台風やさまざまな気象災害に見舞われることが多々あります。
被害を少しでも回避するために必要な情報が台風情報であったり気象情報ですよね。
台風の場合最も大切な情報である進路予想はどのように得られていますでしょうか。通常はYahoo!天気等で得られているのが多いと思います。
今回はリンク集がてら台風の進路予想や情報を得られるページをご紹介したいと思います。
また特別警報や警報、注意報だけでなく、注意報から警報へ格上げされる可能性についての気象情報も気象庁のサイトには掲載されています。
これらをチェックすることが非常に重要になりますので、今回の記事では地元気象台、気象庁、そして台風の進路のいわばセカンド・オピニオンとなる米軍のサイトをご紹介します。
ウェブサイトは気象庁のサイトがオススメ!
ネットを活用されている方ならば進路予想を得られるのは主にホームページだと思います。
日本国内で進路予想ができる機関は気象庁のみとなっていますので訪問するのも必然的に気象庁のページが多くなっています。
ただ、気象庁の進路予想とは別の予想も欲しいと思うものです。そのなかでも一番メジャーじゃ米軍のサイトをご紹介します。(引用元:気象庁ホームページ及びJTWC websiteより)
気象庁の台風情報は進路予想だけではなかった!
気象庁のHPは台風の情報をゲットするのには第一選択肢となります。
また、非常に充実していて得られる情報は進路予想だけではありませんのでそれも併せてご紹介します。
台風情報はここにあります。
気象庁の台風情報は以下のリンクから得られます。また、トップページからグローバルメニューの「防災情報」→「台風情報」でもOKです。
すると以下のような画面になります。
次に地図上の予報円をクリックしてみます。
すると地図が拡大されます。
ここまではテレビでも得られる台風情報ですが、ここからは気象庁HPならではの情報があります。
本当に便利なのはここからです。
住んでいる地域の暴風域に入る確率や予想時刻がわかる
予報円では結構アバウトで自分が住んでいる地域が予報円に入っているけれども実際どうだろうと思われる方もおられるかもしれません。この気象庁のHPには予報円だけではなく都道府県・そして地域ごとに暴風域に入る可能性が公表されます。
メニュー上の「情報選択」をクリックしていただくと「台風の暴風域に入る確率(地域ごと時間変化」という項目があります。すると下に日本地図で都道府県に黄色く塗られているのがわかります。そのエリアが暴風域に入る確率が公表されているものです。
そして私が住んでいた香川県を選択するとこのように出てきます。
今のところは台風は沖縄にいますのでまだこれくらいの確率ですが、本土に接近するともっと高い精度の確率が表示されます。
また、「分布表示」を選択すると以下のようになります。ざっくりとした暴風域に入る確率の確認するのには便利ですよね。
ここまでが気象庁本体のページから得られる台風情報です。
地元気象台のHPは普段からチェックを!
気象庁のHPはとても的確に情報がまとめられていますが、それを地元向けにアレンジしているのが地元気象台のHPです。この情報は非常に便利ですので普段からチェックされることをオススメします。
各都道府県には気象庁予報部、管区気象台、地方気象台と名前は変わりますがそれぞれの地域のHPがあります。ここで、高松地方気象台のHPをみてみます。
するとアメダスや警報・注意報など地元関連の情報がまとめられています。地図をクリックすると気象庁本体の防災情報にリンクされています。
こういった各都道府県向けのページは以下のリンクにまとめられていますので是非一度見てみてください。
注意報・警報が改善されている
現在は注意報・警報の通知方法が大幅に改善されています。
どのような気象特別警報や警報、そして注意報が発表されているかはYahoo!天気などにもアップされており、注意が喚起されています。
ただ、時間の経過に伴い、注意報が警報に格上げされる可能性や現在発表されている警報がどのように推移していく予定かといった情報は気象庁のサイトが一番的確に情報を得られることができます。
そのため、警報や注意報が発令された場合には気象庁HP「気象警報・注意報」をクリックしてみてください。
すると日本地図が出てきますので、地図上、もしくは都道府県をリストで選択した後に市町村別の気象警報・注意報の一覧が出てきます。
その市町村名をクリックすると上記のような気象警報がどのように推移するか、注意報が警報に格上げされる可能性などの情報を得ることができますのでぜひ一度チェックしてみてください。
避難レベルも設定されてる
2019年より、注意報・警報・特別警報といった気象情報に加えて避難レベルというものも設定されるようになりました。
警戒レベルが1から5まで設定されるようになりました。
気をつけなければならないのは警戒レベル3から5までです。
- 警戒レベル3:高齢者の方や避難に時間がかかるかたは避難を開始する
- 警戒レベル4:「全員が」安全な場所へ避難
- 警戒レベル5:すでに災害が発生している状況。命を守るための最善の行動をとること
となっています。
詳細については内閣府に警戒レベルのページがありますのであわせてご覧ください。
セカンドオピニオンも比較しよう
気象庁のデータは非常に役に立ちますし、更新頻度も日本近海に達すると細かくなってきます。
そのため台風情報のファーストチョイスとしては何と言っても気象庁です。
ただ、気象庁もルートなどが多少ずれることがありますので「セカンドオピニオン」が欲しいところ。
私がお勧めするのはアメリカ軍が提供している台風情報です。
米軍の台風情報
気象庁とは別の予報を出している機関はいくつかありますが、私がセカンドオピニオン的に利用させてもらっているのが米軍の予報です。
にありますJoint Typoon Warning Center(JTWC)の情報です。
JTWCのページ内にあります
TC Warning Graphic
を選択しますと台風の進路予想図が表示されます。
気象庁の予報とは若干ルートが違いますよね。これが米軍サイトのいいところです。
そして気象庁の予報円の仕組みとはことなり中心付近がどこを通るかを線で表示されますので正確にどのあたりを通るかがわかります。
私が気象庁と米軍の両方をチェックしているのですが、イメージとしては以下の通りです。
- 情報量は圧倒的に気象庁
- 単純なルートの精度は米軍のほうが上
気象庁が提供している情報は非常に細かく、しかもいつ台風が襲来するかも予想してくれます。
しかもかなり正確なものです。
ただルートに関しては、米軍のほうが当たっている頻度が高いと個人的には感じますね。
ですのでルートに関しては気象庁と米軍のデータを参考にすればいいと思います。
アジア各国のデータもあるのですが、あまり参考にしなくても大丈夫かと。
ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)
そして米軍と並んで台風の進路予想に役に立つのがヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)です。
気象庁や米軍では5日間の予想しかしないのに対して、ECMWSでは10日分の予想をしてくれるのが大きなメリットとなっています。
すると以下のような台風の進路がわかるという形ですね。
日本や米軍と違ってグラフィックな表示なのでちょっとわかりにくいですが・・・
あと拡大ができませんのあくまで参考にしていただけたらと思います。
まとめ
今年は非常に台風が日本に接近することが多いのですが、少しでも被害が少なくなるようこういった情報のサイトは事前にチェックしてください。そして暴風域に入ると思われる時には準備を早めに行い、上陸する直前にあわてて対策をされないようお願いいたします。
今回ももろに本州・九州を縦断するルートとなっていますが早めの対策をお願いします。そして被害が少しでも少なくなることを祈っています。
では、またよろしくです!
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