ネット証券各社が続々と株式取引手数料を無料化していっていますね。
まさに右にならえという感じ。
本当に1社がやればうちもうちもと、連れションのごとくどこも無料になっていっていますね。
しかも国内株式取引手数料だけではなく、海外ETFも無料化する証券会社もあるのですからびっくりです。
私が海外ETFに投資していた頃には1回の取引手数料が27ドルという時代ですから、世の中も変わったなぁと実感してしまいました。
しかしながら、ちょっと思うんです。
株式取引手数料の無料化を非常にうれしいとよろこんでいる方が大多数だと思いますが、私は少し不安に思っています。
心配なのは以下の2点です。
改悪されるサービスがあるのでは?
今まで手数料を稼げたのにそれがゼロになる。
証券会社も慈善事業でやっているのではありません。
それなりに自己売買などの利益や無料対象外の手数料収入でなんとかなるという算段を踏んでのことだと思います。
しかしながら、それにともなってフリーライドしていた投資家にしわ寄せがこないかということを心配しています。
まさに高還元クレジットカードの改悪と同じ事態にならないかという不安ですね。
たとえば投資信託保有につくポイントなどが改悪されないか心配になってしまいました。
今まで株式取引手数料を払ってくれている投資家のおかげで維持できていたサービスが中止・縮小してしまわないか不安になっている私です。
カモネギを期待している?
そしてもう1点が株高と株式取引手数料が無料になって新規参入者の方が暴落で餌食にならないかという心配です。
株式市場が現在年初来高値になっているうえに、海外ETFを含めて取引手数料が無料という大盤振る舞いになる。
すると今まで投資していなかった新規参入者が多額の資金を投じないかという心配ですね。
自己責任という原則を忘れて一獲千金を狙う人が増えそうな気がします。
今の状況はまさに誰もが株式を買おうと思う状況に入りつつあると思っています。
みんながもうかると思ってしまっている。
ただ、株式はもうかるばっかりではなく、暴落によって損をしたり、ひどいばあいにはマーケットから退場させられてしまうような非情な世界です。
いわばカモネギをマーケットが期待しているのではないかということですね。
自己責任で片付けるべきなのでしょうが、少し心配です。
まとめ:必ずしもプラスばかりではないはずです。
今回ネット証券各社が株式取引手数料を無料化するニュースを聞き、私が心配していることについて考えてみました。
- 改悪されるサービスがあるのではないか
- カモネギにされる人が出てくるのではないか
というのがポイントです。
単に手数料が無料になることでよろこんでばかりいられない人もいるということを考えながら使えるサービスを利用していきたいなぁと思っています。
では、またよろしくです!
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