今回はいつもの節約ネタや投資ネタとは違った関西人にとって当たり前でもいざ離れてみると当たり前でなかったことをご紹介します。
私は大学を卒業するまではずっと大阪に住んでいました。就職で大阪を離れて転勤を繰り返し、現在は四国で暮らしています。
そのようなわけで今回は2つの当たり前でなかったことをお話ししたいと思います。
お好み焼きのこと
大阪の人は関西風お好み焼きのことをどのように呼びますか?
当然のことながら「お好み焼き」ですよね。
一方で広島の人は広島風お好み焼きのことをどのように呼びますか?
当然のことながら「お好み焼き」です。
大阪の人は広島風お好み焼きのことをどのように呼びますか? 「広島焼き」と呼ばれる方が多いですよね。
一方で広島の人は関西風お好み焼きのことをどのように呼ぶのでしょうか? それは
「混ぜ焼き(まぜやき)」です。
お互いが地元のソウルフードを「お好み焼き」と言っていますので譲ることはありません。私も転勤で広島へ赴任するまではそのようなことは考えてみたことがありませんでした。
だって、関西人にとって「お好み焼き」とはあのパンケーキのように混ぜて焼いてちょっと辛めのソースをかけて食べるものが「お好み焼き」なのですから。
しかしながら広島の人にとっては「お好み焼き」はクレープ状の生地に千切りキャベツを山盛りにしてそばや卵をのせてプレスしておたふくソースのような甘いソースをかけて食べるものなのです。
実際に広島のお好み焼きやさんでこの表記を見た際には非常にショッキングなものでした。 いかに自分が大阪から離れたことのない「井の中の蛙大海を知らず」だってことを実感したのです。
それ以来両方のお好み焼きをたくさん食べた私は両方のお好み焼きは別の食べ物であるという認識をしています。
つまり両方をリスペクトするようになりました。
「広島焼き」「混ぜ焼き」とお互いのソウルフードをけなし合うのは両方のお好み焼きが大好きな私にとっては非常に心苦しいです。
ですから私は「広島焼き」「まぜやき」とは呼ばずに『「関西風」「広島風」お好み焼き』と呼ぶようにしています。
もちろん話す相手の出身がわかっている場合には「〇〇風」は外して単に「お好み焼き」と呼びますけどね。
それぞれのプライドを汚さないいい呼び方があるといいのでしょうが、ボキャブラリの乏しい私には「〇〇風お好み焼き」と呼ぶのが精一杯です。
夏の甲子園の中継
8月になると「全国高校野球選手権大会」いわゆる「夏の甲子園」が行われますよね。
関西圏では高校野球中継が地上波ではNHKとABCの2系列で全試合1日中放送されることは全国で放送されていると思いませんか?
ABCの中継ではかつてはコマーシャルも画面の下3分の1の帯状で上3分の2をアルプススタンドで応援する女子生徒を写していたものです。
これは関西を離れると当たり前じゃないんです。
ABCの高校野球の全試合中継は「関西ローカル」なんです。
関西を離れるとテレビ朝日系列の放送局は夏の甲子園の期間中地元の試合以外は「通常の番組」を放送しています。
地元の試合のみはABCから中継して放送しています。
これも大阪から離れて初めて知りました。 テレビ朝日系列の局の番組表をみて 「あれ??甲子園やってへんやん」 とおもったものです。
私は野球好きではなく正直なところ夏の甲子園の間はABCで1日中野球中継が流されることがあまり好きではありませんでした。
しかし関西圏ではそんなことはおかまいなしでNHKとABCの2系列で全試合中継することが当たり前の感覚になっていますので早く決勝戦が終わってほしいと願っていました。
そのような悩みは関西圏以外では起こらなかったわけですね。
全試合を見たければNHKでいいですし。
現在ではBS朝日でも全試合中継していますのでBSが見られる方でNHK以外の中継を見たい方は見ることができますよ。
ちなみにABCはAMラジオも放送している(いわゆるTBSやCBCみたいなラテ兼営局です)のですが、こちらも夏の甲子園のときには全試合中継しますのでラジオもNHKとABCのダブル中継をしていますのでABCラジオが聴ける範囲の方ならばNHKとは違った実況中継ですので聴いてみるのも面白いと思います。
まとめ
大阪に限らず地元で当たり前になっていることって地元以外では当たり前でないことがたくさんあります。
「秘密のケンミンSHOW」という番組が10年近くも放送されていることからもそのネタの多さは計り知れません。
私も大阪を離れて20年近くなっていますが「元大阪人」の立場で大阪をみると結構いろいろ面白いものもあります。その一部が今回お話しした話題です。
また感じることがあれば記事にしたいと思いますがスルーしていることが多いので思いつくかわかりませんが・・・・
では、またよろしくです!
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