私は日頃からTwitter上でフォロワーさんといろいろなお話をさせていただいています。
そしてたまたまなのですが、ふとしたことで過去のポートフォリオを振り返ってみました。
現在の投資法を始めてからはまだ5年ほどしか経っておらず、それまでは多くの方が現在実践されている積立投資によるドルコスト平均法にて資産を積み立て、1年に1度リバランスを行うということを行っていました。
投信ブロガーが選ぶ!Fund of the yearも10年以上の歴史があるのですが、流行商品を私も追いかけていたものです。
そして偶然に長い間見ていなかったアセットアロケーション表がパソコンの中から見つかりました。
Excelで作成された表をみてみると・・・そこには若い頃私があーでもないこーでもないと考えてつくった「ぼくがかんがえたさいきょうのぽーとふぉりお」が広がっていたのです。
そして資産額も現在とは比べ物にならないくらい少なく、私もゆっくり、そして着実に資産を増やすことが出来たのだなと実感しました。
この記事では、過去のポートフォリオや資産額を振り返りながら私が投資にどのようにして取り組んできたのかについてまとめてみたいと思います。
ひめだかの過去のポートフォリオ
私が過去にもっていたポートフォリオは2007年から2012年にかけてのものです。
ですので年代別にご紹介したいと思います。
また、どうせなら今の資産額でもないので資産額もあわせてご紹介したいと思います。
2007年のポートフォリオ
まずは一番古いポートフォリオです。
タブには“070109”、つまり2007年1月9日の日付がありました。
まだ結婚もしておらず、独身の頃のポートフォリオです。
ExcelファイルからMacのNumbersに強引に読み込ませていますので、見にくい箇所があるのはご容赦くださいね。
当初メインだったのはTOPIX連動型上場投資信託(1306)ですね。
ただ、1306へ投資するのもお金が必要だったので、インデックスファンドを毎月積み立ててまとまったらETFへ投資するリレー投資を行っていたのが印象的ですね。
今ではそのようなこともせずに超低コストで投資できるのに・・・
海外ETFも米国株式もVOOとかVTIやSPDに投資することも出来ない時代でしたが、楽天証券による海外ETFが購入できるということで早速購入しているのも特徴的です。
ちなみにこのころ海外ETFを購入するのには最低27ドルの手数料が必要だった時代です。
海外債券も外貨MMFなのも印象的ですね。
今では為替差益は譲渡所得として課税されますが、当時は非課税でしたのでありがたかったのを思い出しました。
2010年のポートフォリオ
2007年から3年が経過し、リーマンショックも経験したあとのポートフォリオです。
ちなみにリーマンショックは資産額が少なかった関係もありますので比較的軽微な影響で済みました。
2007年のときとは変わって、先進国株式の割合が過半数を越えて、だんだんと国際分散投資に代表されるような資産割合に変わってきましたね。
うん。けっこういい感じ。
現在ではメインで投資されている方が多いバンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)がメインにしていました。
もしかしてこのポートフォリオをそのまま維持していたらもっと今よりも資産持ちになっていたかもですね。
だいぶん見たことがあるファンドの名前も出てきたのではないでしょうか?
2012年のポートフォリオ
では最後に2012年のポートフォリオを見てみましょう。
基本的な資産配分はかわっていなくて、多少日本株多めの国産分散投資ポートフォリオとなっていますが、鎌倉投信の結い2101を購入していました。(現在では売却しています)
このときでもVTがメインの資産構成であるのがわかりますね。
そして今ではほとんど注目されなくなってしまった新興国株式もきちんと買っているのがわかります。
実はこのポートフォリオは民主党政権末期のもので、アベノミクスに入る直前のものなんですね。
ですので、資産もリスク資産に投資しておきながら2年間で200万円しか増えていないのがわかります。
ちなみに新規投資額をふくめるとマイナスリターンになっていましたね。
いかにインデックス投資が報われない時代だったのかがよくわかります。
過去のポートフォリオを見て感じること
このように2007年から2012年のポートフォリオと資産額の推移をみてみて感じることをまとめてみたいと思います。
報われない時代だったなぁ
なんといっても報われない時代だったなぁとおもいますね。
投資しても投資してもマイナスリターンで、これだったら個別株を買っていたほうがマシかと思えばJALや東京電力みたいにドツボにはまってしまう。
自分の投資していない資産に限ってリターンが大きいなど、さまざまなところで報われない時代だったなぁと思ってしまうんです。
ただ、市場から撤退しなかったことが今の資産に反映されているので報われなくても撤退しなくてよかったと感じています。
投資商品多すぎ!
次に感じるのが投資商品が多すぎるというものです。
この当時はちょっとでも信託報酬が低かったり、革新的な商品(海外ETFのように)が登場するとこぞって買い進めていました。
するとあれやこれやと金融商品の種類が多くなりすぎ、管理が難しくなっていたのかなと思いますね。
管理しきれないのと、どの資産に投資したら報われるのかわからなかったため、現在の8資産均等型メインのポートフォリオに切り替えました。
残していてよかった
現在では、同じポートフォリオで6年目に入っていますが、毎年のようにこのころにはポートフォリオを変更していました。
若かりし頃の失敗や成功などが詰まったポートフォリオだと思いますので、残していてよかったと思っています。
ちょうどフォロワーさんと同世代のころで資産額が似たようなものだったんだなぁ。
そして圧倒的な入金力ではなくてマーケットに居続けた結果資産が増えたんだなぁと実感していますね。
まとめ:昔のポートフォリオは残しておきましょう
今回、10年以上前のポートフォリオを記録したExcelファイルをたまたま見直してものすごく懐かしい思いをしたことを記事にしてみました。
若かった私も、今おつきあいさせていただいているフォロワーさんと同じように働いたお給料を資産運用に回すことで、現在の資産が作れたのだと感じています。
この間にはリーマンショック、ギリシャショック、ドバイ・ショック、東日本大震災とさまざまな経済的なアクシデントが発生して投資家心理が非常に冷え切っていた時期です。
そのようなときにも諦めたりせずひたすらリスク資産を購入していたのでよかったですし、当時啓蒙していただいていたインデックス投資ブロガーの先輩方のお力がなければ今の私はありません。
あらためて感謝の意を表したいと思います。
これからも経済的なアクシデントは多々あるはずです。
私はそれにも負けず、無理をせず投資をつづけていきたい。
そう感じています。
では、またよろしくです!
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