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生活防衛資金を投資する前につくるべき理由とおすすめの貯め方

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生活防衛資金を蓄えてから投資すべきと貯め方

絶好調だった株式市場が急激に変動することが多いですよね。

2019年に入り急激な株価の調整は2,3回あったと思います。

そのたびごとにこの数年以内に投資を始められた方は相場の変動にびっくりされている方も多いのではないでしょうか。

びっくりするくらいならいいですが、不安にかられている方がおられるならば一度ご自身の投資スタイルを見つめる機会にされるといいと思います。

そのようななかで私は投資をする前には生活防衛資金を確保することをおすすめしています。

あらためて投資をする前に生活防衛資金を確保するべき理由についてお話ししましょう。

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生活防衛資金を蓄えておくべき理由

預金通帳とお金

私が投資をする前に生活防衛資金を蓄えておくべき理由として以下の3つがあります。

  • 相場の変動に耐えられるから
  • じっくりと腰をすえて取り組めるから
  • やはりなにかあったときには現金が心強いから

それではそれぞれの理由についてみてみます。

相場の変動に耐えられる

株式市場や債券市場は程度の大小はあれ、価格は変動します。

そのため、チャイナショック以来今まで株式市場も絶好調に価格をぐんぐん伸ばしてきたわけですよね。

そのようなことがいつまでも続くわけではありません。

ぐんぐん上昇するのならば急降下、いわゆる暴落することもよくあります。

それがリスク資産に投資するうえで最低限心に留めて置かなければならないことです。

自分が持っている資産のうち株式が大半を占めている状態で相場の変動に慣れていない状態ですと、

今回のようなちょっとした相場の変動でもびっくりして不安になってしまうものです。

このようなことがしょっちゅう起こったりしますと、それこそ精神的に落ち着かない状態になってしまいますね。

それこそ仕事や勉強にも手が付かないということがよくあるはずです。

投資本にはよく書かれている例えなのですが、暴落時にも安心して夜眠ることができるかどうかを考えてみましょう。

もし、寝る際に次の日の株価が気になって眠れないようなことがあるとリスクのとりすぎだということになります。

じっくりと腰をすえて投資に取り組める

2つ目の理由としてじっくりと腰をすえて取り組めるということがあります。

投資する資産はさまざまですが、リスク資産である以上どの資産も幅の大小はあれ資産は変動します。

生活防衛資金を持っていると、そのような相場が急激に変化しても落ち着いて対処することができます。

私は生活防衛資金を蓄えている最中にリーマン・ショックに遭遇しました。

毎日株価が暴落していくなかでも「生活防衛資金がある」というのは心強かったものです。

その後株価は低迷したままとなっていたのですが、生活防衛資金があるから腰をすえて投資に取り組むことができました。

おかげで現在はある程度の資産が育ったのでこの考えは間違っていなかったと思います。

もしこれが株式100%というポートフォリオだったら家族がいる身ですので売却していたかもしれません。

やっぱり現金は心強い

最後の理由としては「やはり現金は心強い」と感じるからです。

現在の銀行の普通預金金利は0.001%程度となっています。

銀行にお金を預けていても利息なんてものは期待できません。

それでも投資に取り組むからには現金の存在は心強いものです。

なにか急にお金が必要となるときはよくあるものです。

そのようなときにこの生活防衛資金を現金でもっていると日常生活には支障がない状態で投資に取り組めますので安心してリスク資産にお金を入れ続けることができます。

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おすすめの生活防衛資金の貯め方

how to

では、どのようにして生活防衛資金を蓄えていけばいいか、私のおすすめプランをご紹介します。

それは、財形貯蓄でたくわえていこうというものです。

サラリーマンの方ならば財形貯蓄というものが福利厚生サービスのひとつとして備わっていることも多いと思いますが、これをつかって強制的に貯金をしちゃいましょうというわけです。

1年でこれだけたまる

私が新入社員のときからこの財形貯蓄をおこなっているのですが、設定金額は20年間変更ありません。

それは

月額3万円、ボーナス20万円

というものです。

これだけで、1年で76万円強制的に貯蓄することができます。

10年で760万円です。

けっこう立派な金額ではないでしょうか。

今の御時世、利息というものには期待してはいけませんのでタダで給料から天引きしてくれてお金を預かってくれるサービスに感謝くらいの気持ちでいたらいいですね。

これだけあればある程度の「〜ショック」には対応することができます。

本格的に投資をするのはこれくらいの預貯金ができてからでもいい。

そう私は思っています。

財形貯蓄は途中で引き出しも可能ですので、自分である程度の金額(私は生活費の2年分をおすすめします)を確保できたときには

それ以上の金額は投資資金へ回すこともできますのでこのスキームを維持することが大切ではないかと思っています。

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同時並行で少しずつ投資をしよう

生活防衛資金を蓄えることは非常に重要なのですが、同時に重要な事は投資に慣れるということも大切です。

財形貯蓄はあくまでもお金をためるもので、増やしてくれるというものでないからです。

さらに投資をしていくことはいいことも悪いこともいろいろと経験していきます。

そのためには生活防衛資金を確保するのと同時に投資していくことが必要です。

そのため、財形貯蓄で生活防衛資金を強制的に貯金しているあいだにも少しずつでいいのでつみたてNISAiDeCo(個人型確定拠出年金)を活用しながらインデックスファンドなどに投資していくことをおすすめします。

iDeCoならサラリーマンの方なら12,000円から23,000円、つみたてNISAならば年間40万円が限度額となっています。

この金額をめどにつみたて投資に取り組んでいただけたらいいのではないかと思っています。

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資産がたまったら出口戦略も必要

ただ、この生活防衛資金はお金を増やしてくれるものではないので運用効率が落ちるというデメリットもあります。

投資に慣れてきて、資産も増えてきたときには一度出口戦略も考える必要があると実感しています。

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まとめ:土台がしっかりしていないと投資もおぼつきません

生活防衛資金の必要性はさまざまな書籍、ブログ等でも紹介されていますので存在はご存じの方も多いと思います。

現在の株高の状況では生活防衛資金をためるといった地味な考えがおろそかにされてお金を増やそうという意見ばかりが目立つような気がしています。

ただ、暴落といった経済的なアクシデントは頻繁にかつ前触れもなく襲ってきます。

そのときなってあわてても仕方がありませんので、株価が高い今のうちに投資の土台となる生活防衛資金の確保について一度考えて見られてはいかがでしょうか。

では、またよろしくです!

インデックス投資マネープラン
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ひめだか

インデックス投資とシンプルライフがテーマの記事を書いてます。
1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP®認定者。
【国際分散投資・iDeCo・ふるさと納税など役に立つおカネの情報】【年末調整や住所変更など手続の方法】を発信中。
妻と子1の40代のくせに会社を退職して社会の荒波にもまれる予定。

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