お金が必要になったときにお金をおろせて便利ですよね、ATM。
ただ、夜になったりして急に降ろさなくちゃいけなくなったりしたときにおろして明細書を見るとしっかり「手数料110円」などと書かれているとガッカリしますよね。
ATM手数料なんて払わないに越したことはないんです。
お金を預けているのに逆にお金を取られる、おかしくないですか?
このなんともやりきれない気持ちをなんとかしたいと思いませんか?
このATM手数料をなんとか支払わずに便利に使える方法をお話しします。
ATM利用手数料について
どんなときに支払うの?
ATM利用料について改めてみてみましょう。
ATM利用料は時間外の預金の預け入れや引き出し、そして振り込みに手数料を徴収されるものです。振り込みの場合は別途振込手数料がかかります。
たとえば、三菱東京UFJ銀行の場合は8:45〜21:00までが無料でそれ以外の時間帯には1回の利用ごとに110円がかかります。なお、預け入れには手数料はかかりません。
地方銀行はどうでしょうか。岡山の銀行の中国銀行の例をみてみます。
平日の8:00〜18:00までが無料で、あとは「預け入れも含めて」手数料がかかります。預け入れも手数料がかかりますので結構きびしいですね。
いくらかかるの?
自行ATMの場合1回の利用につき時間外110円、他行ATMの場合平日昼間、土曜日午前中は110円、時間外は220円と横並びです。
利息と比較してどうなの?
普通預金の利息と比較してみます。普通預金の利息はマイナス金利下ですので非常に低く、概ね「年0.001%」です。
100万円を1年間預け入れた場合の利息はなんと税引き前で「10円」です。
もう一度書きます。手数料は1回110円です。一方で利息は100万円預けて年利10円です。
どうでしょうか。手数料を払っているのがバカらしく思えてきませんか?
ただ、夜間や休日しか預金をおろせない方もたくさんおられると思います。
そんな方は次の項目を読んでいただけたらと思います。。
ATM利用料を支払わない方法はこれだ
ATM手数料を支払わない方法はまず第一に「自行ATMで平日昼間に預け下ろしをすること」です。
土曜日は金融機関によっては手数料を徴収されますので注意してくださいね。(とくに地銀は徴収する銀行が多いです)
ただ、休日や夜間にしか銀行やコンビニATMに行けない方もたくさんおられると思います。
次になんとか夜間や休日にATM利用料を徴収されない方法をご紹介します。
メガバンク編
まずはメガバンクの雄三菱東京UFJ銀行の例をみてみます。
まずは普通預金を「スーパー普通預金」(メインバンクプラス)に切り替えて優遇ステージを達成する必要があります。これは普通預金に通帳がWeb通帳になったものです。
自行ATMを終日無料にするためには三菱UFJダイレクトに登録+預金金額が10万円あれば終日無料になります。
コンビニATMを無料にする場合は多少ハードルが高くなります。
月3回までコンビニATMを無料にするためには預金金額を30万円以上か給与振込、MUFGカードの引き落とし、そしてNISA・つみたてNISA口座を開設し投信積み立てをする必要があります。
つぎにみずほ銀行の例です。
みずほ銀行の場合は「みずほマイレージクラブ」というものに加入しなければなりません。ATM利用料をゼロにするためには預金金額が30万円またはスコアリングシステム”J-score”に信用情報の提供があればみずほ銀行・イオン銀行終日無料+コンビニATM(e-net)が月1回まで無料になります。
三井住友銀行も同様の条件です。
三井住友銀行も同様のサービスが提供されていて「SMBCポイントパック」という残高別金利型普通預金とインターネットバンキングがセットになった商品を契約した人にATM利用料が無料になります。
こちらは条件が幅広く
給与振込・年金受け取り、残高30万円以上、Web通帳にする、三井住友カード・セディナカード引き落とし、SMBCデビットの契約
のいずれかで自行ATM・三菱UFJ銀行ATMは終日無料+コンビニATMでは月3回無料となります。
ネットバンク編
ネットバンクも条件によってはATM利用料が無料となります。
ネットバンクもいろいろありますが、ここではジャパンネット銀行と住信SBIネット銀行の例をご紹介します。
ジャパンネット銀行は無条件で入金出金それぞれ1回が無料となります。
さらに1回あたり3万円以上の場合コンビニATMや三井住友銀行ATM、そしてゆうちょ銀行ATMで手数料は無料となります。
3万円以下の場合は1回あたり165円(ゆうちょ銀行では330円(!))かかってしまいますので注意してくださいね。
住信SBIネット銀行の場合はポイント制となっています。
誰でも月2回は手数料無料で引き出しができますがこれを5回無料にしようとすれば30歳未満か、ハイブリッド預金への預け入れ、給与振込をするなど2項目を利用か30万円以上の残高、そして30歳未満などの条件が必要となります。
おすすめだったろうきんは・・・
いままで紹介した金融機関はどれも預金額やクレジットカードなどの条件が設定されているものばかりでした。
私がお勧めする金融機関はずばり「労働金庫(ろうきん)」でした。
ろうきんは口座を持っていればだれでもどこでもATM手数料が即時キャッシュバックされました。(一旦手数料が引き落とされますがすぐに戻ってきました。)
しかも銀行、ゆうちょ銀行、コンビニATMどれでも出入金が24時間無料です。
ですから一旦口座を開けばろうきんの店舗まで行く必要もありませんね。
さきほどお話ししたメガバンクやネット銀行のような条件もありません。
いたってシンプルなものですからおすすめです。
かつてはすべての労働金庫で上に書いたようなATM手数料無料だったんです。
ところがですよ・・・ATM手数料を取るろうきんが出てきたんですね。
ATM手数料がかかる金融機関がある「ろうきん」は以下のとおりです。
どのろうきんもコンビニATMは概ね無料ですが、銀行・ゆうちょ銀行・信用金庫などのMICSネットワークの手数料がかかるところが多いですね。
それぞれのろうきんの名前にATM利用料のページをリンクしていますので見ていただけたらと思います。
まとめ
ATM利用手数料は金融機関のサービスを利用すれば支払わなくて済む手数料です。
しかも預金の利息の金額をはるかに上回る金額が徴収されます。チリも積もれば山となります。
ぜひお使いの金融機関で手数料を支払わないようにするにはどうすればいいか調べてみてください。
わからなければ「ろうきん」の口座開設もいいかもしれません。
以前はどのろうきんもすべての金融機関のATM手数料無料でしたが、現在では足並みが乱れていますのでお住まいのろうきんをチェックしていただけたらと思います。
かしこく金融機関を選んだりポイントを集めてこの無駄な手数料を支払わないようにしたいものですね。
では、またよろしくです!
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