私は新型コロナウイルス感染症が全世界的に流行した後発生した大暴落、コロナショックがありましたが全く投資をしていませんでした。
なぜなら私の投資方針が1,4,7,11月の年4回に限定しているからなんですね。
もちろん、暴落のさなかにも臨時投資を行おうかいろいろ迷いました。
信用取引で売り注文をだそうとか、ダブルインバースを買おうかとかいろいろ考えました。
しかしパニックのさなかだからこそ平常時と同じ投資を行おうということにしました。
そのため3月に急落したマーケットは無視して4月の今に投資を行うことにしたんですね。
最近は少し気が緩んできたのか、マーケットも上昇基調となってきていました。
この状況だからきっと楽になっているだろうと思っていたら・・・甘かったです。
この記事ではコロナショック後初めての投資を実施して感じたことについてまとめてみました。
4月の追加金額について
4月の資産運用がどのような金額になっているかの前に、私がどのような方法で積み立てているかについてご紹介しますね。
私のインデックス投資の積立方法について
私はつみたて投資家の方がよく利用されている方法のドルコスト平均法はメインのリスク資産では採用していません。
バリュー平均法とよばれる方法を採用しています。
この方法は以下の通りで投資を行います。
- バリュー経路という資産の増え方のモデルを設定する
- 年4回資産残高を算出
- バリュー経路と比較して資産が大きければ売却、足りなければ購入する
- 同時に投資しているファンド間のリバランスを行う
より詳しいやり方はこちらからどうぞ(^o^)
実際にはなかなかエグい結果に
では私が4月分でどれくらいの金額を追加拠出しなければならなかったかについてご紹介しましょう。
普段表計算ソフト(MacなのでNumbers)で管理しているのですが、過去数回分の追加拠出・売却分を表したものです。
プラスは追加拠出・マイナスは売却という結果となっています。
通常ならば100万円以内の売却・拠出だったものが一気に536万円もの追加拠出になってしまいました。
まさにバリュー平均法の最大の弱点である資金枯渇の可能性があらわれたかたちです。
積立金額のよそくと実際の結果です。
棒グラフが実際の資産額で濃い緑のグラフが理想の資産残高の増え方を示しています。
まぁ、思いっきり下に凹んでいることがわかりますね。
資金の手当てはすでにしていた
通常ならばこれだけの資金の不足は私でも対応不可能です。
偶然なのですが、資産の手当を行っていました。
それは個別株の売却と1月の資産売却です。
個別株はリスク耐性が下がったのと利益が出ていたので売却を行いました。
そして、1月の時点ではまだマーケットは好調だったので実際の資産額がバリュー経路と比較して高かったので、売却を行っていたのです。
ちゃんとルールを守っておいてよかったぁと思いましたね。
これからどうしていくのか
今回コロナショック(第1弾?)で資産が激減したので、対応して追加投資をおこなったことをご紹介しているのですが、これでマーケットが上向くとは私は思っていません。
さらなる暴落がまっているとすら思っています。
そのようななかでバリュー平均法を続けていくにはどのようにしたらいいのかについて考えてみましょう。
上限を決めて追加拠出を行う
今回は上限を決めずに資産とバリュー経路との差額を調整しました。
しかし暴落がまだ何回か襲ってくるとすれば、資金枯渇の可能性が現実になってきます。
資金枯渇にならないために私が次回から行うことは
上限を決めて追加投資を行う
ということです。
上限を決めてできる投資を行い、不足金額は記録しておきます。
その後マーケットが復活してきたときに足りない金額を追加拠出するというものですね。
最悪はリバランスだけおこなう
にっちもさっちもいかなくなり、追加拠出資金が完全に枯渇してしまったときにはどうしましょうか・・・
そうなったら放置してリバランスだけを行うことをしたいと思います。
その際も不足金額だけは記録をつけておき、少しでもバリュー経路に追いつけるようにしておこうかなと感じていますね。
まとめ:バリュー平均法は甘くありません
今回、コロナショック後初めてバリュー平均法に基づく投資を行い、投資金額や感じたことをまとめてみました。
個人的にはリーマンショック以来というくらいのダメージを食らっていると思っています。
しかしまだリーマンショック時代に投資した資産があるため含み益もあり、普段どおりの投資が行えています。
ただやはり久しぶりに襲ってくるマーケットの災害にはびっくりしてしまいました。
新型コロナウイルス感染症がこれからどうなるかわかりません。
せめて金融資産だけは通常通り運用していきたいと思いますが、バリュー平均法は想像以上にハードな投資法だということがわかりました。
ですので次回以降さらに二番底、三番底となってきたときには無理のない範囲で投資を続けていこうと思います。
では、またよろしくです!