この水草はさまざまなものがあるのですが、一番リーズナブルなのがホテイアオイです。
ホームセンターやペットショップに行けば1株100円前後で売っており、しかも根がメダカの産卵場所として最適なので私も重宝しています。
ところが、このホテイアオイ、ひとつ問題点があります。
それは、夏場は繁殖しまくって増えすぎるというもの。
せっかくいい環境にしたのに水草だらけにして何も見えないだけでなく、メダカが動きにくくなるので生育上好ましいものではありません。
そこで必要なのがホテイアオイの処分なのですが、私のように稚魚を育ていている一人としてはただ捨てるのは決して好ましいものではありません。
そこでひと手間かけて増えすぎたホテイアオイを処分するようにしています。
この記事では、私が取り組んでいるホテイアオイの処分法をご紹介したいと思います。
ホテイアオイの正しい処分方法
では早速ホテイアオイの正しい処分方法についてご紹介したいと思います。ざっと以下のようなステップを踏みます。
- バケツに水を張る
- 稚魚側のホテイアオイのうち処分するものをバケツに入れる
- 親魚がいる水槽のホテイアオイを稚魚水槽へ移し替える
- 1日放置する
- バケツのホテイアオイを洗って処分
生えすぎたホテイアオイを処分してみた
では早速増えすぎたホテイアオイを処分したいと思います。処分するのはこの水槽に生えたホテイアオイです。 いやぁ、めちゃくちゃ増えてますねぇ。
しかも暑さのせいか葉っぱが黒くなったりしていて非常に環境的に好ましいものではありません。
この中には多数の稚魚が住んでいますので、避難場所としては最適なのかもしれません。
このホテイアオイ、前回間引いてから2週間ほどで生えまくっています。
間引いた際に付着していた卵から孵化した稚魚がたくさん住んでいますので、できればそだってほしいもの。
これから稚魚側のホテイアオイを間引いていきます。
用意するもの
では用意するものをご紹介したいと思います。 必要なものはたった一つ。水をはったバケツ
これだけです。 なぜ水をはったバケツを用意するのか。
それは間引いたホテイアオイに稚魚が潜んでいる可能性があり、稚魚を洗い出すためです。
確かにホテイアオイを処分するだけならばそのまま間引いてゴミ箱へポイ!すればいいのですが、稚魚を育てている私としてはホテイアオイに潜んでいる稚魚ごと捨ててしまうのは忍びない気持ちがあります。
完全に救える保証はまったくないのですが、せめて一匹だけでも救いたいもの。
そこで考えたのが水をはったバケツに処分予定のホテイアオイを入れて1日放置して処分するという方法だったんですね。
間引いてみる
ではこれから具体的にメダカの水槽に生えまくっているホテイアオイを間引いていきます。写真の水槽が2つありますが、左側が親魚がいて、右側に稚魚がいます。
これらをすっきりさせていきますね。 まずは稚魚側のホテイアオイを間引いていきます。
といっても生えまくっているホテイアオイを適当にさきほどご紹介した水をはったバケツに打ち込んでいくというごく単純なものです。 間引いたホテイアオイがこちらになります。
いやぁ、たくさんありますね。夏場はすぐに生えてしまうので結構雑草みたいな感じになってしまいます。 ほぼ間引いた稚魚側の水槽がこちら。
最初のがぞうと違ってスッキリとしていますよね。
親魚側のホテイアオイを移植
次に親魚側のホテイアオイを稚魚側の水槽へ移植します。理由は簡単。
新たな稚魚が誕生しても親魚に食べられないようにするためですね。
メダカは親魚に卵や稚魚が食べられますので、そのままでは繁殖はできません。
そのために稚魚を別にして育てるのがセオリーなのですが、卵の採取はめんどくさいんですよね。
そこで考えたのが親魚側のホテイアオイを稚魚側に移し替えるというもの。
これをすればわざわざ卵を探す必要がありません。 そうやって水槽全体のホテイアオイの量を調整していきます。
一旦稚魚側に持っていったホテイアオイも葉っぱが黒ずんでいたりしているものもありますのでそれもバケツへ入れると・・・
以下のようにスッキリとしました。
ホテイアオイを処分する
バケツにホテイアオイを入れて1日ほど放置しておきます。その間に稚魚がフラフラ~とバケツに出てくるのを期待するんですね。
そして最後の処分方法は以下の通りとなります。
- ホテイアオイをバシャバシャと根をバケツ内で洗う
- 捨てる
汚いですが、この中に稚魚が潜んでいることがたたありますので、一手間かける価値はありますね。
ここで稚魚が発見されたらすくって、稚魚用水槽に入れればとりあえずは生きながらえることができます。
まとめ:ひと手間かけて稚魚を増やそう
今回増えすぎたホテイアオイの処分方法をご紹介しました。ただポイポイと捨ててしまうのではなく、水をはったバケツにいらなくなったホテイアオイをいれて1日放置して洗ったあと処分する
そして親魚側の生えすぎたホテイアオイを稚魚側に移植する
というちょっとめんどくさい方法を取っています。
これをすることにより稚魚を救うことと新たな卵を稚魚にすることの両面を狙っています。
ちょっとめんどくさいのですが、これをすることにより稚魚が増えましたし、稚魚をビオトープ内で育てたことで死亡率も下がっていると思います。
ホテイアオイは安く卵も採取できるのですが、夏場は生えすぎるのがネックなのでこのように時々処分してみてはいかがでしょうか。
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