来年からスタートするつみたてNISAですが、従来のNISAが導入されるときと同じくらいの盛り上がりとなっています。
通常のドルコスト平均法での積み立てならばこのつみたてNISAに切り替えることで長期間かつ従来のNISAより非課税対象金額が増えることでメリットが大いにあります。
ところが、私が行っているのはバリュー平均法と呼ばれる方法で行っています。
この方法は目標の金額と現在の金額と比較して資産の売買をおこなうため、通常の積み立てとは事情が異なります。
そこで今回は私が現在おこなっている従来NISAと併用しているバリュー平均法をつみたてNISAに変更することについて考えてみました。
私は来年は従来NISAで様子をみます
話題になっていてドルコスト平均法で積み立てをされている方ならば絶対オススメともいえるこのつみたてNISAなのですが、私は来年はあわてて導入せず従来NISAで様子を見ることにしました。
理由としては以下のとおりです。
- つみたてNISAに対する勉強不足
- つみたてNISAにすると従来NISAのロールオーバーが不可能になる
- 今のスタイルを変えるのがめんどくさい(笑)
では、それぞれの理由について考えてみましょう。
つみたてNISAに対する勉強不足
このような投資ブログを書いている一人ですので、ある程度のつみたてNISAについては理解しているつもりですが調べれば調べるほど自分が勉強不足であると実感しています。
従来NISAの導入のときと同じなのですが、お上=金融庁が決める制度のため、導入前後は細かい点で制度の運営方法が変わっていきます。
そのため制度導入直後から飛びつくように取り組むのはちょっと得策ではないのかなと感じました。
それを補う上での個人投資家向けのイベントを金融庁は開催しているのですが、地方在住の私は残念ながら東京や大阪のイベントに参加することはできていません。
ネットで資料を読んでみたのですが、やっぱり制度導入直前は手探り状態という印象が拭えませんので、制度が落ち着くまでは様子を見てみることにしました。
投資スタイルを変えるのがめんどくさい(笑)
私はいままで何回も投資スタイルを変えてきました。
そこで現在はバリュー平均法を活用した(といっても適当に自分に合わせただけなのですが・・・)投資スタイルに変更して自分自身もそれなりに満足しています。
これをまた変更するとなると結構めんどくさい。
投資している金額が少ない場合には機動的に動けるのですが、それなりに増えてくると動きづらくなることを実感してきています。
また、10月に転勤のため引っ越しを伴う新しい職場で仕事を始めていますので家族の生活を安定させることにエネルギーを使っていきたいという個人的な事情もあります。
つみたてNISAにするとロールオーバーが不可能
それでもやはり新しいことにチャレンジするべきだと思い、当初はつみたてNISAを利用することを考えました。
最終的に見送りを決断したのは以下の記事です。
従来NISAは5年間運用した枠を1回乗り換えるロールオーバーをすることにより実質的に10年間非課税で運用できることになっています。
ところが、つみたてNISAを導入すればこのロールオーバーができなくなるとのことです。
過去数年間従来NISAで運用してきた私にとってはちょっと驚きの記事でした。
まとめ:制度が落ち着いてから再び考えたい
どうせならば新しい制度であるつみたてNISAを私の投資スタイルに当てはめられないかと考えてみましたが、いろいろと考えた結果様子見が今のところいいのかなという結論になりました。
私は従来NISAやジュニアNISAを現在は利用していますが、いずれも導入当初は見送ってきました。
それは制度導入直後は情報が錯綜して右往左往するのが嫌だったからです。
今回のつみたてNISAも制度自体には非常に魅力があるのですが、後発の制度のため制度運用直後の混乱が予想されます。
そのため数年間は様子をみながら、つみたてNISAに移行させるか、あるいは従来のNISAのままロールオーバーをして運用していくのかをあせらずゆっくりと考えていきたいと思います。
新しい制度ができたから即利用しよう!とするのもいいのですが、従来型のNISAを利用している方はもうちょっとゆっくり考えてから結論を出すのもいいのではないでしょうか。
では、またよろしくです!
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