楽天経済圏への移住をめざし、SBI証券においている株式を楽天証券へ移したいなぁと思っている方もいらっしゃると思います。
株式は売却しなくても移管という方法で他の証券会社へ移すことができるものです。
しかも無料で。
せっかく売買手数料を支払って買った株式です。
証券会社へ移すために損益を確定したうえにあらためて売買手数料を支払うのは非常にもったいないもの。
私もSBI証券に預けている個別株を楽天証券へ移管させ、配当金は楽天経済圏で再び個別株を買うための資金にしたいと思っていますので、久しぶりに取り組むことにしました。
そこでこの記事では、SBI証券から楽天証券へ持っている株式を移管させる方法についてご紹介していきます。
SBI証券から楽天証券へ株式を移管する方法
SBI証券から楽天証券へ株式を移管するためには以下のようなステップとなります。
それぞれの手続について見てみましょう。
移管依頼書を手に入れる
まずはなんといっても移管依頼書を手に入れることから始まります。
株式の移管はデジタルなご時世にもかかわらず、手書きの書類となります。
面倒くさいのですが、まずは移管書類を手に入れましょう。
移管書類を手に入れるのはSBI証券らしく少々面倒です。
まずはトップページからサービス案内をクリックします。
するとサービス案内画面となりますので、
次に「移管(入庫・出庫)」をクリックします。
これでページ内にある移管手続きのリンクへ飛んでくれます。
そして移管画面に行ったら、国内株式/投資信託/外国株式いずれかの項目をクリックします。
ここから必要な書類を手に入れることができます。
入手方法は2種類あり、
- 急がない人はSBI証券に依頼書を送ってもらう
- 急ぐ人はPDFのリンクから自分で依頼書を印刷する
いずれかの方法がとることができます。
いずれの場合にも、郵送料は無料となっていますので安心ですね。
ただ、自分で印刷する場合には封筒も自分で用意する必要がありますので少々面倒です。
郵送してもらった場合には、返信用封筒も付属していますので、時間に余裕がある方はこちらの方がおすすめです。
ちなみに、郵送に必要な期間は
私の場合には依頼してから3日後には自宅に依頼書が届いていました。
東京から四国までがこれくらいの期間ですので、概ね2,3日後には届くと思っていただいたらいいのではないかと思います。
そのくらいの時間が待てない方はPDFを自分で印刷することをおすすめします。
依頼書を記入する
次に届いたり、自分で印刷した依頼書に記入する作業です。
特定口座どうしの移管の際に用いる特定口座内上場株式等移管委託依頼書はこのような体裁となっています。
株式移管方法の詳細については以下の記事に書いていますのでご覧ください。
そのうえで、SBI証券から楽天証券に特化した事項としては
- 口座管理機関名:楽天証券株式会社
- 部支店名:本店
- 部支店コード:楽天証券お客様基本情報に記載の内容
- 口座番号:楽天証券お客様基本情報に記載の内容
- 部支店の所在地:東京都世田谷区
- 機構加入者コード:1205760
- 加入者口座コード:楽天証券お客様基本情報に記載の内容
自分の部支店コードや機構加入者コードは以下の要領でアクセスすることができます。
- トップページから設定・変更をクリック
- 基本情報・マイナンバー・口座をクリック
トップページから上の写真のようにクリックすると簡単にアクセスすることができます。
すると、お客様基本情報の中に以下の情報が記載されていますので、それを依頼書に転記します。
- 部店コード(部店名)
- お客様コード(口座番号)
- 機構加入者コード
- 加入者口座コード
移管する株式等の情報を記載が終われば、運転免許証などの本人確認書類を添付してSBI証券へ送付します。
あとは、SBI証券から保管振替機構(ほふり)経由で楽天証券に株式が移されるのを待つだけです。
費用について
費用についてですが、
- 国内株式については無料です。
移管に必要な期間について
株式の移管に必要な期間についてですが、
依頼書を送付してから2〜3週間程度かかります。
結構時間がかかりますが、気長に待ちたいですね。
SBI証券から保管振替機構に持ち株が移行された段階で、SBI証券から株式の預かり明細が消えますが、心配せずしばらくまちましょう。
そのうちに楽天証券に依頼した株式の明細が記載されますので心配いりません。
まとめ:手間はかかりますが無料なのはありがたいです
今回、楽天経済圏への移行をめざすためにSBI証券に預けていた持ち株を楽天証券へ移管させるための方法についてお話ししました。
書類の請求が必要だったり、本人確認書類の添付が必要だったりと非常に面倒なのですが、大手証券会社と異なり無料で移管していただけるのは非常にありがたいです。
今回特定口座内上場株式等移管委託依頼書におけるSBI証券と楽天証券に特化した項目についてお話しましたが、他の証券会社への移管も同じ体裁です。
そのため、一度移管になれておけば、その後の移管手続きは比較的簡単に行うことができますので一度試してみることをおすすめします。
NISA口座の移管ほど難しくないので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
では、またよろしくです!
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