現在適応障害にて休職中の私ですが、今回の年末年始には実家に帰ることなく一人で年を自宅で越しました。
一方でおなじ地域に実家がある妻と子は妻の実家に帰ってもらうことで、ほんとうの意味でのぼっちでの年越しです。
さらに今回はもう一つやりたいけれども出来なかったことを断行しました。
それは年賀状を一切出さないということ。
体調が非常に悪く年賀状を書く元気がないという理由で従来写真入りでつくっていた年賀状を一切作らず、そして出しませんでした。
このようなやりたくても通常絶対にできないことを断行することによってどのようなメリット・デメリットがあったのかがよくわかりました。
年末年始に実家に帰りたくないという話題は奥さんが夫の実家に行きたくないという話題がほとんどです。
一方で、夫が自分の実家に行きたくないというものは殆どありません。
私の場合には夫である私が自分の実家に帰りたくなくなったのでちょっとしたテストパターンになったかなと思います。
この記事では年末年始私一人で実家に帰らず妻と子を妻の実家に帰省してもらい、一人で年を越したらどのようなことがあったのかについてご紹介したいと思います。
一人で年を越した経済的・精神的な影響
家族を妻実家に帰ってもらい、一人で年を越したことに関して自分にとっての経済的・精神的な影響をまとめてみました。
あくまで自分感覚でのざっくりした意見であることはご容赦ください。
コスト削減効果がハンパなかった
一番ビックリしたのがコスト削減効果がハンパなかったということです。
私は飛行機で実家に帰っていたのですが、近距離・早割適用にも関わらず片道1万円以上航空運賃はかかります。
さらに両家が電車で1時間圏内ですので、両家への交通費などを考えると往復で30,000円程度はかかります。
次に年賀状です。
年賀状の作成も写真入りで作成していましたので、作成費と郵送料込みで9,500円近くになります。
トータルすると40,000円近く削減することが出来ました。
我が家の生活費が月25万円程度ですので、5日分の生活費を削減することが出来たことになります。
お金以外の面でもメリット感がハンパない
お金がかかっても癒やし効果や帰ってよかったというものならば多額の出費も問題ないでしょう。
しかし、我が家はそうではありません。
毎回帰省をめぐって思いっきりメンタル面で苦しめられてきました。
そのためお金以外の面でもメリット感が半端なかったですね。
- 妻とのケンカ回避
- 実家で親による説教・独演会の回避
- 移動による体力消耗の回避
- 帰省までのモヤモヤ感の回避
- 風邪を引くリスクの劇的な低下
妻とのケンカ回避
毎回帰省するときには妻と私の実家に行く、行かないという件でいつも言い合いになっていました。
妻は私の実家に行きたくない、一方で私は一緒に行ってほしいということで常に言い合いになって10年以上になります。
妻は行きたくないけれども孫は見せたい、しかし孫はママっ子という状態ですので解決することがありませんでした。
なので本当に帰省することがつらくて仕方ありませんでした。
実家で親による説教・独演会の回避
私の実家は父親がモラルハラスメント親で、小さいときから長時間の説教を受けながら育ってきました。
たとえばテストで悪い点をとればそれだけで数時間の説教です。
どこかの会社でも繰り広げられるような状況が家であったのですね。
そんな親です。
実家に帰ったら、さまざまなことであることないことで父親から説教されることに。
そして「武勇伝」を延々と聞かされることにもなっていました。
そのようなことも今回のひとり年越しではありません。
移動による体力消耗の回避
帰省をするということはいわゆる「長旅」です。
飛行機や電車・バスなど公共交通機関に乗って移動したり、さまざまなところを歩いたりします。
しかもあまり慣れていないところを大荷物をもって移動するのですから、疲れないわけがありません。
実家とはいえ、離れて数十年経つところでの移動は思ったよりもしんどいもの。
それを回避できたのも大きなメリットとなりますね。
帰省までのモヤモヤ感の回避
私は帰省が終わるまでトラブルがないか心配でした。
ちゃんと交通機関が動くのか、滞在中トラブルが起こらないか、怪我や病気などのアクシデントが起こらないかなどなどトラブルが起こらないかずっともやもやしていました。
もちろん家族を守ることが最優先ですので、ずっと気をもんでいました。
私ひとりだけ自宅にいましたので気をもむ必要もありません。
風邪を引くリスクの劇的な低下
自宅をはなれて長旅をすると、さまざまな疲れから体力が消耗し、風邪を引くリスクが激増します。
私の場合、年末年始には何回も風邪をひいてダウンすることがありました。
幸い、今回の年末年始は暖かいお正月だったのですが、自宅でのんびりしている私にはいたって普通なので風邪を引くということはありませんでした。
帰省せずに自宅にいると風邪を引くリスクが劇的に下がることもわかりましたね。
では、つぎにデメリットがあるのかどうかを考えてみたいと思います。
デメリット?
次に私一人だけ帰省せず自宅でのんびりして年を越し、さらに年賀状を体調不良ということで書かなかったことに対してデメリットがあったのでしょうか。
礼儀を欠く
実家に挨拶にいかなかったり、年賀状をかかなかったりすることは礼儀を欠く行為として私は欠かすことはありませんでした。
しかしながら、現在適応障害にて休職中の身ですので、体調不良のため礼儀を欠くという行為を取れたのはラッキーでした。
確かに妻のご家族や私の母親に挨拶ができず、私の実家に孫である子供を連れていけないことは非常に申し訳ないなぁとは思います。
それだけ?
デメリットとして考えられるのは親不孝や不義理くらいしかありませんでした。
いろいろと考え直しましたがせいぜいが年賀状を書かないマナーのなってないやつくらいのものだとわかりましたね。
感じたこと
今回妻と子を実家に帰ってもらい、自分は一人年をこして感じたことについてまとめてみたいと思います。
とても居心地が良かった
一番感じたのはとても居心地が良かったというものです。
今までは無理やり年中行事に取り組んでいた私ですが、今回は半ば強引にやめてみました。
年賀状を書かないのも体調不良のためですし、メンタルが病んでいる状態で無理やり帰省してもいろいろと聞かれたり、マウンティングされたり、気を使ったりと数万円を掛けてメンタルを消耗しに行くのは耐えられませんでした。
ですので、親不孝者といわれても自分を守るためにはよかったのではないかなと思っています。
みんながハッピー?
そしてもうひとつ考えられることが私達みんながハッピーなのではというものです。
盆や年末年始といった多客時は気候もきびしいシーズンです。
移動による肉体的ダメージや精神的ダメージが行く側、迎える側両方にあると思います。
それがないのは独善的かもしれないのですが、よかったと思っています。
少なくとも私には大きな大きな「こころの荷物」をおろすことができたとホッとしています。
まとめ:帰らなくてよかったです
今回、私が年末年始に帰省をせずに一人自宅で年を越して、さらに年賀状を送らないことにしたメリット・デメリットについて考えてみました。
正直な話、私にとってデメリットはほとんどなかったと言ってもいいくらいです。
今まで多額の費用をかけて精神的に消耗しに行っていたようなものですので、それがなくなったのは良かったのではないかと思っています。
もちろん親不孝者・マナー違反というそしりは免れません。
しかしながら、親によるモラルハラスメントを受け、仕事が原因でメンタルがやられ、ダウンしている私にとっては一大決心だったのです。
帰省ブルーという言葉は大半が妻側の意見がネット上では流れています。
しかし、夫側の意見もあってしかるべきではないでしょうか。
私は夫側からみても帰省は負担があるとおもっていますので、今回帰省しないことにしてよかったと思います。
記事を読んでいただいたみなさまもぜひ帰省についてちょっとお考えいただけたら幸いです。
では、またよろしくです!
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