日興アセットマネジメントのグローバル3倍3分法ファンドとよばれるファンドのことを念頭に新しいファンドには手を出さないでおこうという趣旨の記事を書きました。
しかしながらTwitterでの反応を見ているうちに私の立ち位置が正直よくわからなくなってきました。
ブログの記事を書く一人としては凛としてこうあるべきだ!という内容の記事を書くのが筋だと思います。
ところがそうはいかずただただ右往左往するばかり。
15年ほどインデックス投資をやってきてそれなりの自信をもってきたのにもかかわらず未だに右往左往してしまうことについて考えてみました。
グローバル3倍3分法買うか買わざるか
日興アセットマネジメントの新ファンドグローバル3倍3分法ファンドは新しく、従来の考えでは新しいものには飛びつかないほうがいいというのが私にとってのセオリーでした。
しかしながら、目論見書を再度読み込んでみるとまさに魅力を感じてしまうんです。
一方で、ウォール街のランダム・ウォーカーの冒頭でも書かれているチューリップ・バブルで抵抗している人も結局は球根を買ったというフレーズも頭に浮かび、どうしたらいいんだろうということで悩んでしまいました。
そこでこの3倍3分法ファンドをどのように扱っていこうかなということで考えた結論から先にお話ししたいと思います。
やっぱり買う
基本的に私にはスルーする力が身についていないというのを実感しています。
そのため、少額ですが、3倍3分法ファンドを購入することにしました。
そして様子を見てみることにして、どのような変化があるのかを見てみたいと思います。
たまたま待機資金扱いとなっている国内債券ファンドがあり、プラスの利益が出ています。
ちょうどいいので切り替えてみようかなと感じました。
撤退はしばらく様子をみてから
新しい投資商品は試したくなるというのが私のちょっとしたクセです。
しかも話題の商品ならばなおさらです。
過去にも個別株を買ってみたりFX(トラリピ)をやってみたりとしてきました。
あとは種々の独立系のアクティブファンドも買ってきました。
結果としては全て利益が出た状態で終了させましたが、いい経験ができたのではないかと思っています。
そこでこの経験を生かして3倍3分法ファンドがどのような変化を及ぼすのかを見てみたいと思います。
しばらく運用してみて自分には合わないなと感じた場合には撤退するのもありなのかなと思ってます。
なぜ選んだのか?
ではこのグローバル3倍3分法ファンドを買おうかと思ったのでしょうか。
以下の2つのポイントがあげられます。
ファンドの作りがおもしろかったから
まずいちばんに感じたのはファンドの作りがおもしろかったからというものです。
通常の3分法やレバレッジ投信の特徴をうまく組み合わせて通常とは異なる値動きを狙っているというコンセプトが気に入りました。
ポートフォリオのうちの80%が
- 先進国株式
- 新興国株式
- 国内REIT
- 海外REIT
で構成され、残りの20%の現金の一部を証拠金としてつかい
- 日本株式 20%
- 日本国債 40%
- 米国国債 40%
- ドイツ国債 40%
- イギリス国債 40%
- 豪国国債 40%
と債券の割合を200%にしているというカラクリに興味を持ちました。
通常の資産配分と違って、債券先物による200%のレバレッジをかけられるのは少々不安なのですが、株式のレバレッジよりも基準価額の変化は緩やかなのではないかと思っています。
比較的ローコストだから
次の理由としては比較的ローコストだからというものですね。
目論見書上の信託報酬は実質年0.44%(税別)となっています。
これだけでもいろんなカラクリを打ち込んだファンドとしてはローコストなものとなっていますが、さらに私の場合にはメリットがあるんですよね。
私は投資信託をSBI証券で購入しているのですが、保有していると投信マイレージとして最大0.2%のTポイントがもらえます。
一方でeMAXIS Slimなどのローコストインデックスファンドの場合だと年0.03〜0.05%のポイントバックに留まります。
いつまでこのポイント還元がされるかはわかりませんが、現状では年0.2%のポイントバックはありがたいもの。
また、楽天証券ならば楽天カードによる毎月5万円以内の制限付きですが、クレジットカード積み立てを行うと1%の楽天スーパーポイントが還元されますからお得に購入できますね。
ですので高コストの投資信託を購入するのではないため踏ん切りがつきやすかったのももう一つの理由です。
その他詳細は以下の特設ページがありますのでご覧いただければよく分かると思います。
まとめ:ちょっと試してみます
今回3倍3分法ファンドのことはスルーしようと思ったのですが、一転少額購入してみようと思ったことについて考えてみました。
インデックスファンドのアセット・アロケーションはある程度固定すべきなのですが、多少は遊んでみてもいいのではないかと思っています。
債券価格が急落して暴落することがあるかもしれませんが、それでもゼロになることはないかなと思っていますので購入してみて資産の変化を試してみたいと思います。
ただ、このファンドは通常のインデックスファンドとは異なり、レバレッジをきかせているぶん基準価額の変動は激しいことが予想されます。
ですので初心者の方にはおすすめできないと私は思っています。
このファンドの購入するのは特に自己責任でお願いいたします。
では、またよろしくです!
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