資産運用というのは一生涯ちまちまと続けていくことをおすすめしています。
確かに一攫千金でいきなりお金が増えていたという投資法もアリです。
しかしながら私はそのようなタイプの増やし方ではなく、ちまちまと増やしていくほうが楽しいと思っているタイプなんですね。
ライフワークともいえるこの資産運用を他のモノに例えればどのようなものになるのでしょうか。
いろいろと私が資産運用と向き合ってきてもっともぴったりきたのが「盆栽」なのですね。
なんだかんだとこの「盆栽いじり」をつづけてもうすぐ20年になろうとしています。
今回は盆栽と資産運用と似ている理由について感じたことをまとめてみましょう。
盆栽と同じようなものだと感じる
資産運用っていつも感じることがあります。
盆栽と同じようなものだと。
たしかに誰でも簡単に参入することはできます。
ただハマってしまうととても奥が深いものだと実感してきます。
たとえば、ポートフォリオを策定すること一つにしても
- アセット(株や債券などの運用するあて)
- どのような割合で投資するか
- どのようなファンドを買うか
これだけが思いついてしまうのですね。
維持するとしてもこれまた細かい作業をしようと思えばいくらでも思いつきます。
たとえば
- リバランスをどのようなタイミング・方法でおこなうか
- アセットアロケーションやアセットロケーション(運用場所)のメンテナンス
- 投資タイミングをどのようにするのか
などなどです。
このようにほったらかしとはいえ、やることがたくさんある資産運用と盆栽について感じることをまとめてみました。
本当に盆栽と投資活動は似ている
私の投資活動を振り返ってみると投資活動と盆栽いじりは本当に似ていることがわかります。
ちょこちょこメンテナンスをすることによって自分の資産がより自分に馴染んでくるとそれなりの期間運用を行ってみて感じるようになっています。
愛着のわきすぎでいじりすぎということもあるでしょう。でもそれもまたいい。
変になったポートフォリオをまた修正する作業もたいへんだしコストも掛かるのですが、それをきちんとした形とすることができるとまた愛着が湧くようになっていきます。
ポートフォリオはほったらかしにせずときどきいじってほしい
ポートフォリオは一旦構築したらそれっきりというものではありません。
一度構築したポートフォリオは完璧だと思うでしょうが、時間が経過するとともになじまなくなってくるものです。
自分の資産についての知識が身についたり、リスクが高すぎたり低すぎたり不満を感じるようになってきます。
そうなったら勇気を出して今までのポートフォリオをいじってみてはいかがでしょうか。
ただ、一気にいじるのではなく複数回にわけて変更されることをおすすめします。
この盆栽いじりとならんで勝手に似ていると思われるコツコツ投資活動が私にとってどのようにいじっているのかを次にご紹介しましょう。
私は資産運用でどのようにいじっているのか
私の場合資産運用がどうなっているかを改めて考えてみました。
いじっているのは以下のとおりです。
- 毎月の資産ウォッチ
- 3ヶ月に一度のバリュー経路チェック
- 年に一度の投資方針書のチェック
となんだかんだといじり続けています。
では、それぞれについてみてみましょう。
毎月の資産いじり
毎月、いや毎日なのですが資産をウォッチし続けています。
資産をウォッチするのはそうです。
私たち投資ブロガーさんご用達のサイト、マネーフォワードです。
ここの出来は秀逸でこのサービスが開始されて以来ずっとお世話になりっぱなしです。
もう、これなしでは資産管理はできません!
次に月末に行っていることはといえば自分の資産を手書きで「財産目録」として書き起こしていることです。
これも1回や2回書いたくらいではあまりたいしたことなく、最低1年間は毎月続けることですこしずつ自分の財産(お金じゃないですけどね)になっていきます。
私の場合、数年間毎月書き続けていますが、パラパラとノートをめくってみると、
あのときはこんなに資産がすくなかったのか、あのときはめちゃくちゃ増えたんだななどと思うので私にとってかけがえのないものとなっています。
3ヶ月に一度の資産いじり
次に行っていることは3ヶ月に1度、つまり1年に4回行っていることがあります。
それはリスク資産のバリュー経路のチェックです。
つまり私の資産がバリュー経路と呼ばれる資産の増え方のシミュレーションに対して実績がどのくらいかを検証することです。
ここでバリュー経路よりも実際の資産が少なければ追加投資(暴落したときにはそりゃぁすごい金額をつっこむこともあります。)をおこない、
いっぽうで大幅に上振れしたときにはちゅうちょなく売却して投資待機資金に組み入れています。
この年4回のバリュー経路チェックが私にとってメインの投資活動となります。
年に1回の投資方針書のチェック
毎年お正月あたりに行っていることは投資方針書のチェックです。
投資方針書は私にとっていわば投資活動の骨太の方針となっており、よほどのことでない限りこの投資方針書に従ってアセットアロケーションやアセットロケーションを設定しています。
ここで策定したことはプリントアウトしてときどき紙の状態で読み返すようにしています。
まとめ:盆栽のように金融資産を育てましょう
今日の記事で感じたことを振り返ってみたいと思います。
資産運用はだれもがみんなこんなにいじらなくてもいいとは思います。
しかしながら、いじるとあれこれとやることがあるものだと実感しています。
あれこれいじっていることがこのブログで少しでもご紹介することができるといいなと感じています。
盆栽を育てるようにご自身の金融資産を育ててみるようにしてみてはいかがでしょうか。
今日の記事が参考になれば幸いです。
では、またよろしくです!
コメント