最近よくご質問をいただくようになりました。
金融素人の私にいろいろと聞いてくださってありがとうございます。
最近このようなご質問をよく頂くんですね。
まとまった資産をどのように振り分けていけばいいのか。ということです。
何人かの方に聞かれたので、私なりの方針を考えてみたいと思います。
ちなみに私の場合には相続や宝くじなどでまとまった資産がドカッと入ってきた経験はありません。
ずっとこつこつとお給料から積み立てて資産づくりをしてきました。
ですのであまり参考になりませんが、現在なんらかの事情で一気に数千万円はいってきたらどうしようかということについて考えてみました。
はじめて投資する方だったらどうアドバイスしようかな
私は冒頭でもお話ししたとおり、お給料からこつこつ積み立てて金融資産を作ってきました。
ですので若いときだったり、資産が少ないときに一気に入ってきたときだったらどうしようかということをまず考えてみたいと思います
前提は以下の通りにしたいと思います。
- 投資をするのは初めてor1年以内
- 資産が少ないが、相続や宝くじなどでお金が一気に入ってきた
- リスク資産のことはあんまりよくわからない・・・
つみたてNISAを枠いっぱいに積み立て
なんといってもつみたてNISAをつかって枠いっぱいに積み立てる。
これ一択かなと。
つみたてNISAは年間40万円を20年間にわたって積み立てることができ、利益は非課税です。
ところが損失も損益通算の対象となりませんので必ずしもメリットばかりではありません。
まずはつみたてNISA対象のファンドを毎月積み立てることからスタートして、リスク資産の値動きを把握することが大切かなと思いますね。
しかも年間40万ですからお金をドブに捨てた気持ちで投資できるのでメンタルにも優しいです。
これで徐々にリスク資産について学んでいくことから始めたいですね。
機会損失は気にしない
まとまった資金ですから一度にあの株やあの投資信託、不動産も買いたいなぁと思うこともあるでしょう。
おそらくそれをやってるとカモになって資産が減ってしまうかもしれません。
しかし、預金のままおいておいて徐々にリスク資産に慣れてから投資するのだったら自分のリスク許容度(どれだけのリスクという資産変動の幅に耐えられるか)が身についてからでも十分なはず。
そこでもったいないという考え方は捨てて安全策でいきましょう。
欲をかきすぎると私もそうでしたが、きっと損しそうです。
米国株・外国株はおすすめしない
そして最後にもう一つ。
米国株を中心とする外国株式(ETFをふくむ)はおすすめしません。
リスク資産が初めてな方がいきなりドル換算やティッカーや取引時間や雇用統計などなどを理解するのは難しいです。
私も以前は海外ETFに投資をしていましたが、めんどくさくなったのと遺された家族のために国内籍のインデックスファンドに乗り換えました。
なんだかんだとドル換算はめんどくさいですね。
あとは取引時間も夜中から明け方にかけてですから、寝ているうちに暴落している。
いわゆる「おはぎゃー」という状態も精神的にはあまりいいものではありません。
なので個別株をやるのならば日本株からでもいいのではないかと思いますね。(ちゃんと暴落や無配・減配リスクを理解した上でというのが前提です)
残った資産は個人向け国債(変動10年)に
それで残った資産はどうしたらいいのかと思います。
1,000万円以上になったらペイオフ(金融機関が破綻した場合1,000万円までは元金/利息とも預金保険制度により保護されます)のときどうしようと思うでしょう。
おすすめなのは個人向け国債(変動10年)です。
これならば全額政府(財務省)により保護されますのでペイオフ以上の資金置き場にぴったりだと思いますね。
ひめだかの場合ならこうする
それではあくまで仮定の話なのですが、数千万円のお金が転がり込んできたら私ならどうしようかということについて考えてみたいと思います。
全部を一気に振り分けることはしない
まず一番の条件としては一気に全部のお金を株や投資信託に振り分けることはしないということですね。
これは投資される方それぞれの意見で変わってくるのですが、一気に投資してしまえば株価が上昇したときには利益が一番大きくなりますね。
ただ、損失もそのまま食らうということになります。
私はヘタレなのでここまで男気のあるような投資法は取れません。
そこで1年間にわたって複数回に分けて投資を行うという方法を取りたいと思います。
毎月でも2ヶ月でもいいのですが、私は自分の資産が3ヶ月に1度チェックをおこなっていることから年4回に分けて投資したいと思っています。
リスク資産に投資されている方ならば4分割分のお金を自分のポートフォリオに合うように投資。
これで4回くらいにわければ十分かなと思いますね。
あれもこれも買おうとしない
どうしても数千万円が一気に入ってくると気が大きくなるのもわかります。
しかし普段買っていない資産をたくさん買い込むのはいかがなものかと思います。
自分の経験がない資産への投資は慎重になるべきというスタンスな私です。
ですので海外株や現物不動産など知らないことにはちょっと手は出さないように気をつけたいですね。
気が大きくなっている分ついつい参入してしまいそうになりますので。(自戒を込めてます)
機会損失は気にしない
一気に資産をリスク資産に投じないことで感じるデメリットは機会損失というものですね。
あぁ・・・あのときどうして投資してなかったんだろう。 あのとき投資していたら儲かったのに・・・というちょっともったいないなぁと思う気持ちです。
これを解決するのは・・・そうです一括投資を行うということです。
これしかありません。
ただ私の場合にはメンタルが弱いためそこまで一気にお金を突っ込むことはできません。
多少は機会損失を感じたとしてもゆっくり取り組めたらいいのかなと思いますね。
投資しない資産をキープしておく
最後にもうひとつ。
あえて投資しない資産をキープしておくということも忘れないようにしたいです。
複数回にわたって資産を投じるので時間分散とインデックス投資を行うために銘柄分散は出来ていると思います。
ただ投資中や投資後に暴落が起こり、損失が発生したときに追加投資ができるようにある程度のお金はあえて投資しないで預金に置いておきたいと思いますね。
いわゆる投資待機資金として。
まとめ:時間分散は大切です
今回もしまとまった資産が入ってきたらどのように投資していこうかということについてまとめてみました。
ついなんとか資産を振り分けなくちゃということで無理に株や投資信託につっこむのではなく、時間分散をして、非課税制度を活用すること、そして使わない資産があれば個人向け国債に突っ込んでおくというのがいいのかなと思っています。
多少の機会損失はあるかもしれませんが、ゆったりのんびりと投資をしていくためには必要かなと感じています。
自分はやったことないのにあえてまとまった資金が入ったときにどうすればいいか考えてみましたが、参考にしていただけたらうれしいです。
では、またよろしくです!