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お金を増やしたい人が宝くじを買ってはいけない3つの理由

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一攫千金というのは非常に夢がありますよね。

仕事で財をなしたり、株などで大儲けしたりと一攫千金する方法はいろいろあります。

私たち庶民にとって一番手っ取り早く一攫千金する手段として宝くじを挙げられる方が多いのではないでしょうか。

宝くじの魅力はなんといっても1等の当選金額が莫大であること

その一方で1,000万円以上が当たる可能性は極めて低い、むしろゼロ言っていいくらいの確率です。

今では1等が10億円とものすごく華々しくPRされていますが、実際はとても割の合わないギャンブルなんです。

ギャンブルというものは賭けた金額と同じくらい帰ってくることが理想とされています。

宝くじのしくみはその真逆を走っているんですね。

通称「貧者の税金」。

とても悲しいネーミングですよね。

ではなぜお金を増やしたい人が宝くじを買うのをおすすめできないか考えたいと思います。

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なぜ?

宝くじのシステム

年末ジャンボ宝くじなどの「宝くじ」は正式名称を「当せん金付き証票」といい、発行母体は都道府県や政令指定都市です。

ジャンボ宝くじは「全国自治宝くじ」として全ての都道府県と政令指定都市が、そのほかにも「西日本宝くじ」や「東京都宝くじ」など地域限定で販売されている宝くじもあります。

ジャンボ宝くじみたいな紙に組・番号が書いているものもあればスクラッチみたいなこするタイプ、ナンバーズみたいな自分でマークシートに記入して購入するタイプもすべて宝くじですね。

宝くじは1等10億円という「夢」を1枚300円で売ったなかで公共投資にかなりの割合がもぎ取られてその「残りカス」が当選金に回されるというシステムとなっています。

貧者の税金

それではさっそく宝くじを買ってはいけない理由をお伝えします。

それは貧者の税金とよばれるシステムだからです。

貧者の税金ってなんじゃらほい?って思う方もおられると思います。

これは宝くじを買うようにみえて密かに都道府県や政令指定都市に納税しているのと同じだからです。

宝くじは実際販売した金額から経費と当選金を差し引いた分が地方公共団体の収入となりますので税金が入っているのと同じようになります。

超ぼったくりなテラ銭

宝くじに限らずあらゆるギャンブルは胴元(主催する人)が儲かる仕組みとなっています。

胴元が儲からなければギャンブルを開催する意味はないですからね。

問題となるのはこの胴元の取り分いわゆる「テラ銭」がどの割合かです。

それではさまざまなテラ銭を見てみましょう。

テラ銭は払い戻し率(つまり私たちに帰ってくるお金)の逆となりますので払い戻し率を調べてみます。

まずは公営ギャンブルからみてみます。

データはちょっと古いですが、概略としてはわかりやすいと思います。

  • 競馬 74.1%
  • 競輪 75.0%
  • 競艇 74.8%
  • オートレース 74.8%

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出典:総務省 宝くじ問題検討会報告書

公営ギャンブルは所得税が一時所得として課税されますから実質的な払い戻し率は58.5%となります。

次に私営ギャンブルをみてみます。バカラなどのは日本では禁止されていますので海外のカジノのデータとなります。

  • パチンコ 約85%
  • バカラ 約98%

では宝くじはどうかといいますと

47%
です。

Takarakuji data

出典:収益金の使い道と社会貢献広報 | 宝くじ公式サイト

買った金額の半分も戻ってきません。ギャンブルは還元率(払い戻し率)が高いほど私たちに帰ってくるのですが、買った時点ですでに半分以上は損をしている形となるんですね。

ちなみにこのぼったくりシステムは宝くじだけではありません。

BIGの高額キャリーオーバーなどで話題になったサッカーくじも同様の払い戻し率で49.6%となっています。

ここから経費を差し引いた分がいわゆるテラ銭として地方公共団体の収入となります。

その金額はなんと3,639億円にのぼります。

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割の合わないギャンブルはやめよう

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ギャンブルは還元率(払い戻し率)を考えよう

宝くじに限らずギャンブルは全て胴元が儲かる仕組みであることはお話ししました。

テクニックなどいろいろありますが、運や勘に頼らず私たちが管理できることは唯一

還元率 です。

特に公営ギャンブルの場合その還元率(払い戻し率)は公表されていますので知った上でギャンブルをする必要があります。

そうしてみると宝くじは還元率が非常に悪く、きわめて損をしやすいギャンブルといえます。

だれだってギャンブルで負けたいと思って買う人なんかいません。

一攫千金を夢見るのですが、CMなどでみる

年末ジャンボ10億円

のコピーの裏にはこのような地方公共団体が儲かる仕組みであることを知った上で買うことが必要であると思います。

この事実を知った場合は買えるかどうかはその人次第なのですが、私は買えませんね。

ばかばかしく思えてきます。

それならば株式や投資信託を買う方がよっぽどいいと思っています。

また宝くじを買って地域貢献するつもりなら、都道府県や政令指定都市にふるさと納税した方がよっぽどリターンがいいと思います。

ノーリスクでお礼品がもらえたり所得税・住民税が控除される仕組みになっていますのでおすすめです。

それでも買いたい場合

そんなこんな言ってもどうしても買いたい!と思われる方もおられると思います。

そのような方は4割ぽっちしかが当選金にまわされない宝くじを300円で買うことを心に銘じて「ハズレて当たり前。300円当たればラッキー」くらいの運だめしのつもりで買われることをオススメします。

つまり金額もハズレても心が痛まないくらいの金額にとどめるべきです。

買った300円は「ドキドキ」代と割り切り純粋な「レジャー」として考えてみてはいかがでしょうか?

一攫千金を夢見るあまりたくさんの宝くじを購入したり必死に高額当選金が出た売り場で並んで買ったりするよりよっぽど楽しめると思います。(それが楽しみだと言われるとそれまでですが。)

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まとめ

今回は宝くじについてお話ししました。

1等10億円と非常に夢のあるお話のように見える宝くじですが、実際はそうではなく購入する私たちにとって非常に分が悪いものであるとわかっていただけたでしょうか。

1枚300円をドブに捨てるようなら別のものを買う方がよっぽどいいと思うのですが、夢を買いたいと思う方は楽しめる金額購入されることをおすすめします。

では、またよろしくです!

マネー
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ひめだか

インデックス投資とシンプルライフがテーマの記事を書いてます。
1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP®認定者。
【国際分散投資・iDeCo・ふるさと納税など役に立つおカネの情報】【年末調整や住所変更など手続の方法】を発信中。
妻と子1の40代のくせに会社を退職して社会の荒波にもまれる予定。

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