んでみてください!
受賞ファンドについて感じたこと
それぞれのファンドのランキングについて感じたことをまとめてみました。
- 予想以上に楽天VTの評価が厳しかったこと
- コストが一番大切な要素であること
この2点が私なりに感じています。
では、それぞれの感じた理由についてみてみます。
予想以上に楽天VTの評価がきびしかった
日本を含む全世界の大中小型株すべてに投資する海外ETFに投資するという投資信託の楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天投信投資顧問)。
2017年にはグランプリを取得したファンドでしたが・・・
2018年には9位と惨敗の結果に。
私は楽天VTは高い評価をしており、
- 海外ETFへの投資する際のハードルであるまとまった単位のお金やドルへの両替は必要ない
- 簡単に積み立てができることや楽天証券iDeCoでは対象ファンドに選ばれている
などの投資信託と海外ETFのもつメリットを融合した商品だと理解しているためもう少し高い評価が得られていると思っていました。
しかしながら・・・ふたを開けてみるとびっくり。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)(三菱UFJ国際投信)が3位に。
ベンチマークは異なるものの、日本を含む全世界の株式に投資するインデックスファンドのなかでもっともローコストな点が評価されたのと、
単純にVTに投資するだけなのにコストが高すぎるというネガティブな評価が加わった結果じゃないのかなと感じました。
あとは先進国株式投資派や米国株式投資派の割合が多い現在、ちょっと少数派の全世界株式投資派の票が割れたのではないかとも個人的には感じています。
コストが一番大切
1位から20位までのファンドのなかで特筆すべき点があります。
それはeMAXIS Slimシリーズが7ファンド入賞していたことです。
eMAXIS Slimシリーズのコンセプトは「業界最低水準の運用コストを将来にわたってめざす」というもの。
そのわかりやすいコンセプトがブロガーさんに浸透し、結果として受賞ファンドにつながったのではないかと感じています。
eMAXIS Slimだけではありません。
<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドも競争をあきらめたわけではなく、これからもコストをさげる努力をするとの熱いメッセージがありました。
インデックスファンドはいかにローコストであることが大切かということをあらためて認識させられました。
授賞式に参加して感じたこと
今回インデックス投資を長いことやっているくせに一度も参加したことのなかった私が、
「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the year 2018」授賞式、そして懇親会に参加させていただいたことについて感じたことをまとめてみたいと思います。
人のつながりができてよかった
今までブログで記事を書き、そしてTwitterで反応をいただいていたのですが、事実上は孤独なものです。
ネット上だけのおつきあいだったのが、1日にしてリアルな人と人のつながりに変わっていったことが実感できました。
東京や大阪などに在住の方の場合はオフ会が頻繁に開催されており、それなりにつながりをもつことができるでしょう。
しかしながら、四国に住む私はいままでそういった機会がありませんでした。
今回「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the year 2018」の授賞式に参加するのも非常に不安でした。
そのような不安も一瞬で吹き飛ばし、初めてで人見知りの私を迎えていただいたことに感謝しています。
そしてインデックス投資界の著名人の方、そして私がブログを書く前から読みふけっていたブロガーさんと直接お話ができて本当に良かったと思います。
このFace to Faceなつながりをがっつりと作ることができただけでもわざわざ東京までお出かけした甲斐があったと実感しています。
インデックス投資仲間と話せてよかった
私には職場を含めて周囲にはインデックス投資について話をする人はいません。
そのため勝手に感じたことをブログで書き散らかしているのですが、ファンドについてのあれこれについていろいろと話すことができたのが本当によかったです。
授賞式の前に辛味投資家の方々と中本タンメンに一緒に行き、ものすごい辛味のレベルの高さに驚愕した一方でファンドの話をがっつりと語り合ったり、
懇親会のあとに、浴びるほどお酒を飲み、明け方近くまでヘベレケになるなかで濃いトークを繰り広げていただいたりと自分もひとりぼっちじゃないんだということを実感しました。
普段は自分の頭の中で考えていることを語り合える仲間っていいなぁと感じましたね。
まとめ:興味があれば参加しよう!
今回、「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the year 2018」に初めて参加させていただいて感じたことについてまとめてみました。
受賞ファンドはeMAXIS Slimシリーズの圧勝だったのですが、私はトップ10に入っているファンドならばどのファンドを選んでも失敗はないのではないかと思っています。
それだけトップ争いは激しかったといえます。
そして辛味投資オフから授賞式、懇親会、2次会、3次会とお付き合いいただき本当にありがとうございました。
時間の制約上すべての方にごあいさつができなかったため、お話できなかった方もいるのが非常に残念です。
「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the year 2018」などのイベントに参加したいけどちょっと怖いなと思う方がいらっしゃるかもしれませんが、皆さんアットホームに迎えていただけます。
ですので、ぜひ一度生で授賞式や懇親会に参加してみてはいかがでしょうか?
その際にはぜひ私と名刺の交換をさせてくださいね!
では、またよろしくです!
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