出典:イデコガイド
先日の新聞記事においてときどきお伝えしている個人型確定拠出年金(iDeCo)についての記事を見つけました。
そこではまだまだiDeCoはマイナーな存在なんだということを実感しましたのでそのことを書きたいと思います。
対象拡大1ヶ月の記事
先日の日本経済新聞に以下の記事が掲載されていました。
申請4.6万件
この記事では今年1月に加入対象が公務員や確定給付年金導入企業勤務者、それに主婦などすべての現役世代に拡大したことから1ヶ月が経過してどのくらい加入者が増えたかを伝えています。
記事では1ヶ月で4.6万件増加したということです。
30、40代がメイン
加入した層がどのあたりが多いかも載っていて、
30、40代が71%を占めているとのことです。
若い20代の方は6%にとどまっています。
本来は若い方が加入した方がいいですが、資金的な面と遠い将来のことですからピンとこないのもわかる気がします。
公務員の方が多い
また申込者の職業も調べられていまして、
公務員が45%、会社員が39%と公務員の方が多い結果となっています。
今のところは公務員が多い結果となっていますが、会社員との差もわずかですからなんとも言えません。
いっぽうで、掛け金の所得控除とならない主婦の加入者は7%にとどまっているとのことです。
感じたこと
この記事を読んで感じたことがいくつかあります。
まだまだマイナーなんだという事実
それは確定拠出年金自体がまだまだマイナーなんだという事実です。
記事で紹介されていましたが、企業型をふくめても現在のところ加入者は574万人にすぎません。
そのようななかで1ヶ月で4.6万件申し込みがあったとありましたが、この数字が大きいか小さいか私にはわかりません。
ただわかることが一つあります。
対象が拡大されたことで即座に申し込んでいる私も含まれるこの方達は以前から個人型確定拠出年金(iDeco)に興味があった方々だと感じるのですね。
ただ公務員であったり確定給付年金(DB)導入企業であったりと加入できなかった層が自身で勉強をし、理解したうえで意欲的にもうしこんでいるいわゆるアーリーアダプターなわけです。
私はこのアーリーアダプター層が申し込みを一巡してしまうとしばらくは申し込み自体が停滞すると考えています。
ふるさと納税くらいメジャーにならないと
いまのところ証券会社であったり銀行であったりと拡大されたiDeCoをビジネスチャンスと捉え積極的にPRされています。
ただNISAのときもそうでしたが、世の中でメジャーな制度になるにはまだまだ時間がかかると感じています。
このことはiDeCoがふるさと納税くらいメジャーな制度にならないともっと便利な制度にはならないことを意味しています。
ふるさと納税も最近は過熱感もあるくらいメジャーな制度になりました。
以前は確定申告をしなければ寄附金控除をうけられなかったりしたのが、ふるさと納税ワンストップ特例制度が創設されることで確定申告が不要になったり、
郵便振替や銀行振り込みでしか資金を送れなかったものがクレジットカード決済が可能になったりと便利になりました。
iDeCoも加入者がメジャーになるころにはこうしたサービスの充実が図られているものと思われます。
その間にアーリーアダプターである私たちが少しでも資産を蓄え、さらに運用方法を身につけることでのちのち出てくる新しい金融商品や制度に対応できる力を身につけておきたいですよね。
私もその一人として少しずつですが、iDeCoのことを勉強をし続けていきたいと考えています。
自助努力を後押ししてくれる制度を利用しない手はない
個人型確定拠出年金(iDeCo)は国にサポートはするから自助努力で老後の資産を蓄えなさいよといわれているようなものです。
そのため
1. 掛け金は全額所得控除
2. 運用益は非課税
3. 資金を引き出す際にも所得控除
の3種類の運用上のメリットがあります。
60歳まで引き出せないといったデメリットはありますが、これだけ充実した税制面での後押しのある制度です。
積極的に利用しない手はないと私は考えています。
今回拡大された対象者は公務員であったり確定給付年金(DB)導入企業であったりするため掛金の限度額がせいぜい月1.2万円(年間14.4万円)にすぎません。
これくらいの金額ですのでちょっとずつ積み立てていくくらいの気軽な気持ちでiDeCoをとらえるほうがいいのかなと思います。
加入する際に企業の証明が必要であったりするというハードルの高い制度ですが、なんとか乗り越えて加入する人が一人でも増えるといいなと感じました。
まとめ
今回は日本経済新聞の記事からまだまだ個人型確定拠出年金(iDeCo)はマイナーなんだということを実感しました。
このブログではいわばiDeCo第1世代の私が理解したこと、そして便利なことをちょこちょこ記事にしていきたいと考えています。
では、またよろしくです!
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