お金を増やしたいという気持ちは誰でも持っているものです。
お金があったら・・・と考えるのはごくごく当たり前なことです。
私も数十年間ずっと考えてきました。
お金がもっとあったらいいなぁと。
就職してから20年のときがたち、妻や株式相場のおかげでそれなりに資産は増えました。
もちろんマネー誌に載るような方のように億り人にはとてもじゃないけどなれません。
しかし、年収600万専業主婦の子供ありの家庭の割にはよく頑張ったかなと思い、不本意ながらも次の人生の選択肢を考えられるくらいには蓄えられてよかったかなと思っています。
私が取り組んだことはけっして難しいことではありませんし、調べれば誰でもできることばかりです。
ただ、誰もができるかといえばそうではないと言えることばかりです。
この記事ではお金を増やすってことは簡単なように見えてなかなか出来ない理由について考えてみました。
お金を増やすことが難しいと思う理由
お金が大好きな私なのですが、お金を増やすことは思ったより大変だと思う理由について考えてみました。
考えられるポイントとしては以下の3点が考えられます。
- 物欲・見栄の有無
- マネーリテラシーの有無
- 家族の理解
それぞれの理由について見てみましょう
物欲・見栄の有無
一番感じるのは物欲・見栄の有無ですね。
私は振り返ってみるとここ数年間欲しいものはあまりませんでした。
むしろ欲しかったのは株式だったり、投資信託の資産残高だったと思います。
みなさんありますよね。欲しいもの。
マイホームが欲しい、いいクルマが欲しい、いい時計が欲しい、おしゃれがしたい、ガジェットが欲しい、といった〇〇がほしいのオンパレード。
もちろん、それを叶えるために仕事をするのは大きなモチベーションですよね。
しかしながらそれらは仕事をどれだけしたら叶うのかと思うとかなりの期間働き続けなければかなわないものが多い気がします。
車なんて軽自動車でも売れ筋は200万前後。
ミニバンに至っては1年間フルに働いてようやく買えるくらい。
すっかり高級車になっちゃいましたね。
さらに買い物をしないのに年会費が1万円もするような金色のプラスチックカードを持ったりするといった見栄もお金が増える芽をしっかりと刈り取ってくれます。
そのためにブラック労働をするのは本末転倒かなと。
マネーリテラシーの有無
2番めはマネーリテラシーがあるかどうかです。
マネーリテラシーといっても株で成功するための分析能力ではなく、最近出版されている入門者向けマネー本レベルのリテラシーです。
しかもこのマネーリテラシーは一朝一夕で身につくものではありません。
リスク資産の許容度を少しずつでも上げていくトレーニングをしているかどうか、非課税制度や確定申告の知識などちょっと調べたり取り組んだりすることで大きな差が出ます。
さまざまな経済的な災害に巻き込まれたり、お金が増えないつらい状況を何年か耐え忍ぶことができるかどうかなど非常に地味なものなんですね。
決してキラキラしたものではないお金の知識をみにつける努力をし続けられるかも大きな理由です。
家族の理解
3番めは世帯を持たれている方向けなのですが、家族の理解も大きな理由だと思います。
夫婦ともに節約家ならば収入が少なくてもお金を増やすことができます。
ところが片方でも浪費家ならば資産を増やすことは非常に難しいと思いますね。
この後でお話ししますが、私も独身のときよりも結婚してからのほうがお金がたまるスピードは比較になりません。
節約家の妻とお金大好きな僕の目標が同じだったことが資産を増やす大きな原動力となっています。
これが妻が浪費家とはいわなくても「人並みの暮らし」を求めていたら資産は増えていなかったと思いますね。
ひめだかの場合はどうなのか
では私の場合はどうだったのかについて振り返ってみたいと思います。
ひたすらマネーリテラシーを蓄えてきた
一番大きな理由はひたすらマネーリテラシーを蓄えてきたということがあります。
預貯金のことや、税金のこと、保険のこと、投資のこと、さまざまです。
情報の収集源は本を読んだりネットをしたりと誰でも得られる情報ばかりです。
決して富裕層向けに特別に提供される情報は一切ありません。
あたりまえですよね。小市民なんですから。
20年くらいはいろいろと情報を仕入れて、チャレンジして、失敗したり成功したりといろいろな経験をしてきました。
それが現在でも資産だったり、このブログを書くための話題になっているわけですね。
特別な情報・特別な勉強法などはありませんでしたので資産の増え方もそれなりですが、これでいいかなぁと思っています。
物欲や見栄がなくなった
私は現在こそエラそうに資産が増えたとか言っていますが、ほとんどの資産は結婚した後なんですね。
独身の頃は車や旅行、外食や飲み会などに散財しており、資産はそれほどでもありませんでした。
さらに結婚式や新婚旅行などでも散財してお金のないところからのスタートです。
それが結婚してからは資産残高がうなぎのぼり。
その原因を考えてみたら結婚後物欲や見栄がなくなったということです。
おそらく現在でも生活はド貧乏のようにみえるでしょう。
車はありませんし、子供は習い事に行っていません(行きたくないというからだけですが)。
服もセシールやヒラキのもので十分満足。
妻が節約家であり、ドライブ・外食・旅行嫌いなため無理して外出することもなくなりました。
質素に暮らしたからこそお金がちょっとは増えたかなと思いますね。
妻とライフスタイルのベクトルが合った
私達家族はライフスタイルのベクトルが合っていると思います。
趣味・趣向は真逆ともいっていいくらいなんですが・・・
目指すライフスタイルとは・・・極力働かず・ミニマムな暮らしをすること。
有名な「働いたら負け・自己防衛」というライフスタイルです。
お金に対するスタンスも趣味も全くことなる私達夫婦が合致するのはこの1点。
それが図らずも現実化しようとしています。
お金持ってないのに強制アーリーリタイアというものです。
通常アーリーリタイアされるかたの資産額は1億円以上が当たり前。
私達家族はその半分も資産は持っていません。
しかし生活費も半分以下なのでアーリーリタイアは無理でもしばらくは世知辛い世の中から逃げることはできるかなと思っています。
これからどうしていきたいか
お金を増やすことが簡単にできるようでできないなか、少しずつ資産を増やしてきた私がこれからどのようにしていきたいかについて考えてみたいと思います。
コンパクトな暮らしを続ける!
資産が増えてきましたが、ここで無駄使いをしようとは思いません。
世間的には貧しそうに見えても、農業県らしく安価で手に入る野菜食を中心とした暮らしをすることでシンプルな食生活を、
そしてライフスタイルも妻にトレーニングしてもらいながらコンパクトな暮らしを目指していきたいと思いますね。
子供の教育にはケチらない
2番めには子供の教育にはケチらないということです。
先程の項目とは相反することなのですが、子供の教育資金はちゃんと蓄えています。
もちろん生活費と同じ器に入れていますが、いざというときにはポンとまとまった資金は出せるようにしておくことを維持しておきたいと思います。
マネーリテラシーを引き続き身につけ続ける
今まで本やネットでマネーリテラシーを身につけるようにしてきたのですが、いささか限界がきたのを実感していますので、ファイナンシャルプランナーの勉強を通して自分のマネーリテラシーを整理したり、追加したりしています。
感じるのはまだまだ知識量が足りないということ。
知識量を増やすことで私自身も「自己防衛おじさん」になりたいなぁと思ってますね。(テレビに出られた方みたいにカッコよくないですが)
そして税金や社会保険料などの知識をもっと増やしてむだに払いすぎているものを適正化・ミニマム化することであわよくば住民税非課税世帯を目指したいと思います。
まとめ:「それが大事」
今回私が感じるお金を増やすことは簡単にみえて実は結構難しいことについて考えてみました。
いろいろと書いてみたのですが、最後に思うのは大事MANブラザーズバンドの「それが大事」という歌の歌詞です。
ベタベタなのですが、まさに「負けないこと 投げ出さないこと にげださないこと 信じ抜くこと」が大事なのかなぁと思いますね。
これからも知識を身に着けてお金を増やすこととミニマムな暮らしをすることの両立を目指して行こうと思います。
では、またよろしくです!
コメント