私は住信SBIネット銀行をメインバンクの一つとして愛用しています。
かれこれ数年間愛用してきましたので、メインバンクを住信SBIネット銀行にして感じるメリット・デメリットについてまとめました。
ちなみにこの記事は以下の記事の一部分として書きましたので、合わせてお読みいただけたら幸いです。
私が住信SBIネット銀行を単独でメインバンクとして感じるメリット・デメリットは以下のとおりです。
メリット:ランクによってATM利用手数料と振込手数料が無料、SBI証券との相性がバツグン
デメリット:災害時の対応に不安、税金などの公金の入金ができない
では、それぞれの理由について考えてみましょう。
住信SBIネット銀行のメリット
では、私なりに考える住信SBIネット銀行を単独でメインバンクとして利用した場合のメリット・デメリットとまとめてみました。
まずは住信SBIネット銀行を利用した場合のメリットです。
住信SBIネット銀行を利用した場合のメリットは以下のとおりです。
- ランクによって回数は異なるがATM利用手数料が無料
- ランクによって回数は異なるが他行振込手数料が無料
- SBI証券との相性がバッチリ
では、それぞれ見てみましょう。
ATM利用手数料が無料
住信SBIネット銀行にはスマートプログラムといういわゆる「ポイント制」が採用されています。
給与振込や外貨預金、そして自行のクレジットカードであるミライノカードの利用などによってポイントが計算され、それにともない利用できるサービスが異なってきます。
これにより回数が異なりますが、ATM利用手数料が無料となっています。
自前の店舗のもたないネット銀行はコンビニATMが現金の出し入れをおこなう重要な窓口となります。
これに手数料がかかるようでは意味がないですよね。
スマートプログラムの基本的なランク2だと月5回引き出し手数料は無料となっていますので安心して利用することができます。
他行手数料が無料
銀行を利用する大きな目的の一つとして振込があります。
通常ならば、銀行振込の場合、自行・他行両方共振込手数料がかかるのが普通です。
しかも結構高いですよね。
私は振込手数料はATM引き出し手数料とともに節約したい手数料の一つであると思っています。
これも住信SBIネット銀行を利用するとスマートプログラムのランクによって無料に。
もともと、自行内は誰でも無料なのですが、他行あての手数料はランクによって月1回から15回までさまざまです。
基本的なポジションであるランク2の場合、月3回他行あての振込手数料は無料です。
月3回も他行あての振込をすることは私の場合ありませんのでこれで十分ではないでしょうか。
SBI証券との相性がバッチリ
そして最後にあるメリットはSBI証券との相性がバッチリということです。
もともと住信SBIネット銀行はSBI証券との連携のためにつくられた銀行ですので、ハイブリッド預金という証券との連携のための預金が準備されています。
ここに資金を入れておけば、株式や投資信託の購入するための資金として必要なときに自動的に手当されます。
いっぽうで配当金が入ると、自動的にハイブリッド預金に移し替えられます。
ハイブリッド預金と普通預金の預けかえもネットで瞬時に行えますのでとても便利な機能となっています。
通常ならば預り金を引き出すと翌営業日に振り込まれるスタイルですので、どうしてもタイムラグが発生しますが、ハイブリッド預金と普通預金の場合それもありません。
住信SBIネット銀行のデメリット
これまでメリットをおもいっきり書いてしまいましたが、デメリットがないわけではありません。
住信SBIネット銀行のデメリットは以下の通りだと思っています。
- 災害時の対応に不安
- 公金の引き落としができない・口座振替に制限がある
それぞれについてみてみましょう。
災害時の対応に不安
これは住信SBIネット銀行に限らずネット銀行全般にあてはまります。
ネット銀行は通常の出入金はATM,振込等はインターネットを介しておこなわれます。
もし、大規模災害が発生したときにはどうでしょう。
通信手段が使えず、ATMが利用できなくなったときにははっきり言ってお手上げという状態になってしまいます。
たしかにネット銀行は災害時にはサポートをしますとはよくホームページに書いていますが、どこまでできるのかは正直疑問です。
ですので、ゆうちょ銀行などのリアル店舗との併用をすべきだと私は考えています。
税金などの公金の引き落とし不可・口座振替に制限がある
これが住信SBIネット銀行の最大の弱点だと思っています。
住信SBIネット銀行では税金や年金保険料などの公金の引き落としができません。
他のネット銀行では対応は以下の通りとなっています。
- 申告所得税の口座引落が可能な金融機関:新生銀行
- Pay-easy(ペイジー)を利用した払い込みができる金融機関:ジャパンネット銀行・楽天銀行
住信SBIネット銀行ではいずれにも対応していませんので、ゆうちょ銀行などの別の金融機関で支払う必要があります。
さらに口座振替も制限があります。
多くの企業や収納代行会社を仲介してかなりの割合の収納は可能ですが、すべての会社でできるわけではありません。
私の場合、プロパンガスの契約をしたときには引き落としは不可能でした。
こういった場合にもゆうちょ銀行なら可能な場合が多いのでリスクヘッジとなりますね。
つぎに、住信SBIネット銀行でサービスレベルを判定するスマートプログラムについてご紹介します。
スマートプログラムについて
住信SBIネット銀行には「スマートプログラム」と呼ばれるポイント制が採用されています。
これは、残高や利用している商品によりATM利用手数料や他行振込手数料が無料になる回数が変わるというものです。
ランクによって無料になる回数は以下のとおりです。
最低のランク1から最高のランク4までわかれており、ATM手数料無料回数も月2回から月15回、
他行あて振込手数料が無料になる回数も月1回から月15回まで別れます。
また、ランクは以下の条件によって決定されます。
ランク2 | ランク3 | ランク4 | |
---|---|---|---|
預金残高 | 総預金残高月末30万円以上 | 総預金残高月末300万円以上 | 外貨預金+仕組預金 月末合計500万円以上 |
住宅ローン | 住宅ローン月末残高あり | 外貨預金+仕組預金 月末合計300万円以上+月末残高あり |
|
ロボアドバイザー | ロボアドバイザー資産運用残高月末10万円以上 | ロボアドバイザー資産運用残高月末100万円以上 | |
複数商品の利用 | 以下の項目から2項目 | 以下の項目から3項目 | |
その他の項目 | 30歳未満 |
複数商品の利用項目
- 外貨預金月末残高あり
- 仕組預金月末残高あり
- SBIハイブリッド預金月末残高あり
- 純金積立月末残高あり
- 給与・賞与・年金受取り月内に入金あり
- 目的・不動産担保ローン残高あり
- BIG・toto購入と公営競技入金月内合計2万円以上
- カードローン月末残高あり50万円以上(1項目で2カウント)
- VISAデビットカード月末確定1万円以上(1カウント)3万円以上(2カウント)
- 「ミライノカード」確定1万円以上(1カウント)5万円以上(2カウント)
ランク4などになるとハードルは非常に高いのですが、月に15回もATMで引き出したり、他行あてに振り込んだりするかたも少ないでしょう。
そのような方におすすめなのはランク2(ATM5回・他行宛振込3回無料)なのが現実的です。
SBIハイブリッド預金と外貨預金を1,000円くらい入れておけばランク2になりますのでそれほどハードルは高くないと思います。
私の場合、これに加えて給与振込をしていますのでランク3になっていますが、それほどのランクは必要ありませんね。
まとめ:ゆうちょ銀行との併用がおすすめします
今回、住信SBIネット銀行を単独で利用した場合のメリット・デメリットについてご紹介しました。
ゆうちょ銀行と同様に住信SBIネット銀行は非常に利便性の高い金融機関であると思います。
しかしながら、完璧なわけではなく、デメリットもあるのもまた事実です。
そのため、コンビニATMや他の金融機関あての振込には非常に利便性が高いですのでぜひ利用をおすすめしますが、
一方で、リアル店舗をもたないため災害時には不安を感じたり、税金や社会保険料の引き落としが出来ないデメリットもあります。
そのため、ゆうちょ銀行を併用してはいかがでしょうか。
ちなみにゆうちょ銀行をメインバンクにするメリット・デメリットは以下の記事でまとめましたのでごらんください。
では、またよろしくです!
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