以前MacBook Proは長持ちするという記事を書いて多少の反響がありました。
それからしばらくたち、ようやく私も最新のMacBook Proに買い替えました。
そこで私が以前使っていたMacBook Proと今のMacBook Proを比較して幸せになったのかどうかについて考えてみたいと思います。
2019.8.14追記
MacBook Proを使い始めて2年近くたったのですが、キーボードの調子が悪くなりました。
修理体験記を追加しました。
7年越しのMacBook Pro買い換えで幸せになったのか
私が使っていたのはMacBook Pro(13 inch mid 2010)でした。
7年間のうちにいろいろなパーツを増強してきました。
例えば、
- メモリを16GBに増強した
- ハードディスクを750MBのものに増強した
といったことをしていましたので、通常の作業については問題ないレベルで現在も使用することができています。
買い替えたのは以下の機種です。
その上で最新のMacBook Pro(13inch,mid2017 Touch Barなし SSD256GB)を使った印象としては以下の通りです。
劇的な変化は感じない。しかし、地味にめちゃくちゃ使いやすくなっていた
というものです。
では、なぜこのように考えるようになったのかをみてみたいと思います。
7年間のMacBook Proの変化をレビューしてみた
7年ぶりにMacBook Proを買い替えた私なのですが、浦島太郎ばりにどのような変化があったのかについて考えてみたいと思います。
ちなみに両方ともOSはHigh Sierraでしたので通常の使用環境については同じです。
また、作業内容としてはWeb閲覧やブログ書きにまつわるもろもろくらいのそれほどハードな作業ではありませんので、そのレベルの感想と受けていただければありがたいですね。
その中で感じたのは以下の通りです。
- 画面がめちゃキレイ
- トラックパッドが広く、クリック感も良くなっていた
- 非常に軽い
- ファン音やHDD音もせず非常に静か
- キーボードがとても打ちやすい
- 電源についてはいいとこ悪いとこあり
では、それぞれについてお話ししていきますね。
画面がめちゃくちゃキレイ
7年間の変化として一番感じたのはこれです。
そりゃ当然ですよね。画面がRetinaなんですから。
以前のMacBook ProはRetinaではなく、1280*800という画面サイズでした。
ですので、通常のWeb閲覧やブログを書いたりするという作業については全く問題ありませんでした。
ですので、最初の数時間は使ってみてもあまり大きな変化は感じませんでした。
ところが・・・・それからしばらく使ってみると画面のあまりのキレイさにうっとりとしていきました。
以前はボケていた文字の端などもくっきりハッキリと見ることができるのですから。
画面は通常使用ではあまり変化は感じないが、使えばRetinaのすごさを実感する
というのが画面についての印象です。
トラックパッドが広くなり、クリック感も向上
以前のMacBook Proの時もそれより前に使っていたWindowsのノートと比べてトラックパッドが広くなったことに感動したものです。
それが、新しく買い替えてさらに広くなり、しかもクリック感が向上していたことにびっくりしました。
以前のトラックパッドでは、クリックする際にはグッと押さえるような感覚だったのですが、新しいMacBook Proでは、Magic Mouseのようにカチッと押さえるような感覚になっていました。
これも地味に気持ちがいい。
以前はタップをクリック扱いしていたのですが、これくらいのクリック感があったほうが気持ちがいいと感じています。
非常に薄くて軽い
以前のMacBook Proはそれなりに重厚感があり、気に入っていました。
その中にDVDドライブやSDカードリーダーなどのドライブ類も内蔵されていてまさにオールインワンノートと言えるような環境でした。
それが、今のMacBook Proにはありません。
DVDもSDカードも全て外部のドライブに接続しなければなりません。
さらにHDDもSSDへと変化していました。
その結果、無駄がなくなったのかめちゃくちゃ薄くて軽いという印象を受けました。
おそらく、開封して真っ先に感じたことがこれではないかと思います。
以前のMacBook Airと同じような感じではないかとも感じました。
私は基本的にはこのMacBook Proを外へは持ち運びしないのですが、外へ持ち運ばれる方には本体が非常に軽くなって運びやすいのではないかと思います。
ファン音やHDD音もせず非常に静か
以前のMacBook Pro(13inch mid 2010)はメモリを16GBに増強したうえで最新のHigh SierraにOSをアップデートしていました。
ハードに負担をかけているのか本体から様々な苦しみの音(?)が聞こえてきました。
冷却用ファンの爆音、HDDのアクセス音などそれはもう唸りまくっていました。
どれだけ2010年モデルのMacBook Proに負担をかけていたのかと実感させられてしまいます。
ところが、最新のMacBook Pro(13inch touch barなし mid 2017)だとこれらの音が全くしません。
おそらく以前ならば唸り声をあげていた作業も余裕しゃくしゃくなのでしょう。
この記事も明け方の静かな時間帯に書いているのですが、とても静かに作業できますので非常に素晴らしく感じています。
キーボードがとても打ちやすい
最初2017年モデルのMacBook Proのキーボードを叩いた印象なのですが、ベタペタして使いにくいというのがファーストインプレッションでした。
2010年モデルのMacBook Proはもう少しストロークが深いので打ち込んだという気分になっていたのですが・・・甘かったです。
2017年モデルの場合、打ち込んだ後に小気味より打鍵感が得られるのです。
これが文章を書いていくうちに気持ち良くなっていきます。
逆に2010年モデルの MacBook Proを使ってみるとむしろこの打鍵感がない分物足りなく感じるようになりました。
キーボードはリコールプログラムあり!
しかしながら、このモデルはリリース後大きなリコールがありました。
それはキーボード部のリコールです。
私もこのMacBook Proを使い始めて2年近くなるのですが、キーボード部が故障してしまいました。
内容としてはZキーの反応がめちゃくちゃ悪くなったことです。
私はこのリコールプログラムの存在を知っていたので、キーが打てなくなった時点で即サポートへ連絡して、修理を行いました。
当然ながら修理費はタダ。
住んでいる都市にアップルの認定サービスプロバイダがあるのですが、遠いのと経験上お店へ行ってその場での修理は修理品質に不安を感じたので、引き取り修理を依頼しました。
ちなみに引き取りに来るのはヤマト運輸のパソコン宅急便。
これは専用の梱包キットで、本体を預けたら痛まずに送られてくるという優れものです。
修理期間は往復の輸送時間を含めて3日間で帰ってきました。
めっちゃ早い!
そして変わった部品はキーボードをアッセンブリ交換されました。
おまけにバッテリ一体型のためバッテリも新品に。
修理のスピードも速くてびっくりしています。
電源はいいところも悪いところもあり
電源も変わっていました。
2010年モデルの MacBook Proの場合には、電源とコードが一体のため、コードが損傷したときには電源ごと交換する必要がありました。
お値段は公式サイトでは9,504円かかります。
これが2017年モデルの場合、電源とコードは別となっているため、電源コードが傷んでもライトニングケーブルの交換だけでいけそうですのでお財布にも優しくなりそうです。
電源ケーブルは傷みやすい箇所ですので、これは非常にありがたいことだと感じました。
ですが、全てが良かったわけではありません。
汎用の電源ケーブルとなったことで、以前にあったMagSafe(磁石式のコネクタ)が通常のコネクタとなっています。
MagSafeはコードを引っ掛けたとき本体が引きずられずにコネクタだけポロっと外れてくれたので本体が落下せずに助かったことも多々ありました。
これがこれからは電源ケーブルを引っ掛けないように気をつけないといけませんね。
やっぱりコスト面では仕方がないのかもしれませんが・・・やはりMagSafeは残して欲しかった。
まとめ:あらためて MacBook Proの長持ちを実感
以前の記事では、デザイン面やOSのサポート期間が長いことなどから長持ちすることについて書かせていただきました。
それが新しい MacBook Proに買い替えてあらためて思ったよりも長期間使えたのだなと実感しました。
それは新製品を使用した感想の裏返しではないかと思うのです。
思ったよりも劇的な変化は感じなかったというのがまさに長期間の使用に耐えてきた結果かなと思うのです。
確かにパソコンの使用する内容によっては全く使えない状態になっていたでしょう。
しかしながら私のようなWebを見たり、ブログを書いたりするくらいのライトユーザーならばデザイン面も変化せず、最新のOSでも(機能面はともかく)使用することができました。
ガジェット好きならば数年おきに買い替えるのかもしれませんが、ライトユーザーである私は問題なく MacBook Proを長期間使用することができて良かったと感じています。
でも・・・でも・・・やっぱり新しいMacBook Proは買ってよかった。
浦島太郎にはなれなかったけど、いろいろと内部がブラッシュアップされていて使いやすい機械になっていたと感じましたので、「買わなきゃよかった」とは全く思いません。
これからは新しいMacBook Proを相棒にブログ書きやネットライフを楽しんでいきたいと思っています。
では、またよろしくです!
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