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1日あたり約定代金10万円以下の手数料が無料なネット証券3社を比較してみた

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1日あたりの約定代金10万円以下無料ネット証券の手数料を比較

1日あたり約定代金が無料となっている証券会社があるのはご存知でしょうか?

SBI証券楽天証券松井証券の3社が現在1日あたりの約定代金が10万円まで無料となっています。

株式を購入するのに手数料はできるだけ安いほうがいいですよね。

今回は10万円以下の取引手数料がゼロ円となる楽天証券SBI証券、そして以前からゼロ円となっている松井証券の手数料を比較してみました。

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3社を比較してみた結果

証券会社の株式取引手数料(1日あたりプラン)を比較してみました。

ちなみにSBI証券と楽天証券はそれぞれアクティブプラン・1日あたりプランが0円となっています。

       SBI証券 楽天証券 松井証券
10万円まで 0円 0円 0円
20万円まで 206円 206円 324円
30万円まで 308円 308円 324円
50万円まで 463円   463円   540円
100万円まで 822円 926円 1,080円
200万円まで 1,254円 2,160円 2,160円
200万円以上 100万円ごとに432円追加 100万円ごとに1,000円追加 100万円ごとに1,000円追加

ちなみにSBI証券は信用取引の手数料は別建てとなっており、以下の通りとなっています。

約定合計額 手数料
10万円まで 0円
50万円まで 258円
100万円まで 477円
101万円以上 100万円ごとに432円ずつ加算

なお、楽天証券・松井証券は現物・信用取引の手数料は同じとなっています。

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感じること

SBI証券楽天証券松井証券の3社の株式取引手数料を比較して感じることを書いてみたいと思います。

デイトレーダーじゃなければ使いやすさで判断したい

私は普段は株式をほとんど取引することはありません。

利用しているのはインデックスファンドといった投資信託がメインです。

そのため株式取引手数料が1日あたり10万円までならば無料という恩恵はあまり受けることがありません

そのため、あまり株式取引を行わない方ならばこの手数料競争のニュースに踊らされて証券会社を乗り換えることは得策ではないと思っています。

それよりもむしろサイトの使い勝手やiDeCoや投資信託といった商品の品揃えぶりなどを比較した方がいいですね。

現在利用しているのはSBI証券ですが、決してサイトは使いやすいとはいえません。

ただ慣れてしまっているために他の証券会社へ株式取引手数料が安いからといってのりかえることはありません。

(現状ではトータル的に見てSBI証券が取引手数料は安いと思っていますが・・)

手数料の値下げ競争は利用者にとっては大きなメリットなのですが、それ以上に利用者もロボアドバイザーサービスやiDeCoといった付随するサービスの使いやすさも考えて利用したいものです。

それでも手数料が気になる方は以下の方針で見てみてはいかがでしょうか。

50万円までなら気にしなくてもいい

この表を見てみますと1日あたりの約定合計額が50万円までならば3社の手数料の金額差は77円となっています。

そのため、普段の取引金額が1日あたり50万円までならばそれほど気にする必要はありません

それよりはむしろ他の商品(投資信託や債券、ロボアドバイザーサービスなど)の比較や普段使い慣れている証券会社を利用するといったことを考えたほうがいいですね。

3社のサービス提供は各社個性があるために、普段1日あたりの株式を売買する金額が少ない方が株式取引手数料のためだけに証券会社を乗り換えることは慎重になったほうがいいと思います。

50万円以上から差が出てくる

1日あたりの取引金額が50万円を超えてくると3社の手数料にばらつきが出てくることがわかります。

金額が高い順に

という構図が出てきます。

松井証券>楽天証券>SBI証券

しかもその差は258円と50万円までの手数料の差が大きくなっていきます。

さらに100万円を超えるとその差はもっと広がっていきます。

そして手数料の比較も以下の通りになっていきます。

松井証券楽天証券>>SBI証券

ですので100万円を超えた取引をするときにはSBI証券が一番安い手数料で取引をすることができることになりますね。

ちなみに200万円の取引をするときには906円、それ以上になると100万円ごとに568円ずつ差は広がっていくことになります。

注意したいこと

この件については注意したいことがあります。

それはこの株式取引手数料ゼロ円は1日あたりの手数料のコースの場合であり、SBI証券や楽天証券にある取引ごとの手数料には当てはまりません。

取引ごとの手数料コースは

となっています。

しかも標準ではこの取引ごとの手数料コースとなっていますので1日あたり手数料プランにするためには変更するための手続きが必要となります。

ちなみに各社の手数料のページは以下の通りです。

SBI証券 株式取引手数料

楽天証券 株式取引手数料

松井証券 株式取引手数料

取引ごと手数料コースはポイントバック競争も

10万円以下約定代金で手数料が無料となっている1日あたりコースなのですが、各社ほぼ競争材料を出尽くした感があります。

ところが、次に出てくるのは取引ごと手数料コースにおけるSBI証券と楽天証券の競争です。

さすがに金額を下げることが難しいのか、両社ともポイントバックでの競争となっています。

SBI証券は1ヶ月かかった手数料をまとめて1.1%分のSBIポイントでポイントバックとなっている一方で、

楽天証券は取引ごとに1%の楽天スーパーポイントor楽天証券ポイント(楽天スーパーポイントと等価)でポイントバック

となっていて、ほぼ互角の戦いをしています。

楽天証券の場合、大口優遇ならば2%にポイントバックとなっていますが、非常にハードルが高いので大多数の方は1%ポイントバックになると思われます。

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まとめ:サービスの改善もおねがいします

今日は楽天証券SBI証券松井証券の1日あたりの手数料が10万円までゼロ円と足並みを揃えたことについてお話ししました。

株式取引手数料が1日10万円までがゼロ円となることは株式投資をするにあたってのハードルが下がるために利用しやすくなるという効果があると私は考えています。

手数料競争は非常にありがたいのですが、そろそろ頭打ち感もありますので、今後はサイトの使い勝手を改善したりするなどサービスの改善もしていただけるとありがたいと思います。

3社のサイトの作りは非常に個性が強いため、感覚的に合う合わないということもあります。

取引することがめんどくさくなる作りだったり、資産表示がわかりにくかったりといった改善点がたくさんあると思います。

これからはそういった利用しやすさにも競い合っていただけるとうれしいと3社とも利用したことのある私は思っています。

今日の記事が参考になれば幸いです。

では、またよろしくです!

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記事を書いてる人
ひめだか

インデックス投資とシンプルライフがテーマの記事を書いてます。
1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP®認定者。
【国際分散投資・iDeCo・ふるさと納税など役に立つおカネの情報】【年末調整や住所変更など手続の方法】を発信中。
妻と子1の40代のくせに会社を退職して社会の荒波にもまれる予定。

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