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iDeCoを定期預金のみで運用するメリットを考えてみる

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考える女性

このブログをご覧の方で会社に書類を書いてもらう苦難を乗り越えて(苦笑)iDeCo(個人型確定拠出年金)に加入できた方もおられると思います。

つぎに考えなくてはいけないことが運用商品についてです。

これまたたくさんあって迷いますよね。

今日はこのことについて考えてみたいと思います。

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iDeCo=リスク資産と考えすぎていないか

私はSBI証券でiDeCoプランに加入していますが、おそらくどの金融機関でもiDeCoの口座を開設したときの初期設定である運用商品は定期預金or類似の預金型商品になっていると思います。

ところがiDeCoがらみの本やブログでも運用商品はリスク資産を選択することと決めつけているフシがありますよね。

私は今回の記事ではちょっとそれにクエスチョンをつけてみたいと思います。

ここで今回考える結論は

とりあえずは定期預金でもいいのではないかということです。

定期預金はノーリスク・ノーリターンの商品

iDeCoにおける初期設定となっている定期預金は現在の状況ではほとんど利息というものは発生しません。

また、預金は1000万円とその利息分は預金保険で保護されていますので元本は保証されています。

つまり事実上ノーリスク・ノーリターンの商品となり、残高がそのまんま積み上がるだけという状態となります。

リスク資産は変動幅が大きい

私も含めてたいていのブログや書籍ではiDeCoを開設すると株式などのリスク資産への投資を勧められますよね。

株や債券に振り分けたり、あるいは株式100%をすすめられることもよくあります。

それにはきちんとした理由があり、預金だけでは資産を増やすことができないという明確な理由があるからです。

ところがこのリスク資産、増えるばっかりではありません。

資産が減ることが多いのもこの資産の特徴です。

投資に慣れた方ならリスク許容度も上がっているため短期的に資産の大幅な下落に惑わされず投資を行えるでしょうが、

まだ投資を行ったことのない方には元本割れという自体恐怖を感じられることも理解できます。

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とりあえず定期預金でもいいのでは?

そこで考えるのはあえて定期預金という選択をしておいて税金面での所得控除の恩恵を受けるという方法です。

ご存知の通りiDeCoは拠出金は全額所得控除の対象となります。

そのため国民年金基金連合会や信託銀行への手数料を差し引いたとしても支払う所得税や住民税は軽減されます。

これだけでもiDeCoに加入するメリットがあると私は思っています。

資産が減少するというリスクを無視して所得控除=税金が安くなるという恩恵だけでもおいしくいただくという方法も結構悪くないと感じています。

そのあとステップアップするのもありだと思う

そしてiDeCo口座に定期預金がそこそこたまった段階でポートフォリオを作成して、リスク資産へ投資をしていくという方法もいいのではないでしょうか。

リスク許容度も人それぞれですので、株式100%というポートフォリオもありでしょうし、あるいは債券100%、はたまた定期預金100%という選択肢もいろいろと出てきます。

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感じること

このiDeCo=リスク資産への投資と考える風潮について感じたことを書いてみたいと思います。

拠出できる金額が人それぞれ

公務員や確定給付企業年金導入企業勤務の方の場合、拠出できる金額は年間14.4万円(1ヶ月あたり12,000円)にすぎません。

10年間拠出しても144万円にしかなりません。

一方で自営業者の方などは年間81.6万円拠出することができます。

これくらい拠出できるといろいろ投資ができていいのかなとも思ってしまいます。

拠出できる金額が少ない方はノーリスクで恩恵だけでもいただくという戦略もありなのかなと最近感じるようになりました。

つまり人それぞれベストな商品が変わってくるということです。

私はリスク資産へ投資をしてほしい

私も最終的には株式ファンドやバランスファンドなどのリスク資産へ投資することを目指していただきたいと思っています。

もちろん理由は預金だけでは資産を増やすことができないからです。

そして経済的なできごとなどにも敏感になれますのでいい勉強にもなると思います。

ただ投資ブログを書いている私のようなオタクと違ってちょっとした元本割れに敏感な方も多いはずです。

そのような方でも所得控除のみおいしくいただくためにiDeCoに加入し、とりあえず定期預金だけでも積み立てておくということもおすすめしたいと思います。

そしてしばらくして投資してみたいなぁと思ったときにスイッチングすればいいのではないでしょうか。

定期預金への拠出ならば年単位拠出がおすすめ

iDeCoには拠出するたびに手数料がかかり、決して無料で積立をすることはできません。

これを節約するためには、拠出を1年に1回にすることで手数料を節約することが可能です。

しかしながら、リスク資産への投資の場合には手間のわりにリターンはいまいちであるという結論に達しました。

ところが、定期預金への拠出の場合には非常に有効であると思います。

定期預金は利息がほとんどつかないくせに手数料がかかるといういわば手数料負けしてしまうことから、いかに取られる手数料を少なくすることが必須です。

これが可能になる年単位拠出をすることがまず大切ではないでしょうか。

詳細については以下の記事に掲載していますのでお読みくださいね。

iDeCoの掛け金を年単位拠出がおすすめな運用法を徹底紹介
iDeCo(個人型確定拠出年金)の掛金を年単位で拠出することができるようになっています。 私はかねてからiDeCoの掛金に対する手数料負担が重荷になっていることを感じていて、年単位の拠出を考えましたがリスク資産に運用するには不向きだという結
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まとめ

今日はがっつりリスク資産へ投資する私があえてiDeCo口座で定期預金で所得控除のみ受けることも悪くないのではと感じたことについて書いてみました。

最適なポートフォリオは人それぞれ異なりますので、早めにiDeCoの口座を開設して拠出をスタートさせることが大事かなと思っていますので参考にしていただけたらと思います。

では、またよろしくです!

SBI証券「個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)」

iDeCo運用プラン
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ひめだか

インデックス投資とシンプルライフがテーマの記事を書いてます。
1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP®認定者。
【国際分散投資・iDeCo・ふるさと納税など役に立つおカネの情報】【年末調整や住所変更など手続の方法】を発信中。
妻と子1の40代のくせに会社を退職して社会の荒波にもまれる予定。

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