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フォークリフトやクレーンなどの技能講習は無免許の経験者が最強という現実

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Ginoukoushu mumenkyo

ちょっとしたガテン系のお仕事をされている方にとって必須な資格。

それは技能講習ですよね。

フォークリフトやユンボ、それにクレーンや高所作業車。

さまざまな「働く車」に乗って動かす際に必要なものです。

「技能講習」は「講習」と名がつくもののれっきとした資格のひとつなのです。

今日は普段私が仕事で取り扱っているお仕事系の乗り物についてのお話です。

フォークリフトや小型移動式クレーン(トラックの荷台についているクレーン:いわゆる「ユニック」)を使うためには「技能講習」の資格を取得する必要があります。

私は小型移動式クレーン・玉掛け・そしてフォークリフトの技能講習を終了しています。

そのため、さまざまな講習を受講してきました。

ところが技能講習はかなりカオスな世界がひろがっているのです。

今回は技能講習を受けなければわからないカオスな世界についてお話ししたいと思います。

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技能講習の矛盾

技能講習というのをご存知でしょうか。

これを知っている方はブルーカラーの方だとお見受けします。

技能講習というものは労働安全衛生法に基づいて行われる講習で、講習とはいうもののザルとはいえ技能と学科の試験があるものです。

ショベルカー(いわゆるユンボ)などの建設系機械、フォークリフト、小型移動式クレーン(いわゆるユニック)、ボイラーなどさまざまな危険な作業をする際に必要となる資格です。

無免許が一番うまい

この技能講習には大きな矛盾点があります。

それは・・・

無免許で作業をしていた人が最強ということです。

本来ならば技能講習といういわば「資格」を取得するために通っているはずなのに、無免許で乗り回していて何らかの事情で技能講習を受ける必要が出てきた人が結構いるんですよ。

そうなると無免許で作業していたので当然操作には慣れています。

このような人が技能講習で実習をすると当然のごとくさくさく課題をこなしちゃうんですね。

その割合が高ければ高いほどいわば経験者基準で実習が進んでいきます。

素人が損をする

そうなってくると割りを食う人が出てきます。

その人とは・・・・

きちんと資格を取得してから作業を行おうとする善良な素人です。

本来ならば自動車の運転免許のようにきちんと講習を受け、技能講習修了証といういわば資格をゲットした後に機械を操作しようとしている人がうまく操作ができず周りに迷惑をかけてしまうという悲しい結果となってしまいます。

技能講習における実技の練習は1台の機械を何人かでシェアし、持ち回りで行います。

この待ち時間が結構長く、早く自分の番が回ってきてほしいと思うものです。

そのため、一人が下手くそだと他の人に回ってくる時間もかかるため練習の回数が減るといったことで迷惑をかけちゃうんですね。

最後には実技の試験があるのですが、練習の機会も少ないため不合格→追試というみじめなことになる人も多いです。(私もその一人です。)

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私の経験

こういうことを書いている私も損な立場になった一人です。

というわけで私が受けた技能講習についてお話しします。

私が持っている資格

私は金融系のブログを書いているのですが、実際はガテン系の仕事をしています。

そのためさまざまな技能講習の資格を保有しています。

10年ほど前に小型移動式クレーン(いわゆる「ユニック」)と玉掛け、最近フォークリフトの技能講習を受講しました。

受けた教習所はことなるのですがさきほどお話しした矛盾点は同じでしたね。

こんなことがあった

以前ユニックの技能講習を受けたときのことです。

私はクレーンというものを触ったことがなかったので、荷物の振れを止めるためにブーム(クレーンの棒の部分)を伸ばしたりすることがとても下手くそでした。

教官にどなられてへこんでいる私を横目に仕事で使っていたような受講者はさらっと課題をこなしちゃうんですね。

さらにもっとうまいこと使えるように教官にアドバイスを求めているといったいわばステップアップの場になってしまっていました。

フォークリフトでも同じですね。

これは幸いに教官に怒鳴られることはなかったのですが、未経験の受講者が荷物の上げ下ろしに悪戦苦闘しているのと対照的に無免許での経験のある受講者はまさにプロ級の荷扱いを行っていました。

うーむおそるべしプロ受講者

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技能講習を受けるにあたって

そのような経験をふまえて私なりに考える技能講習を受ける際の心構えを考えてみたいと思います。

全く扱ったことがなければ苦しむかも

最初にもお話ししましたが、技能講習は大きな矛盾点を抱えています。

そのため、全くの初心者の方は実技の講習では苦しむ可能性があるということなんですね。

数日後には資格をもらえるとはいえ、結構受講中はしんどい思いをすることを覚悟しておいたほうがいいと思います。

矛盾を受け入れるべき

そしてこれが一番知っておいたほうがいいと思うことなのですが、

経験者最強という矛盾点を受け入れたうえで受講すべきということです。

つまり上手な人基準で実技の講習が進んでいくと思った上で取り組むべきです。

私は無免許で操作をして予習してから受けろとは言いません。

それで万が一労災事故でも起きたら元も子もないですから。

しかしながら、せめて同じ職場で有資格者の人に体験談くらいは聞いておいたほうがいいと思います。

そのほうが心の準備にはつながると思いますので。

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まとめ

今日はガテン系資格である技能講習を受けたときの経験談をお話ししました。

この技能講習も受けただけではただのペーパーライセンスで、実際は実務で使わないとまったく意味がないですから取得してからが本当の練習の場になってきます。(イコール事故とも隣り合わせですが)

また転職などのスキルアップとして技能講習を受けられる方も多いでしょうが、全くの未経験だとちょっと苦労するかもしれませんが、必ず取得できますので頑張っていただければと思いますね。

お仕事系の乗り物についての技能講習を受けられる方は多いと思いますので受講される際の参考になれば幸いです。

では、またよろしくです!

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記事を書いてる人
ひめだか

インデックス投資とシンプルライフがテーマの記事を書いてます。
1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP®認定者。
【国際分散投資・iDeCo・ふるさと納税など役に立つおカネの情報】【年末調整や住所変更など手続の方法】を発信中。
妻と子1の40代のくせに会社を退職して社会の荒波にもまれる予定。

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