今日は私が利用しているろうきん(労働金庫)で一般財形を引き出す際にテレフォンバンキングを使って引き出していることについてお話しします。
これを使うとお金が必要なときに書類のやり取りが必要なくすぐに引き出せるので便利です。
では、どのようなものかをみてみたいと思います。
財形の引き出しについて
財形貯蓄は給料天引きで強制的に積み立ててくれるありがたい制度なのですが、いざお金が必要になったときには結構たいへんです。
面倒
財形の引き出しは通常会社・金融機関との書類のやり取りが必要となり、現金化するのに時間がかかり非常に面倒です。
これがブレーキとなって財形を引き出すことなくお金がたまるというメリットはあるのですが、反面必要なときに利用しにくいということもあります。
振込手数料が必要なことも
財形貯蓄を一般の銀行で積み立てていた場合、引き出して自分の口座へ入れる際には振込手数料が必要となります。
振込手数料は結構バカにならない金額のため、いわゆる手数料負けしてしまうこともあります。
預金利率は非常に低いのに手数料だけはしっかり取られるご時世ですので、なんとかしたいですよね。
ろうきんの電話振替サービスについて
今回ご紹介するのが、ろうきん(労働金庫)の財形を利用すれば使える電話振替サービスです。
いわゆるテレフォンバンキング
ろうきんで一般財形を積み立てている場合、ろうきんダイレクトというネットバンキングおよびテレフォンバンキングで残高をリアルにチェックできたり、書類のやり取りをせずに引き出すことができるという便利なサービスです。
詳細は以下のページをご覧ください。
ページ下部にテレフォンバンキングについての記載があります。
ろうきん財形をおろすために必要なもの
あらためてろうきん財形の引き出しに必要なものについて確認してみます。
必要なものは以下のとおりです。
- ろうきん口座(財形・総合口座)
- ろうきんダイレクト(テレフォンバンキング)の申し込み
労働金庫で財形をフル活用するには
総合口座とテレフォンバンキングの登録が必要です。
電話振替サービスをつかって財形を引き出して振り込めるのはろうきん総合口座のみです。
他行の口座へは振込できませんの注意していただけたらと思います。
引き出せる財形の種類
引き出せるのは一般財形のみです。
年金財形や住宅財形はこのサービスでは引き出すことができませんので注意してください。
引き出せる金額および取り扱い時間
引き出し可能金額及び取り扱い時間は以下の通りとなっています。
引き出し可能金額:全額、または1,000円以上1,000円単位で一般財形に預けられている金額の範囲内で一部引き出しが可能です。
取り扱い時間:0時30分から23時50分まで
払い出される日付:15時まで=当日づけで即日払い出されます。15時以降および土・日・祝日=翌営業日づけで払い出されます。
私の利用法
私はろうきんで一般財形に積み立てているのですが、このサービスをどのように利用しているかをご紹介したいと思います。
投資への待機資金として
私は一般財形をたんなる積立預金として利用しています。
目的の一つが投資資金への利用です。
私はインデックスファンドに投資を行っています。
そして年に4回資産の推移と目標となる金額の差をチェックし、余っていれば売却し、足りなければ追加するという投資法「バリュー平均法」というものを採用しています。
このバリュー平均法、相場の状況によって足りない金額が多額になることもある結構ハードな積立法です。
通常は待機資金は別にキープしているのでそれで対応するのですが、対応しきれないくらい多額のお金を投入しなければならないときにこの財形を利用しています。
昨年は1月から10月くらいまでは株式相場が低迷していたため、インデックスファンドが目標を大きく下回っていました。
そのときに思いきって投入できるようにしています。
通常の財形ならばお金が入ってくるのに時間がかかりますが、これならば翌営業日にはろうきん口座へ振り込んでくれますのですぐに利用できますので便利に使っています。
まとまった資金が必要なときに使う
もう一つの利用法はまとまった金額が必要なときに引き出すというものです。
投資資金ではない資金は個人向け国債という形で保有していますので一部解約がめんどくさいものとなっています。
そのため旅行費用などのまとまった資金が必要なときにはちゅうちょすることなく財形から引き出すようにしています。
感想
私が利用しているろうきんの電話振替サービスについての感想を書いてみます。
便利
テレフォンバンキングですのでちょっとひと世代前のサービスの感覚があるのですが、非常に便利に使わせてもらっています。
ネットで引き出せるのがベストなのでしょうが、これだと非常に解約がしやすいというデメリットがあります。
そのためちょっと財形の残高が高くなるとすぐに引き出してしまいやすくなってしまいます。
これだとなんのために財形という積立預金をしているのかがわからなくなってしまいますよね。
私の場合はこのテレフォンバンキングくらいのゆるーいめんどくささのおかげで、すぐには引き出さずにある程度たまったら引き出すようにしています。
引き出しやすいのも考えもの?
財形が引き出しやすくなるということは、イコール貯まったらすぐ引き出す可能性があるということです。
自分の性格を考えて貯められないとお思いの方は利用しないほうが賢明だと思います。
一方で100万円貯めたらひきだす!といった目的をもって貯める方ならば、書類のやり取りもせずに手数料無料ですぐろうきんの普通預金に引き出せますのでとても便利なものだと思います。
つまり自分の性格に応じて利用するかどうかを考えてみてはいかがでしょうか。
強制貯蓄手段としては最強
一般財形は貯蓄をするほとんどのかたにおすすめだと思っています。
それは、財形貯蓄は強制的に貯蓄をする最適な方法だからですね。
サラリーマンにとっていちばん大切なものであるお給料から天引きで強制的に財形残高が増えていくことは残ったもので生活していくという習慣は非常に大切なことであると思います。
ただ、財形では強制的に貯蓄することがクローズアップされすぎ、出口戦略である解約が非常に困難であることもよくあります。
解約のハードルを多少は引き下げることにより、よくある急な出費に対応することができるのはろうきん財形のグッドポイントですね。
まとめ
今回は私が利用しているろうきん(労働金庫)の電話振替サービスで一般財形貯蓄が無料でしかもスピーディに引き出せるということをお話ししました。
便利なのですが、あらためて考えてみると自分の性格によって利用価値は変化するということがわかりました。
利用できる方はいちど利用してみて、乱用する可能性があると思ったときには利用をとりやめるということも考えてみてはいかがでしょうか。
私はこれからもほどほどに貯まったら引き出すことで利用していきたいと思っています。
このサービスはお勤め先の契約によって利用できるかが変わってきますので、念のため財形関連部署・または労働組合へ確認の上利用していただけたらと思います。
では、またよろしくです!
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