生命保険って契約するのは簡単ですが、解約は非常に難しいと思っている方は多いと思いますが、いかがでしょうか。
契約は非常に簡単にできるのに、いざお別れするとなるとさまざまな横やりが入ってくる。
私は住友生命のアカウント型保険「ライブワン」に加入していたのですが、募集の際には保険レディの方があの手この手で契約にもっていこうとしますが、いざ契約するとほったらかしでお別れをしたくなりました。
しかしながらネット生保はともかく国内生命保険会社の保険に契約していると保険レディの人に気をつかってなかなか解約できないですよね。
私もその一人で、10年くらい解約したい、いやできないなぁ。とかある意味恐怖の解約防止策があるなどモヤモヤとして解約できませんでした。
もし解約を考えている方で私のようにダラダラと保険を続けている方はぜひ読んでください。
この記事では私が契約していた生命保険を解約した体験談についてまとめてみました。
住友生命の生命保険契約を解約する方法
住友生命にかぎらず大手生保の解約って非常にわかりにくいですし、まして保険レディの方や営業支部にのりこんだところでまったく意味がありません。
あの手この手で解約しないよう説得という名の解約防止措置がとられてしまいます。
ではどのようにしたら保険契約を解除できるのでしょうか。
支店の「窓口」なら解約できる
保険を契約することは窓口も幅広いためすぐに契約できます。
ただ、解約の場合はそうはいきません。
だって保険会社は解約なんかしてほしくないんですから。当たり前ですよね。
というわけで解約の窓口を探すのは結構めんどくさいです。
そこで生命保険の解約の窓口を調べました。
ホームページをみると解約は
契約者ご本人さまから担当のスミセイライフデザイナー、またはスミセイコールセンターへご連絡ください。
出典:住友生命ホームページ
これやっちゃダメです。このまま担当の方に言いくるめられてうやむやになっちゃいます。
そこでおすすめなのが
「ご来店窓口」での解約です。
ご来店窓口は各都道府県に1か所から多いところでは数か所程度あります。
そこらじゅうにある支部は保険契約を結ぶための拠点ですので間違えないようにしてください。
そして、受付時間は「平日の午前9時から午後3時30分まで」です。
平日の昼間のみですので有給休暇をとらないとダメかもしれません。
私は有休をとって行きました。
つぎはいよいよ私の体験談です。
実際にやってみた
ではどのようにして生命保険を解約したのでしょうか。
用意したもの
いざ「お客様窓口」に乗り込むためには準備万端で行かなくてはなりません。
せっかくその気で乗り込んだのに書類の不備を指摘されて意欲が萎えてしまっては元も子もありません。
必要なのは
- 保険証券
- 契約時の印鑑
- 身分証明書(運転免許証など)
- 通帳など払い戻し時の口座番号がわかるもの
です。
実際に乗り込んだ
前の日の晩にはどれだけえげつない解約防止折衝(要するに引き留め工作)を受けるのだろうかとびびりまくってなかなか眠れませんでしたが、頑張って行ってきました。
香川県に住んでいるので行き先は「高松支社」です。
ひっそりと人がいないところに「お客様窓口」があり、しかも中が見えないような扉になっており恐怖感はマックスに。
意外とあっけない
大きなビルにしてはあまりにも小さな部屋に入って
中にいた方に解約の意向を伝えると「あっさりと」書類を作ってくれました。
そこにハンコをポンポ〜ン♪と押したらあっさりと解約完了。
時間は20分もかからなかったと思います。
一生懸命ロールプレイングして練りに練って考えた解約理由も先方から「保険の見直しですね」って言われて「はいー」で終了。
最後に生保レディからのお電話
無事解約手続きも終了して家に帰ってほっとしたのもつかの間、僕の携帯に別の県で契約した担当の方から電話がありました。
正直話したくなかったのですが仕方なく出ることに。
形通りの話だったのですが、最後に「どこの保険会社にしたのですか?」と聞かれたので「ご想像におまかせします(余計なお世話じゃ)」と回答。
これで何年間も悩みに悩んだ生命保険の見直し作業は「解約」をもって終了しました。
すっきりしたぁーーーーーー( ´ ▽ ` )ノ
生命保険を解約するメリットデメリットを考えよう
生命保険を解約する理由は人それぞれです。
生命保険を見直す人、保険料が支払えない人、そして私のように保険料の無駄だと思った人などなどです。
まずは私が保険契約を解除した理由についてお話しします。
生命保険契約を解約しようと思った理由
私が生命保険を解約しようとした理由は
- 保険料が更新で激増すること
- いわゆる「アカウント型保険」のため解約返戻金が異常に少ないこと
- 保険金を上回る資産をつくることができたこと
- 別の県に住んでいた時に契約したのでその担当さんは更新の時だけ電話してきて書類のやりとりだけになっていたこと
- 別の保険に加入しようとしても告知事項にひっかかり加入できなくなったこと
などなどです。
つまり保険契約そのものが不満だったんですね。
次に生命保険の解約のメリット、デメリットを考えてみたいと思います。
生命保険解約のメリット
では生命保険契約のメリットとはどのようなものでしょうか。
保険の費用が必要なくなる
生命保険のメリットで最たるものが生命保険料を支払わなくて済むことですね。
毎月数万円の負担は決して低くないはずです。これを資産運用に回すと元手がゼロでも利回り3%で20年間運用すると615万円になっています。
その分を貯蓄としてたくわえておけば自分が死ぬ前にもいろいろと使い道があるはずです。
ちなみに生命保険会社が予定している利回りは1.25%程度です。ときには損失が発生したり上下しますが私は平均してこれを上回ることは可能だと考えています。
そのような利率なら自分でリスクをとってインデックスファンドを買っておけば生命保険会社に運用してもらう必要はありません。
背負うものが軽くなる
お金の面ではないですが、生命保険を解約すると生命保険にまつわるあれこれ悩むことがなくなります。
つまり、荷が軽くなるメリットもあります。
たとえば
- 「見直しをどうしようか」
- 「告知義務違反はないだろうか」
- 「ちゃんと保険金は支払われるだろうか」
などなど不安に感じることはあるはずです。
あれこれ悩んで将来のことをもんもんとするのならばいっそなかった方がすっきりするはずです。
断捨離と言われて久しいですが、生命保険のウェイトは人生の買い物の中でベストスリーにはいるくらいの負担額です。
思い切って解約するとすっきりしますよ。
生命保険解約のデメリット
もちろんメリットもあればデメリットもあります。
あたりまえのことですが、自分が死んだり働けなくなったりしても保障が受けられないことです。
「貯蓄は三角保険は四角」といわれるように、契約したときから万が一のことがあってもすぐに満額の保険金が下ります。いっぽう貯蓄はまとまったお金になるまでに時間がかかります。
ですから、小さな子どもさんをもつご家庭でこれから資産づくりをされる場合は維持されることをおすすめします。
また、住宅ローンにかけられた団体信用生命保険は残された家族のためにぜひ残してください。
現在慢性疾患にかかっているなどで保険契約を持たれている方は死亡保険金相当の資産をお持ちでない場合は解約せず残されることをおすすめします。
自分での意思確認が大切
生命保険の解約は思っているよりもあっさりと完了します。
ですので、保険を乗り換える方は新しい保険が発効してから解約するようにしてくださいね。
もし何らかの理由で新しい保険に入られなかったとしたら無保険状態となります。
健康な方なら問題ないのですが、保険に入られない健康状態の方の場合以後の保険には入られない、やばい状態となります。
ですので、保険を解約することに対しては自分の健康状態や資産額などを慎重に検討するべきです。決して「エイヤッ」と解約しないでくださいね。
まとめ
本当ならば私は別の生命保険や共済を契約したかったのですが、慢性疾患の既往歴があるため契約できませんでした。
そのため、長期間高い保険料を払って生命保険を契約していましたがいらなくなったため手放すことができました。
現在は生命保険や医療保険には加入していない状態ですが問題ないと思っています。
それは私に万が一のことがあっても残された家族には制度を利用して生き抜く方法と
自立する方法を教え、さらにはちょっとお金も残すことができますので心配していません。
保険の乗り換えなどの理由で国内生保の解約をしたいけどなかなかできないと思う方向けに体験談という形でアップしました。
ちょっとでも自分にフィットした保険や保険に依存しない生き方ができるといいですね。
では、またよろしくです!
コメント
はじめまして。
こちらの記事を参考にさせて頂き、本日住友生命の解約をしてきました。
私の場合もっと簡単で、保険証券と身分証明書(免許証)だけでOKでした。
印鑑も必要ありませんでした。
窓口に座ってから書類に日付と名前を書くだけ、解約の質問は一切されず、
ほぼ5分ぐらいで解約終了!
あっさりすぎてビックリです。
隊長さま
コメントありがとうございます!
解約したのは2年くらい前でしたが、それよりも今ではもっと簡単なんですね。知りませんでした。
生保レディやコールセンターでの解約が大変なのとまったく逆ですね。
記事がお役に立ててよかったです。
これからもよろしくお願いします!
初めまして。
保険解約の情報を
あれこれ探していた時に
こちらの記事を
拝見しました。
実際の体験談が
今の私に
一番欲しい情報だったので
ありがたいです!
重たい気持ちだった
保険解約に
向けての後押しに
なりました。
心強いです!
有り難うございました
Hanamamaさま
コメントありがとうございます!
私がこの記事を書いたきっかけは、生命保険の解約は難しいというイメージがありましたので実際にはそうではないことを知っていただきたかったからです。
ただ、生命保険は解約するともとには戻せませんのでよく考えて実行していただけたらと思います。
生命保険の解約という大きな一歩のお役に立てたらうれしいですね。
通りすがりですが参考になりました。
しかし相互保険と云いながら、その中身は、ぼったくりのシステムで出来ているようです。
30年間掛けましたがその解約金の内容は下記の通りでした。
必要経費: 6,000,000円
解約返戻金: 150,000円
この数字を見たら驚きの言葉しか出ないと思います。
セールスの言いなりに契約を変更したのがあだとなったようです。
この会社の保険は契約を変更するなら、解約の検討も優先したほうが・・・。
私の場合はコールセンターに電話しましたがセールスからの連絡は全く有りませんでした。
こんな解約金ではセールスも動くだけ損とでも思っているのでしょうね。
私にとってはボッタクリ保険のイメージしかこの会社に残りませんでした。
sumitomoさま
コメントありがとうございます!
私が生命保険を解約したときにも同じように解約返戻金は微々たるものでした。
それだけ解約返戻金がない定期保険の部分が大きかったということですね。
私の場合にはセールスの方からの最後の一発の電話がありました。
それからはまーったくなんの音沙汰もありませんのでラクなものです。
また記事をお読みいただけるとうれしいのでよろしくお願いいたします!
返信ありがとうございます。
今は色々と保険の選択肢がありますが、昔は会社に訪れたセールスのおばさま、おねいさま達のしつこいまでの勧誘で渋々入った記憶がよみがえって来ました( ^^)
保険料には彼女たちや社員と呼ばれる会社組織の従業員の経費として消えていった部分が多く有ったのでは。被保険者も相互保険では一応社員ですが、配当などは微々たるものですし、利益の搾取対象を被保険者にしていること自体が異常と云わざるを得ないのでは。
時代遅れのシステムを無理に運用し、被保険者から利益を吸い上げていることが分かったのも解約を検討してからでは遅すぎますね(^_^;自戒をこめて・・・